荒木源のレビュー一覧

  • ちょんまげぷりん

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    大河ドラマの影響で江戸時代に興味持ち積読にあったことを思い出して読んでみた。タイムスリップものでコミカルな内容で予想外だったけれどサラッと読めた。もう少し歴史の実話のような内容が読みたかったからちょっと選書間違えたかも。それでも続編が出てるようなので見つけたら読んでしまうかなぁ。

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    2023年09月08日
  • PD 検察の犬たち

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    55正義感と社会的使命の衰退した業界の不沈と、陰謀とが混じり合って、整理しながら読む必要がある大作でした。ここまで深い想いが登場人物それぞれにあると読んでてしんどかった。

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    2023年04月22日
  • 独裁者ですが、なにか?

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    北とは言ってないけど表紙を見てわかる通り、独裁者のお話。
    フッと鼻で笑ってしまうような皮肉がたくさんあるけど、途中飽きて読むのやめようかな〜と思った。
    でも、なんだかんだ読み進めると最後のほうは面白かった。
    北の人がこんなふうに物事を考えているかはわからない(多分考えてない)けど、ミサイル発射の失敗については現実に起こりそうでちょっとヒヤヒヤした。

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    2022年11月01日
  • 残業禁止

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    ネタバレ

    y


    正直に言ってしまうと、どんな綺麗事で終わるのか不安だったが、綺麗事で済ませていなくて面白かった。

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    2021年04月08日
  • 残業禁止

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    ネタバレ

    刺激的なタイトルに惹かれて手に取った本。
    小説だけど、しっかり現実に沿った社会問題と具体的な解決がストーリーに盛り込まれていて、お仕事エンタメ小説で終わっていない。  

    大手ゼネコンの社員・成瀬が現場所長を務める横浜のホテル建設工事は、東京オリンピックを目前にして工期がギリギリな上、現場監督の人手不足、急な仕様変更、労使協定による残業規制、近隣住民からのクレームと問題だらけ。
    本社、管理部門に解決策を求めても聞く耳は持たず、現場は疲弊、混乱。そして部下が倒れたり、残業時間の隠蔽を余儀なくされたり、部下が自殺をはかって左遷されるという、もう大混乱の展開。

    後半は、少し無理やりな現場復帰と別の問題勃発、予想外な助っ人などドタバタだったけど、成瀬がただ問題を嘆いて終わるのではなく、自分自身の過去、時代の変化と向きあい、1つずつできることから確実に変えていく姿は良かった。

    働き方改革、ワークライフバランスは本当に実現できるのか、という成瀬の悩みがすごくリアルで、組織の実働部隊・現場と、上層部・管理部門との問題認識レベルの格差が生々しく伝わった。残業を減らし、働き方を変えることで、仕事の質やプロセスなど妥協するところも出てくるという気付きも、働き方改革の理想を打ち上げて終わりでないところが良い。
    また、残業を減らすことで守るもの、それは健康と家族だが、夫の家事への意識改革も必要なことに触れていたのが良かった。家庭での家事分担、夫の子育て参加が実現してこそ、社会全体としての働き方改革といえるんだろうなぁ、と思う。

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    2020年09月16日
  • 早期退職

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    菓子メーカーの50代営業課長が、社内募集の早期退職者に手を上げるか悩みながら自分のやりたいことを改めて考える話。
    定年も年々年齢が上がり、終身雇用や年功序列も関係なく、働き方がどんどん変化していく昨今。そのうち定年という概念さえなくなりそう。

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    2020年08月07日
  • 早期退職

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    50代の課長が早期退職をするかしないか悩むお話

    タイトルから想像するに、早期退職を迫られて応じたその後な感じがしたけど、実際に描かれてあるのは、早期退職するかしないかを延々を考える過程

    お菓子メーカーの営業課長に打診された早期退職
    リストラなのか、セカンドライフをスタートする転機なのか、会社にしがみついても仕事をするか、会社もろとも倒れるくらいならいっそこの機会に退職したほうが……
    といった感じで悩みは堂々巡り

    主人公の辻本壮平は4人家族の大黒柱
    家のローンは払い終わっているし、上の子は働いていて下の子は大学生で就職先が決まっている
    妻と二人だけなら年収が低くなってもまだなんとかやっていけそうな感じではあるが、真面目に仕事に打ち込んできた自分とリストラめいた早期退職の募集にショックを受ける

    僕の10年後はどうなってるのかね?
    家のローンは払い終わってないだろうけど、子供の養育費はもう少しって感じ
    今より年収が上がっていればいいけど、この人の下る年収と同じくらいしか貰ってないからなぁ
    ま、課長なんてそんな地位にはなれないんだけどね

    なので、同期の澤の方が考え方は近いだろうか
    多分会社にしがみつくと思う


    あと、倉橋についてはちょっとなぁ
    どちらにしろ受け入れられないなぁ
    辻本が倉橋の行動を把握していないというのが問題だし
    倉橋にしても上司への報告は最低限しなきゃいけないでしょうに
    ってか、それで上手くいっているんだったらそれなりの数字として上がってきてると思うけど、それがないって事は効果がないんじゃないの?
    と思わないでもない

    営業の1課と2課の違いにしても、規模が違うんだったらそれぞれ違う評価基準が必要だろうに
    組織としての評価方法に問題があるのではなかろうかと

    そんな会社だから終盤のアレにつながってるのではなかろうか?

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    2020年07月15日
  • オケ老人!

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    最初は話主が複数あり混乱しましたが、読み進めるとどんどん引き込まれます。出てくるご老人たちは元気でしたたかで個性的。主人公は巻き込まれ型で流されて行きますが、まっすぐ素直なところが良いところ。
    音楽が好きな人たちが集まっていて、読んでると羨ましくなってしまう。
    特に最初ド下手くそなウメキョーのご老人たちの演奏が、終盤になる頃にはホールで演奏してみたいよね、てとこまで上手になるのがスゴい!ラストの盛り上がりはとても素敵なので、ぜひ最後まで読んでほしい一冊です!

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    2020年07月06日
  • オケ老人!

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    ネタバレ

    2020.6.2
    次の瞬間、ホールがはじけた
    この一文にしびれました。
    オーケストラの個性あふれるメンバーが、暗闇で解き放たれたように演奏している姿を想像すると
    胸が熱くなりました。
    ロシアの諜報員は必要あったか…??

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    2020年06月05日
  • 残業禁止

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    ネタバレ

    建設業で現場監督をしている部署で残業時間が規制されるが、しごとが山ほどあり納期までに終わらず、、、というお話。残業は自分でもしているが、建設業界で働いたことがないのでいろいろ新鮮な内容だった。
    新卒で仕事ができないがプライドの高い高塚という人が出てくるが、「いるよなあ、こんな若者」と感じた。先輩の鍛え方次第かもしれないが、最近はこういう草食系が増えている気がする。
    最後、主人公が妻に断りもなく、自分の妻をパートとして契約させる場面があるが、いくら家族でも「断りもなく」はだめだし、そこだけずいぶん強引な気がした。

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    2020年04月06日
  • 残業禁止

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    ビルの建設現場のそばを通るとき、そこで働く職人さんを見るだけで胸がキュンとして泣きそうになるという友人が私のまわりに少なくとも3人はいます。なんでさと笑っていたのですが、この本を読むとなんとなくその気持ちがわかる気がしてきました。

    オリンピックの集客を見込んで建てられるホテルの建設現場を仕切る準大手ゼネコンの現場監督。サブロク協定違反があってはならない、だけど納期は延ばせない。

    三十路を超えるとなかなか考え方は変えられんと思っているので、五十路近くなってもこんなふうに柔軟に考えられる人は良いなぁ。目指したい。

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    2019年11月15日
  • 探検隊の栄光

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    某番組をネタにしたお話
    アノ番組、なんとなく覚えているんだけどほとんど記憶に残ってねぇ(笑)

    確かに今思えばツッコミどころ満載だったなぁ
    尻尾から落ちてくるヘビ、腕時計の跡がある腰蓑の現住人、動かないサソリとかね
    あと、来るときは色々あったのに帰りは何事もなく帰っていく探検隊
    大発見をしても論文発表をしない奥ゆかしさ(笑)

    この辺は嘉門達夫の歌詞の影響で覚えてるだけかな

    とまあ笑いどころもセルフツッコミしつつ、ストーリーとしてはゲリラに捕まったり銃撃戦があったりと、結構重めの展開だったりする
    その辺は流石は荒木源って感じ

    雰囲気的には山本直樹の漫画「僕らはみんな生きている」っぽい
    どこまで行っても行動原理は日本企業らしいところとか、問題解決もやはり培った技術力で勝負するとかってとこが似てる

    偽物を本物に見せるという技術は本物という伏線がちゃんと描かれてあって銃撃戦の展開というのも説得力がある
    社内の研修用映像を撮ったことあるけど、撮影の大変さを思い知ったからなぁ
    本物っぽく見せる&見た目のインパクトの両立って難しいんだよなぁ

    あと、なぜ場所が政府側にバレたのか?というミステリ要素もあり

    なかなかに色々な要素が詰まった小説

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    2019年07月01日
  • ちょんまげぷりん

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    もっとスイーツに特化したストーリーを期待したけど、具体的な描写はなく、タイムスリップに寄ったお話しでした。

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    2019年06月01日
  • オケ老人!

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    面白い。
    実際老人主体のオーケストラにもたまに参加するので
    よく理解されているなあと感心します。
    ただ野菜を楽器にするあたりまで来るともうマンガチック。
    でもそれぐらいの方が世間一般には受けるのかなあ。

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    2019年04月19日
  • 探検隊の栄光

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    読んでいる間中、頭の中を川口探検隊がぐるぐる回っていた。読みにくいなと思いながら読んだが、探検隊とゲリラが次第に打ち解けていくところから読ませられる。

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    2019年02月15日
  • ちょんまげぷりん

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    シングルマザーの遊佐ひろ子は、ある日、侍の格好をした男と遭遇する。
    男は180年前の江戸時代からやって来たと言う。
    という、王道のSFもの。

    しかし、内容としてはかなり社会風刺が効いている。
    正社員、契約社員、派遣社員。雇用形態の不安定さによる未来への展望。
    家事、育児、男性女性、主婦、主夫。
    昨今では、女性の社会進出がごく自然に当たり前になってきているが、未だ男は外で稼ぎ、女は家を守るという旧態の考え方もなくなってはいない。

    そんな中、儒教、主に朱子学が盛んであった江戸時代からやってきた男が平成の世でシングルマザーをする家にスーパー主夫として居候することに。
    彼は江戸時代、旗本直参であったという。上様直属の部下であるが、その仕事内容は、天下泰平の世の故、ひがないちにちぶらぶらすること。給料である禄はもちろん支払われる。

    現代の働くことの意義や仕事を通じて生きて行く中で、何が大切であるか。
    さくっと読めるエンタメものだが、中々にはっとさせられる一冊でした。

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    2019年01月10日
  • オケ老人!

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    平均年齢おそらく世界最高齢のアマチュアオーケストラ。とある町の爺さん婆さんたちの寄合い。
    そして、ロシア諜報員とカラシニコフ。
    チューニングはでたらめで、元陸軍軍楽隊が金管吹き。レパートリーは浜千鳥、荒城の月、花嫁人形、五木の子守唄...およそオケからは遠いが...
    寿司屋の大将は大根をその場で捌き、即席楽器で音を奏でる。そして、ひょんな繋がりで世界的コンマスが作曲することに。その名も大根協奏曲。

    楽器を経験したことがある人はより面白いだろうな。
    この上なく爽やかな一冊でした。

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    2018年12月20日
  • 早期退職

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    新聞広告で見かけたので購入。ある日突然、会社で早期退職者を募りはじめる。会社はやばいのか。上司や同僚の一言一言に疑心暗鬼になる主人公の心理がよくわかる。転職するときなど「本当にこの会社でいいのか」と自問自答するあの心理に似ている。

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    2018年11月20日
  • 探検隊の栄光

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    テレビ業界が華やかかりし時代の80年代。
    一年中真夏のような季節のとある国での、冒険もののロケをしに行く一行。伝説の大蛇を求めて群林をかき分けてゆく、いわゆる「やらせ」満載のエンタテインメントだ。
    そんな折、反政府軍のゲリラに遭遇し、捕虜にされながらも、何故か撮影は続行することに。ゲリラとともに...
    初めて読む著者だが、随分と荒削りな印象でした。五作目とのこと。映画化もされているようで、確かに映像向きに思う。
    最後の終わり方が随分と唐突な尻切れトンボな印象は否めない。
    作者は元朝日新聞記者のご出身とのこと。
    ま、他の作品も読んでみよう。

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    2018年11月03日
  • 大脱走

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    自分も主人公と同じ世代で就職氷河期だったので、ストーリーに共感できた。
    ブラック企業を辞めたらいいというけれど、生活がありやめられない。主人公たちのギリギリの心境が、読んでいて胸が締め付けられた。
    それと対比するように生きる新入社員の姿。
    どちらの生き方がいいとか、悪いとかではない。
    日本で働くということは、兵士として戦ってるということと同じ意味をもつ気がしてならない!

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    2018年10月28日