あらすじ
天才か、稀代のペテン師か。
東日新聞社役員の西岡は、会社絡みのある通夜席で、久しぶりに販売局お客様センター窓口の折原と顔を合わせる。折原は、かつて西岡が地検特捜部担当になった頃、他紙を凌駕する存在だった。
彼を中心に据えた東日検察回りの面々は、一連のゼネコン疑獄報道の果てに巨悪に辿り着く。だがその栄華も長くは続かなかった。折原はある出来事を機に記者職を追われてしまう。
空前の東日スキャンダルが、折原を起点に発覚したのは、ふたりが酒を酌み交わしてからまもなくのことだった。
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感情タグBEST3
Posted by ブクログ
2023.07.14
サイコー!
登場人物がそれぞれ魅力的で引き込まれた。嬉しかったのは山のシーンである。
「こうなるんじゃないかなー」と思ったとおりに展開した。
そのことに限らず、この後どうなるのだろうと興味を惹きつけてやまない一冊。