感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2015年12月04日
かつて大人気を博した川口浩探検隊のような探検隊が南の国を探検する番組を制作する物語。ヤラセが受け入れられていた時代は過去になってしまったが、そこには今は無くなってしまった心の豊かさがあるように思える。
この物語hゲリラとの遭遇、人質、戦いと急激な展開をみせるが、それそれで面白い。
Posted by ブクログ 2019年07月01日
某番組をネタにしたお話
アノ番組、なんとなく覚えているんだけどほとんど記憶に残ってねぇ(笑)
確かに今思えばツッコミどころ満載だったなぁ
尻尾から落ちてくるヘビ、腕時計の跡がある腰蓑の現住人、動かないサソリとかね
あと、来るときは色々あったのに帰りは何事もなく帰っていく探検隊
大発見をしても論文発...続きを読む表をしない奥ゆかしさ(笑)
この辺は嘉門達夫の歌詞の影響で覚えてるだけかな
とまあ笑いどころもセルフツッコミしつつ、ストーリーとしてはゲリラに捕まったり銃撃戦があったりと、結構重めの展開だったりする
その辺は流石は荒木源って感じ
雰囲気的には山本直樹の漫画「僕らはみんな生きている」っぽい
どこまで行っても行動原理は日本企業らしいところとか、問題解決もやはり培った技術力で勝負するとかってとこが似てる
偽物を本物に見せるという技術は本物という伏線がちゃんと描かれてあって銃撃戦の展開というのも説得力がある
社内の研修用映像を撮ったことあるけど、撮影の大変さを思い知ったからなぁ
本物っぽく見せる&見た目のインパクトの両立って難しいんだよなぁ
あと、なぜ場所が政府側にバレたのか?というミステリ要素もあり
なかなかに色々な要素が詰まった小説
Posted by ブクログ 2019年02月15日
読んでいる間中、頭の中を川口探検隊がぐるぐる回っていた。読みにくいなと思いながら読んだが、探検隊とゲリラが次第に打ち解けていくところから読ませられる。
Posted by ブクログ 2018年11月03日
テレビ業界が華やかかりし時代の80年代。
一年中真夏のような季節のとある国での、冒険もののロケをしに行く一行。伝説の大蛇を求めて群林をかき分けてゆく、いわゆる「やらせ」満載のエンタテインメントだ。
そんな折、反政府軍のゲリラに遭遇し、捕虜にされながらも、何故か撮影は続行することに。ゲリラとともに...続きを読む...
初めて読む著者だが、随分と荒削りな印象でした。五作目とのこと。映画化もされているようで、確かに映像向きに思う。
最後の終わり方が随分と唐突な尻切れトンボな印象は否めない。
作者は元朝日新聞記者のご出身とのこと。
ま、他の作品も読んでみよう。
Posted by ブクログ 2018年04月18日
川口浩探検隊を知っている人にとっては、この作品がオマージュであることはすぐわかる。
仕込みややらせは当たり前、学術的な価値を捏造し、生態系を破壊する。ドキュメンタリーという名のファンタジー。過剰な演出でもネットがない時代は炎上することもなかったので、いいかげんな番組でもゴールデンで高視聴率を...続きを読む獲得していた。
かく言う自分も当然のことながら、毎週欠かさず見ていた。手に汗握って真剣に。だって見ないと翌日の学校で仲間外れにされちゃうじゃん!
映画を先に見た。藤原竜也が真顔で、ふざけた演技をしているし、ユースケ・サンタマリアが役作りもせず、素のままで演じているのがあまりにおかしくておかしくて。
なんて素晴らしく、なんてくだらないのだろう。
藤原竜也は名優だとあらためて感じた。
地上波でやったら(もうやったのかな?)はまるひと続出すると思うけどなぁ。
さて、原作は。
ぶっちゃけ映画とはだいぶ違う。
前半部分は同じ。悪ふざけで話は進む。でも中盤から反政府ゲリラとの友情話になってきて、なにやらシリアスな展開に。中年テレビクルーの家庭問題や、落ち目役者の葛藤など、せっかく現実を忘れられる愉快なコメディだったのに、後半ではNHKスペシャル的な流れになっていってしまった。
う~ん、違うんだよな。そんなの期待していないんだよな。その展開に持っていきたいなら、前半でもうちょっと匂わせてほしいんだよな。そしたら読まなかったのに。
映画はぜひ見てほしい。
Posted by ブクログ 2017年05月21日
コメディかと思いきや、かなりシュールで笑いきれない重さがあった。日本のテレビ番組スタッフは、当然エンターテイメントの提供のためにやっているわけで、それが悪いということはないはずなんだが、本気で革命を起こそうとしている人々の前ではあまりにも下くだらな過ぎて、恥ずかしい気持ちにならざるを得ない。
Posted by ブクログ 2015年10月27日
表紙カバー(映画化バージョン?)の調子から、終始コメディ調で行くのかと思いきや、結構シリアスな中身でありました。
映画版はどうなるのか?
登場人物にちょっと違いがあるようですが。