荒木源のレビュー一覧

  • ちょんまげぷりん 2

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    面白かったので、あっという間に読んでしまった。

    完全に前回の話と連続しているので、かならず「1」から読むことをお勧めする。
    まあ、上下とあったら「下」から読む人は居ないわな。

    前回は過去から現代へ、「2」ではその8年後、現代から過去へのタイムスリップする設定。
    保育園へ通っていた友也が、ちょいとひねた中学生になっていて、一人で江戸時代に放り出され、色々な経験を重ねながら大人になっていくというお話。
    1もそうだけど、ちゃんと元の世界へ戻ってくるのでご心配なく。

    読んでてガツンとくるような内容ではないけど、マンガ、ドラマのように気楽に楽しめる小説です。
    なかなか面白のでお勧めですよ。

    ただ、納得できない点がひとつ。
    文庫本の表紙デザイン。
    「ちょんまげ・・・」と言ってるにもかかわらず、散切り長髪着流し侍のイケメンアニメ男子ってのはどうなの?

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    2023年05月01日
  • PD 検察の犬たち

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    同年代の同業者による小説。古き良き時代の記者の仕事ぶりと現在置かれている新聞業界の問題点が生々しく描かれていました。

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    2023年03月02日
  • PD 検察の犬たち

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    過去と現在の2つの事件が同時に描かれる。贈収賄、新聞社のデジタル化、検察の対立などが絡み合い面白かった

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    2023年02月13日
  • ちょんまげぷりん

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    ネタバレ

    どうなる?どうなるのか?
    と先が気になり一気読み。
    それは急に来たけれど、良い終わり方だと思った。
    過去に戻った安兵衛の未来が見えたのが良かった。

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    2022年12月17日
  • ちょんまげぷりん

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    タイトルに惹かれて読み出したら、面白くて一気に読み終えてしまいました!頭と心の休憩としての秋の読書にオススメです。

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    2022年11月17日
  • オケ老人!

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    ネタバレ

    スパイいるかなぁ、と思いながら読みましたが、なんかいい感じに沁みて行きました。
    最後、コンサートで、奇跡が起きてパーフェクトに終わるのではなく、あ、ミスった、でもふんばった! いいよ、いいよ、それが味だよ!って…
    涙出ました。
    主人公があぶらげかっさらわれるのも、スパイが息子になっちゃうのも、なんかもう、柔らかくてあったかくて。
    心地好いです。

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    2022年02月05日
  • 残業禁止

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    いい話だった。成瀬が、最初は残業時間の上限をいかに切り抜けるばかり考えていたのが、高塚の自殺未遂などをきっかけに、完全にすぐにはなくせないが、無くす方法を模索していく姿を見て、そう思った。
    最後の、高塚の浅田がくっついたのはクスリときた。

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    2022年01月17日
  • ちょんまげぷりん 2

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    今作は前作で木島さんが転がり込んだ家の息子が江戸時代に行く話。
    現代に生きる人間が江戸時代に行くとこんな感じになってしまうのだろうなと思わせる構成で、面白く読んだ。
    お上は頭が固く、庶民は柔軟に起こったことを受け入れ、創意工夫の中で生き抜こうとする姿がいい。
    未来の話を受け入れる茶運び人形の作者や幼い勝麟太郎が出てきたりで、飽きさせない物語となっている。
    都合よくできているところはご愛敬としても、息子君の成長物語としても楽しめた。

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    2021年08月30日
  • ちょんまげぷりん

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    現代の日本人の気持ちのありようを批判している内容に思う。
    他人のことを見て見ぬふりをしたり、自分だけが正しいと思い、人の意見を聞かなかったり。
    自分のことを言われているようで耳が痛い。
    それを江戸時代の人を使って言わせている。
    物語とは言え、それをすんなり受け入れるシングルマザーも大したもんだし、時代の寵児として祭り上げるマスコミにも呆れる。
    SFと言うより、現代風刺と思った。

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    2021年08月03日
  • 大脱走

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    ブラック会社に就職してしまった女性が会社での立ち位置も見つけながらも、新しい部下の新入社員がとんでもなくやる気のない子だった事に端を発するお話


    就職難の中、中堅レベルの女子大の片桐いずみはギリギリのところで住宅リフォーム会社の社長に雇ってもらえることになる
    しかし、初出社早々に理不尽なルール、罵声罵倒、コンプライアンス違反な飛び込み営業、安月給という事実に直面
    しかし、就職難の時代、退職という選択肢を考える事もできず、なんとか自分なりの営業方法で結果を残そうとして会社に残る
    3年後、クリーンな営業を心がけながらもある程度の結果を残すという形で自分との折り合いをつけていた片桐に新人の部下が任された
    新人の俵は遅刻、サボり、言い訳と全くやる気を感じない男で、対応に困る
    新人ながらもノルマだけは一人分としてチームの数字を負わされた片桐は休日も返上で営業をしたところ、人のいい認知症と思われる老婆宅に出くわす
    グレーゾーンと知りつつも契約を交わした片桐に襲いかかる怒涛の展開



    えーっと、この会社のモデルってあったりする?(笑)
    やたらと気合いの入った朝礼、飛び交う罵声、本来の目的ではないフロントで訪問してアポ取り、アポ要員とクローザーの分担、歩合制、工事は自社では行わない営業会社、高い退職率で入れ替わりの激しいとか

    なんか、いくつも共通点がある会社知ってるー(笑)
    大丈夫、コンプライアンス違反はしてない、そう、グレーではなく白
    だよな?
    まぁ今の現場は知らないけど、社員にも昔ほど厳しくあたってないんじゃなかろうか?と希望的観測


    最初は片桐さんに共感を覚えていたんだけど、俵を相手にしているところなんかは会社に染まっているのが伺えてちょっと残念な気持ちになる
    ま、最終的には思い直しているからいいんだけどね
    真っ当な会社にするって大変でしょうねぇ


    大木田も「こんな嫌な人いるー」と思いながらも、中盤からは同情的に思える
    その選択肢は悪手だろ?と思うけど、追い詰められると正常な判断ができなくなるもんなぁ


    認知症のお客さんと契約というのもどこで線引するかだよね
    どうやって認知症と判断するかだけど、世の中には変わった応対をする人もいるし、少しでも疑いを感じたら契約しないとなると営業が成り立たない場合もあるし
    となると年齢で区切るのが現実的か?
    しかしまぁ政治家や経済界の重鎮のように、老齢が当たり前で判断を任されるポジションというのあるからね

    後で「そうは見えなかった」というしらを切って見逃されればいいというわけでもなく
    本来は契約可能な条件を明確に規定しておくべきだよなー


    トマトの品種改良だけど
    トマトってそもそも原種は厳しい環境の植物だし、水も栄養もそんなに必要ない植物なんじゃなかったか?
    水をやりすぎると水っぽくなるというのも本来の性質なわけで
    なので、手をかけないほどいいという生育条件もそんなに間違ってもない気がする
    ただ、雑草も抜かなくていいというのまでいくと、現実的ではないかなとは思う


    裁判の証拠に関してだけど
    認められないんじゃないかなー
    本来だったら動画とかの提出になるんだろうけど、それだと個体の特定という意味で難しくなるわけで
    となると実際にその場でということか?
    まぁ、所詮はフィクションですしね


    タイトルが大脱走という事だけど
    ちょっと違う気がする

    「大逃避」「大脱力」「大サボり」
    そう、「全力サボり」が一番近い気がする

    けど、インパクトとか語呂が悪いので、「大脱走」が適しているのかねぇ

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    2021年07月02日
  • 残業禁止

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    今どきのタイトルにひかれて読み始める。
    ゼネコンという畑違いの業界なので、実業は分からないが、これを読んでいると自分が働く業界は平和だなぁと実感する。
    実際は小説のように劇的には変わらないと思うが、本当の意味での働き方改革とは、を追求する話になっていると思う。

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    2021年01月21日
  • ヘビメタ中年!

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    高校の同級生のバンド仲間4人が、40代になってから、地元で再結成したメタルバンド「ブラッククロー」。もちろんそれぞれの仕事を持つ4人である。外科医でボーカルの江並のところに、患者が1枚の写真を持って現れる「これって、先生ですよね?」…。

    秋の音楽関係は激甘祭。今回も評価が甘めなので話半分で読んでもらって結構。

    これまでの高校青春バンド小説とは異なり、すでに出来上がっているオッサンたちの話である。つまり「ギターってどうやって弾くんだ?」みたいな話は出てこない。というか、あんまり楽器の話は出てこない。

    内容はアンソロジーで5本。4人のそれぞれの仕事周りの話と残り1本だ。それぞれが、1970~90年代前半(メタルの全盛期だ)の曲名がタイトルにある。そのタイトルにきちんと沿った内容になっているのは、凝ってる。かなり無理はあるんだけど。

    最初の外科医江並の話でかなり驚いたのだが、メタルの曲に詳しいのはともかく、腹腔鏡手術の手法など、よく調べてあり、作者は医者か?と思ったが違うようで、ここは本当に感心した。

    ギターやベース、ドラムの楽器の段になると、シュルシュルと尻すぼみになっているのは、やっていない人には仕方がないとして、車の販売営業の記述は雑になり、魚屋は祭りということで投げっぱなしになっているのは少々残念だ。

    最後は、いろいろと伏線を拾ってはみたものの、散漫な終わり方。文章が前半やドラマーの項に比べて見るからに雑になっており、編集者もめんどくさくなったのか。

    でもまあ、目次を見て、章のタイトルで「あの曲かあ」とわかる人にとっては、より楽しめる作品となっている。わからない人も、それなりに楽しめるはずだ。

    余談。編集者の意向だろうが、当時メタルを聞いていた人は「ヘビメタ」と言わない。「メタル」だ。本文中で「ハードロック」と区別して書いているあたり、よく分かるのだ。

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    2020年10月29日
  • 残業禁止

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    ネタバレ

    とても共感できる話だった。
    残業は減らしたい。でもやらなければいけないことが減るわけではない。
    そして仕事に誇りがあるからこそ、責任があるからこそ適当にできるものでもない。

    しょうがないという言葉で残業を容認するつもりはないし、長く勤める上ではワークライフバランスが大事だと思うけれども、それをルールだからと残業なしを強行するのも違うという考えは確かに!と考えさせられた。

    そこらへんのビジネス本より実態を捉えているとても良い本だと思った。

    ただパートの近藤さんの手取り額が正社員勤務残業ありの自分より高く、現実味を感じなかった。
    (安倍前首相の言葉を揶揄したのかな…)

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    2020年10月08日
  • 残業禁止

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    お仕事エンタメ小説。
    サクサク読めて、スッキリするお話。
    建築業界のことは分からなくても、多分こんな感じなんだろうな…と現場の大変さが分かる。
    働き方改革とは何か、といったことを考えさせられる。
    建物が建つってすごいことなんだなぁ、と感じた。

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    2020年08月10日
  • オケ老人!

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    音楽っていいなぁ。音楽じゃなくとも、一緒になって何かに向かって行ける仲間がいるっていいなぁ。と思えた作品。面白さも感動もあり、熱くもなった。
    小説内に出てくる楽曲を聴きながら、そのシーンを読み直してみたい。

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    2020年06月15日
  • オケ老人!

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    おじいちゃん、おばあちゃんがオーケストラで活躍するお話ですが、主人公はおじいちゃんでもおばあちゃんでもありません。ご老人たちと触れる中で成長していく中年教師、チンピラな青年、実業家、そしてスパイ。こう書くと何が何だかわからないお話ですが、読み終わるとさわやかな気持ちになります。音楽っていいですね。

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    2020年06月05日
  • 早期退職

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    バリバリ働く50代の管理職
    ある日突然リストラ勧告を受けるわけだが、そこで辞めるののか辞めないのか。
    悩む気持ちがよく表されている小説

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    2020年01月20日
  • 残業禁止

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    かなりの程度にはエンタテイメント向けに誇張されて書かれている感はあるものの、社会を毎日実際に支えている仕事師たちの日常や本音はこんな感じ。

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    2019年11月19日
  • オケ老人!

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    後半はスピードアップで物語が進んでいきリズム良く読めた。

    音楽が分かるって素晴らしいなぁ…。子育てが落ち着いたら、音楽教室に行ってみたいな。いや、息子と一緒に何か始めても楽しいかもしれない。

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    2019年10月17日
  • 大脱走

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    ブラック企業に立ち向かうぎりぎり昭和生まれの女。
    面倒くさいことから避けるための努力だけは惜しまない、無欲な平成生まれの新人。
    なんのために働くのかが人それぞれなのと同じく、ブラック企業に勤めてしまった人々がどう立ち向かうのかも人それぞれ。
    個人的には無欲な新人くんの行く末が、想像できそうでできないので、ぜひ続編を期待したい!

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    2019年04月29日