佐伯泰英のレビュー一覧

  • 無月ノ橋 居眠り磐音(十一)決定版

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    んはぁ、切ねえ、切ねえぜぇぇぇ(涙)。
    おこんさんの磐音への想いに胸を締め付けられたと思ったら、今度は磐音の白鶴への想いがラストシーンに溢れていて、もうもうもうどうしたらいいの。
    切なすぎてもう。

    〈悟ったようでなかなか悟りきれねえ。だから、人間、一生修行するんじゃござんせんか〉
    〈下手に悟ったら万事が終わりだ。悩むからいいんでさ〉
    この老船頭の言葉、沁みたわぁ。

    てことでこの11巻もまた良かった。
    品川柳次郎の哀しい秘密が明らかになったり、大頭与力笹塚孫一が斬られて危篤状態に陥ったり、人助けで巻き込まれた鳥取藩の内紛もまだくすぶってたり、他にもいろんな問題があって、とにかく本当に目が離せ

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    2019年07月23日
  • 武士の賦 居眠り磐音

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    内容紹介
    「居眠り磐音」書き下ろし新作第2弾!

    佐々木道場の住込み門弟で磐音の弟弟子の重富利次郎を中心に、磐音の弟妹ともいうべき若者たちの若き日々を描く。
    土佐高地藩・山内家の家臣の重富家の次男坊・利次郎。佐々木道場に入門、ややぽっちゃりした体型から「でぶ軍鶏」と呼ばれ、朋輩の「やせ軍鶏」こと松平辰平の良きライバルとなる。一方、雑賀衆の女忍びの霧子は、運命の偶然から雑賀衆を離れ、佐々木道場に住み込むことに。やがて磐音と主従の契りを交わした霧子は、利次郎と惹かれあう。
    若者たちの青春がすがすがしい連作集。

    令和元年7月20日~22日

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    2019年07月22日
  • 奈緒と磐音 居眠り磐音

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    内容紹介
    〝居眠り磐音〟が帰ってきた!
    全五十一巻で完結した平成最大の人気シリーズが復活。
    豊後関前藩中老職の嫡男・坂崎磐音の朋輩に妹の奈緒が生まれたその日(「赤子の指」)。
    四歳の奈緒が磐音の嫁になると口にした日の出来事(「梅雨の花菖蒲」)など、本編では描かれなかった5つの物語を収録。
    ふたりの幼き日々から悲劇の直前までを描き、万感胸に迫るファン必読の一冊。

    令和元年7月16日~19日

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    2019年07月19日
  • 朝虹ノ島 居眠り磐音(十)決定版

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    いやぁ、おもしろかった。
    こまごまとしたトラブル解決ももちろんおもしろいけど、江戸城の石垣修繕がかかった熱海での大仕事に関わったこの10巻は、ひときわおもしろかった。
    これでもかと訪れるピンチに、ひとつひとつ落ち着いて知恵を絞って、さまざまな人たちの協力を得ながらしのいでいくのが、もうハラハラドキドキ。
    柳次郎と武左衛門もかなりがんばっててちょっと感動。

    そして磐音の正義が見過ごせなかった人助けにより、縁もゆかりもない鳥取藩のゴタゴタに巻き込まれた上に、女難の相が出てるとか言われておこんさんも気が気でないし、なんかもうみんなが愛おしくて、会話読んでるとニヤニヤしちゃうわ。

    というわけで、1

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    2019年07月18日
  • 大晦り 新・酔いどれ小籐次(七)

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    まさかの落馬(ラクダ)
    腰をいためて老いを自覚
    すると、今までと異なる心境からの剣の技が鋭くきまる

    新しい酔いどれ様の誕生です

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    2017年03月31日
  • 鼠異聞 下 新・酔いどれ小籐次(十八)

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    どこに行ってもトラブルに巻き込まれる赤目一家ですが、今回は周囲の人たちに助けられた部分も多くありました。
    見習い与力も町奉行の子供たちも、個人差はあるもののそれぞれの現状に合わせた成長が見られて好ましいです。
    結局子次郎は鼠小僧がモチーフになっているのか?その辺りはまだ謎のままです。

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    2025年12月11日
  • 鼠異聞 上 新・酔いどれ小籐次(十七)

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    将来の展望がないくせに役人の子ゆえか、考え方がとにかく甘い桃井道場の年少組が、少しずつ成長の兆しを見せ始める様子が微笑ましい。
    駿太郎はちょっと立派過ぎるけど。
    最初は小籐次に害をなす盗賊かと思っていた謎の男・子次郎が味方のような振る舞いをしているのが謎です。次巻でどうなることやら。

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    2025年12月07日
  • 酒合戦 新・酔いどれ小籐次(十六)

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    おりょうさんの鼠草子が完成し、大奥の花見で披露も終わり、どんどん絵心が増している様子が微笑ましい。
    駿太郎も順調に成長しており、まさに赤目家の絶頂期といった感じです。後は緩やかに老いを受け入れながら代替わりへと向かうのか。

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    2025年11月23日
  • 風に訊け 空也十番勝負(七)

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    修行先で計らずもトラブルに巻き込まれてきた空也が、今回は自ら萩藩の内紛に介入する。
    いきなり藩主に意見具申するとは、空也も坂崎磐音の名前を利用するようになった感じがしてやや意外だった。
    だけど、これもまた成長の証と捉えると、確かに武者修行の終わりが近づいてきた感じがします。
    それにしても思わせぶりなだけで終わった佐伯彦次郎がこの先敵対するのか仲間になるのかはっきりせず、なんとも不気味な存在です。

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    2025年11月20日
  • 鑓騒ぎ 新・酔いどれ小籐次(十五)

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    シリーズも円熟期を迎えてどんどんいい話が多くなってきた。
    将軍がお忍びで一介の研ぎ師の家を訪問するなんてあり得ないけれど、普段の生活が不自由極まりないだけに、伸び伸び過ごしている様子が微笑ましいし同情する。

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    2025年11月08日
  • 旅仕舞 新・酔いどれ小籐次(十四)

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    二巻連続して心温まる良い話でした。
    途中でおかしな盗賊の捕物がありましたが、老中青山家と赤目一家の交流は実際にこんなことはまず起こらないとわかっていても、読んでいてホッコリします。
    新兵衛さんの絶妙なボケも健在で、最初は心配しましたがこのキャラクターがいつの間にかシリーズに欠かせないものになっています。

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    2025年10月30日
  • 椿落つ 新・酔いどれ小籐次(十一)

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    成長著しい駿太郎はほぼ主役級の活躍ができるようになってきた。剣の腕のみならず、人柄も砥ぎの腕も。
    伊勢参りで活躍した三吉がレギュラーになりそうな予感があり、この先駿太郎の友達として存在感を増すのかな?

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    2025年10月12日
  • 異変ありや 空也十番勝負(六)

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    二度目の瀕死状態に陥ったけれど、上海からイギリス人外科医を呼び寄せるという荒技と、かつて高麗の剣を習った恩人によって辛くも復活した空也。
    今回の武者修行はなんと上海に行って、誘拐された東インド会社の高官の娘を奪還するという、もはや何でもありの展開ですが、かの名シリーズの続編だから許せます。
    あの松平辰平がこんなに立派な人物になっていたとは!

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    2025年10月02日
  • げんげ 新・酔いどれ小籐次(十)

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    まさかの小籐次死亡疑惑が大きなテーマでしたが、簡単に裏を想像できるように描かれていたので、作中の皆さんとは違っていつ、どこで登場するのかを期待しながら読みました。
    だけど元与力と同心に対する北町の対応が終始一貫して甘くないか?

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    2025年10月02日
  • 竃(へっつい)稲荷の猫

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    2025年9月27日
    三味線を作るのはバイオリン作りと共通するものがあるかも。
    職人さんの仕事は大変そう、

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    2025年09月27日
  • 船参宮 新・酔いどれ小籐次(九)

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    大旦那のお伊勢参りの目的は何となく想像できるものでしたが、これで心置きなく隠居できるのなら良かったです。
    お江戸に小籐次がいなくても、駿太郎が格は違うとはいえ少しずつ代役を務められるようになってきた。蛙の子は蛙とはいえ、少しでき過ぎですけどね。

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    2025年09月21日
  • 夢三夜 新・酔いどれ小籐次(八)

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    今回はおりょうの実家である北村家が多く登場した。
    豊かではないけれど非常に気持ちの良い一家と感じていたけれど、そんな家にも実は困った家族がいるというのは小説の常套手段であり、北村家では兄がその役でした。今回の騒動は御歌学者の父、北村舜藍の潔い強さに救われた感じです。
    小籐次が老眼鏡に対して抵抗を感じながらもその効果に驚くところに親近感を持ちました。

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    2025年09月13日
  • 大晦り 新・酔いどれ小籐次(七)

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    どうやら湯治で身体を治した酔いどれ様は、単に治ったぢけでなくまた一つ高みに登ったようですね。
    今回は老中青山忠裕の強引な依頼により、らしからぬ幕府の闇を葬る御用を受けることになったのですが、その時に出会ったおそのさんがこの先レギュラー陣に加わって駿太郎に華を添えるのか気になります。

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    2025年09月07日
  • らくだ 新・酔いどれ小籐次(六)

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    普段は自ら爺と名乗りながらも、実際に直面した老いを認めたくない小籐次の気持ちは、同年代だけによく分かります。
    今回の湯治を経て完治した後には、うまく自分の現状と折り合いを付けることを期待します。手本を見せてくれますように。

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    2025年08月20日
  • 陽炎ノ辻 居眠り磐音(一)決定版

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    またひとつ、面白い時代小説に出会ってしまった。

    全51巻とのこと。先は長いけど、読み通したいなあ。

    主人公のキャラが際立っていて、一気に引き込まれてしまいました。

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    2025年08月12日