あらすじ
生命保険会社・永和生命では、70歳までの定年延長を目指している。
一方人事部の加納は、高齢者のやる気のなさに手を焼いていた。
彼らは朝早く出社するものの、仕事もせずにふらふらと社内をさまようことから、“妖精さん”と呼ばれていた。
上長に命じられ、“妖精さん絶滅作戦”に乗り出そうとした矢先、会社を揺るがす大問題が発生してしまう。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
大手生命保険中堅の人事エキスパート加納vs定年間近の妖精と呼ばれるシニア社員。どちらかというと妖精社員に近い年代となっている自分だけれど前半は給料泥棒と呼ばれても仕方ない面々に同情もできなかった。終身雇用が当たり前でなくなった
現代では安月給でもよく働く若い社員にこそ高給をという業種もある。シニア社員達も居心地の悪さを感じながらもどうにか定年までやり過ごせないかと日々過ごすのも辛いはずで、、妖精を退職に追い込むというのが仕事になっているというのがなんとも悲哀を感じてしまう。それでもこの物語は終盤にテンポ良く妖精が立ち回るのは爽快な感じがして楽しめた。
Posted by ブクログ
「役職定年」というよりは、一昔前までは「窓際族」と言われたような働かない50代後半から定年以降の社員を対象にした小説。出社してもふらふらしておりあまり見ることのないことから、この小説では「妖精さん」と呼んでいる。こうした妖精を追い出そうと画策する会社側と、会社にとどまろうとする妖精との闘いを描いているが、妖精なりの言い分もあり考えさせられる示唆を含んでいる。役職定年もしくは定年後の社員のモチベーションをどう保っていくか、世代間のギャップをどう埋めていくか、など答えの出ない問題に対して問いを提起しているように感じた。読みやすい文体・タッチに加えボリュームもさほど多くないので、一気に読めた。
Posted by ブクログ
出社しても仕事をしない、いるかいないかわからない「妖精さん」たちを撲滅すべく転職した保険会社の人事課で奮闘する主人公。
妖精さんたちとの戦いの中で会社の闇に気づき動き始める。
中盤まで面白みにかけたが、後半のドタバタ〜事件解決までが面白かった。