佐伯泰英のレビュー一覧
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「居眠り磐音」シリーズの新作スピンオフ5冊目は、唐傘長屋の幼なじみ、おそめと幸吉のお話。中編が2話収録されています。
第一話は「おそめ初仕事」。磐音一家が江戸を離れていたときのエピソードです。おそめは、江三郎親方の元で縫箔の修行中ですが、初仕事で才能が開花して、江戸じゅうがこの話題で持ちきりに。そんな中またしても武左衛門がからんだ事件が起こり、南町奉行所の面々まで登場する始末。これはもう普通にミステリーとしておもしろく読みました。幸吉、えらい! 頼もしい!
そして第二話は「幸吉独り立ち」。こちらは磐音一家が江戸に帰ってきたところから、ラストまで、で合ってるかな、私が読んだ46巻よりも先 -
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「居眠り磐音」46巻です。
やってくれましたな、佐野善左衛門政言。江都を揺るがす大事件が起こりました。これについては何を書いてもネタバレになりそうだから、ほぼ何も書けません。もう、大騒ぎですよ。わたくし、まだ茫然としております……。そして弥助さんを全力で称賛、応援いたします。
山形にいる奈緒の窮状が明らかに。これは完全に被害者ですわね。磐音じゃなくても、助けてあげなくてはと思わせます。一八さん、この登場はカッコいいぜ!
もうひとつ書いておきたいのは、序盤のシーン、竹村武左衛門と娘の早苗との会話。どっちの気持ちもわかりすぎて、胸が痛んで涙が出ました。娘ってね、父親に対して素直になれな -
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「居眠り磐音」44巻です。
くはー、シビれました。すばらしい。これですよ、こうでなくっちゃ。
本巻でもいろいろあるんですよ。尚武館坂崎道場が改築され、「尚武館改築祝い 大名諸家対抗戦」なるイベントの準備に忙しくしていたり、浅慮な佐野善左衛門政言にお灸をすえる意味でも、闇読売に一計を案じてみたり。
そんな中、さらなる重大事件が起こるのですが、それがもうめちゃくちゃ胸アツなのです。やっぱり最高だぜ、笹塚孫一! しかも、笹塚の言葉にグッときて目が潤んでいるところに、木下一郎太の一大ニュースがまた、これがもうっ! くうぅぅぅぅっ、泣けるぜぇ。
私の胸をアツくさせた笹塚孫一のセリフを書き -
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「居眠り磐音」42巻。
今回はもう、忙しいのなんのって! 問題が山積しておりますな。でもこの物語は、これでこそなのです。
冒頭、参勤上番で江戸入りした豊後関前藩の藩主福坂実高と磐音が再会したところで胸がいっぱいになりウルウルしていたら、なんと次期藩主俊次とご対面、関前の輝かしい未来を思わせます。
他方、4歳になった空也の頼もしさに驚き、武左衛門とその息子修太郎のふるまいにいろんな意味で戸惑い、磐音の両親が関前への帰路につき、尚武館の増改築の際に地中から出てきた二振りの刀の謎が深まり、山形にいる奈緒の近況を知り、江戸起倒流鈴木道場に怒り心頭、という何かと忙しい一冊でした。
「かくな -
ネタバレ 購入済み
安定の面白さ!
小藤次の居るところに事件有り。事件の方が、勝手に寄ってくるのか、小藤次が引き付けてしまうのか….….
今回も、豊後森藩の参勤交代に同道することになり、出発間近に一件、また、出発して、直ぐに、また一件。
まだまだ先は長いし、着けば、また難問が、待ちかまえていそうな予感がする。
それを、サクッと解決する所が、面白いのだけれど(笑) -
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さっぱりすっきり
いつもながらきれいに決着が付いて安堵しました。
まだまだ先の展開が気になってしょうがない。
早く続編出ないかと楽しみにしております。 -
購入済み
愛読書です
グッ、グッと引き込まれ早いペースで読み終えた。
お馴染みの登場人物が新しい一面を見せ、これからの展開に期待大!続刊を待望してやまない。
私としては、筆者の酔いどれシリーズが一番のお薦めデス^o^ -
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内容(ブックデータベースより)
焼失した建物の再建も進む中、舟を使った出店、千代田の城を見ながらの絶品風呂など
アイデアをいかした商いも続々生まれ、照降町は元気を取り戻そうとしている。
町の復興の要となり、照降町の人々の支えとなっている周五郎だったが、
小倉藩の派閥争いの中、実兄が命をおとし、藩主からのSOSに苦悩するが…
周五郎が町をいずれ去ることを覚悟する佳乃の想いとは。
大火から9ケ月後、二丁町には官許の芝居小屋中村座が完成。こけら落としの出し物は
佳乃をモデルにしたものだった。大入り満員の最終日、客席には意外な人物が。
コロナ下と重なる江戸の情景と、人々の想いが元気をくれる!
佐伯 -
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内容(ブックデータベースより)
文政12年、大火は江戸を焼き尽くした。佳乃と周五郎は、照降町の御神木を守り抜いたとして町の人々に厚く感謝される。焼けてしまった店の再建を待つ間、舟を店に仕立てた「舟商い」は大繁盛し、人々は復興にむけて精いっぱいの知恵を出し合い、助け合う。
吉原の今をときめく花魁・梅花から「花魁道中で履く三枚歯下駄」の制作を託された佳乃は、工夫を凝らして新しい下駄を作りつつ、この大火で命を落とした江戸の人々の鎮魂のための催しを企画する。佳乃と花魁が企てた前代未聞の催しとは――
そんな中、藩の派閥争いから逃れて職人修業をしていた周五郎のもとに、不吉な一報が。
令和3年6月23日~ -
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望外川荘は、千客万来
決定版の酔いどれ小藤次を20冊と新酔いどれ小藤次20冊を、一気に読んだ。このシリーズ、まだまだ、続くよね?小藤次も、だいぶん歳を取って来たし、不安だなぁ。
今回も、望外川荘は、千客万来。火付盗賊改方、町奉行所、鼠小僧次郎吉と、賑やか。何時の世も、悪人の種は尽きず。小藤次の楽隠居も、遠い夢の話。