佐伯泰英のレビュー一覧

  • 柳に風 新・酔いどれ小籐次(五)

    Posted by ブクログ

    今回の山場はなんと言っても駿太郎の流れ胴斬りデビューですが、数えで11歳なので今で言うところの10歳はいくら何でも早過ぎないか?

    0
    2025年08月11日
  • 姉と弟 新・酔いどれ小籐次(四)

    Posted by ブクログ

    舟から上がる時に「よいしょ」と言うようになったら来島水軍流もかたなしですが、小籐次の老と反比例して駿太郎の成長が著しい。
    今回のお墓の話はとても良かったな。

    0
    2025年07月27日
  • 桜吹雪 新・酔いどれ小籐次(三)

    Posted by ブクログ

    新シリーズになり、おりょうさんと一緒に暮らし始めたことで家族でまったり過ごす時間ご長くなって、これはこれで良い味わいがあります。
    駿太郎の成長も好ましく見守ることができますが、ただのんびり過ごすだけでは終わらないのが赤目小籐次たる所以ですが、このままでは闘いのシーンと上手くバランスを取り続けるのが難しそうな気がします。
    どこかでまた性懲りも無く大物の敵が現れるのでしょうか。

    0
    2025年07月16日
  • 幼なじみ 新・居眠り磐音

    Posted by ブクログ

    スピンオフの最後を飾るのはなんと幸吉とおそめちゃん。
    2人が幼かった頃から知っているシリーズの読者としては感慨深いものがあります。
    この2人で締めくくるとは、なんとも粋ですね。

    0
    2025年07月07日
  • 出絞(でしぼ)と花かんざし

    Posted by ブクログ

    2025年7月7日
    山育ちの萬吉とかえで。
    山の貧しく過酷な仕事をやっていた。
    村社会の閉鎖的な生活。
    すぐ噂になり、色眼鏡を恐れる生活。
    そこから夢を持ち、何年もかけて準備万端にして京に出る。
    秘め事の多い決死の覚悟の仕事。
    魅力的な2人で、同化して読み進めていた。理想的な人物ではあるが、現実にはムリっぽい。
    そこが良いのだろうと思う。

    0
    2025年07月07日
  • 政宗遺訓 酔いどれ小籐次(十八)決定版

    Posted by ブクログ

    ちょっとひて巻き込まれ事故から縁がどんどん広がってゆく様子が人脈わらしべ長者といった趣の本シリーズですが、今回は外様の雄の1つである伊達家当主まで繋がってしまった。老中、御三家に続きまさに天下無双状態です。いつか将軍や天皇家まで広がるのだろうか。

    0
    2025年05月31日
  • 旧主再会 酔いどれ小籐次(十六)決定版

    Posted by ブクログ

    若かりし頃の小籐次が品川で徒党を組んで悪さもどきをしていた仲間が今では譜代大名になっていた。
    今になってそんな事実が判明するとは都合が良過ぎますが、ともあれ旧藩主を通した旧友からの願いを小籐次が断るはずもなく、お家騒動を無事に解決し、江戸城内では小籐次を挟んだネットワークが広がりつつあります。
    まさに時代の寵児が小柄な初老の浪人というあり得ない物語は、映像ではなく小説だから楽しめるのでしようね。

    0
    2025年05月10日
  • 新春歌会 酔いどれ小籐次(十五)決定版

    Posted by ブクログ

    いよいよおりょうさんが旗揚げの歌会を開く。
    すったもんだありながら、小籐次ファミリーの協力によって良い会になりました。

    0
    2025年05月06日
  • 冬日淡々 酔いどれ小籐次(十四)決定版

    Posted by ブクログ

    今回は深川の惣名主 三河蔦屋との成田山新勝寺行きがメイン。いやはや、何とも味のある人でした。
    おりょうさんとの距離は縮まりそうで縮まらない、小籐次の奥手さは魅力なのか玉に瑕なのか。

    0
    2025年04月27日
  • 野分一過 酔いどれ小籐次(十三)決定版

    Posted by ブクログ

    些末なトラブル対応はいつもの事として、今回は御鑓拝借の四藩も大人しかったので、おりょうさんの新居を中心にほのぼの目出度い雰囲気で良かったです。

    0
    2025年04月27日
  • 偽小籐次 酔いどれ小籐次(十一)決定版

    Posted by ブクログ

    ついに小籐次が憧れのおりょうさんと一線を越える日が来た!何にも増して一大事なのに、タイトルが偽小籐次とは、、、
    自分としては才色兼備で薄墨太夫のようなおりょうさんは憧れるだけにしておいて、おこんさんみたいにチャキチャキしたうづさんと結ばれて欲しかったけれど、簡単になし崩しの関係にならない小籐次の謙虚さに免じて応援しよう。

    0
    2025年04月17日
  • 夢よ、夢 柳橋の桜(四)

    Posted by ブクログ

    シリーズ3作目
    娘船頭の桜子と棒術師匠の小龍太は江戸から長崎へ。
    そこで桜子は幼き頃の自身の絵を見て衝撃を受け涙を止められません。
    そして2人は上海への旅に向かいます。
    次作最終巻が楽しみです♪

    0
    2025年03月27日
  • 春雷道中 酔いどれ小籐次(九)決定版

    Posted by ブクログ

    まさか大店の久慈屋の三番番頭にこんな性根の曲がった奴がいたとは、歴代店主と大番頭も身内に対する見る目が甘かったということか。
    吉原の花魁にヒントをもらってバージョンアップした行灯といい、金座の盗難事件の解決といい、水戸藩との繋がりが益々深くなった小籐次の評判は上がる一方なので、人生最大のピンチを救ったおりょうさんとの関係が更に気になる。

    0
    2025年03月23日
  • 竜笛嫋々 酔いどれ小籐次(八)決定版

    Posted by ブクログ

    おりょうさんの危機を救うために獅子奮迅の活躍を見せる小籐次。
    いつにも増して作戦も行動も切れ渡りますが、竹とんぼを変幻自在に操るところはちょっとやり過ぎかも。
    それはさておき、こりゃ本当に結ばれてもおかしくないかも。

    0
    2025年03月23日
  • あだ討ち 柳橋の桜(二)

    Posted by ブクログ

    シリーズ第2巻も面白かったです。
    娘船頭として活躍するひょろっぺ桜子。
    猪牙舟強盗が蔓延るなか、桜子に悲劇が起こる。

    0
    2025年03月15日
  • 子育て侍 酔いどれ小籐次(七)決定版

    Posted by ブクログ

    思わぬきっかけで赤子を託された小籐次というところまでが前作で、たぶんしばらく預かるものの何らかの形で親族に返すところなると想像していたのに、これは結構長く育てることになるかも。
    しかも、襲撃団を迎え討つ時におりょうさんに預けていたとは、このオヤジは純朴そうでなかなか油断できない。

    0
    2025年03月13日
  • 騒乱前夜 酔いどれ小籐次(六)決定版

    Posted by ブクログ

    御鑓拝借に端を発した復讐劇はこのシリーズの骨組みの一つとして相変わらず続くものの、今回の目玉は水戸を訪問しての行灯作り指南。
    そこに思わぬオマケとして何と間宮林蔵が登場し、彼との駆け引きに小籐次が強かになってきたことを感じます。
    もう少し若ければうづさんとどうにかなりそうだけど、流石にそれはないか。

    0
    2025年03月06日
  • 新たな明日 助太刀稼業(三)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    佐伯泰英「助太刀家業(三) 新たな明日」(2025年1月文庫本書き下ろし)
    江戸に来て3年目に入り26歳になった神石嘉一郎は、「助太刀稼業」で稼ぎながら、白井亨の剣術道場「味噌蔵道場(白井道場)」で師範方として稽古する日々を送っていた。
    朝稽古を終えた後、めし屋で掛取り屋のお銀と知り合い、”白井道場の師範方というのは大きな肩書きになる”と言われた。江戸では白井亨の剣術家としての評判は多大な名声であることを初めて知った嘉一郎だが、その白井亨と嘉一郎の剣術の強さは五分か嘉一郎の方が上回っていることを白井は知っていた。

    めし屋で朝餉を食べ損なった嘉一郎は「備前屋」で昼餉を世話になり、その後新しい助

    0
    2025年02月19日
  • 孫六兼元 酔いどれ小籐次(五)決定版

    Posted by ブクログ

    どこへ行ってもトラブルが付きまとう運命の小籐次。
    いくら身に降りかかる悪意を追い払うためとはいえ、この爺さんはかなりアグレッシブです。但し、そこに戦闘への陶酔や驕りが一切感じられず、むしろ常に謙虚だから愛されるのでしょう。(桜吹雪以外は)
    ほの明かり久慈行灯を見てみたいなあ。

    0
    2025年02月16日
  • 一首千両 酔いどれ小籐次(四)決定版

    Posted by ブクログ

    追腹組に続いて酔狂で小籐次の命に千両の賞金を掛ける輩まで登場し、相変わらず血生臭い日々を送る中、久慈屋との水戸行きはいい旅だったな。
    それにしても追腹組、今でも「死ぬことと見つけたり」の間違った解釈が消えないけれど、葉隠精神は体面と出世にしか関心がない太平の世の武士には理解できなかっただろうから、設定としては絶妙です。

    0
    2025年02月14日