佐伯泰英のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
んはぁ、切ねえ、切ねえぜぇぇぇ(涙)。
おこんさんの磐音への想いに胸を締め付けられたと思ったら、今度は磐音の白鶴への想いがラストシーンに溢れていて、もうもうもうどうしたらいいの。
切なすぎてもう。
〈悟ったようでなかなか悟りきれねえ。だから、人間、一生修行するんじゃござんせんか〉
〈下手に悟ったら万事が終わりだ。悩むからいいんでさ〉
この老船頭の言葉、沁みたわぁ。
てことでこの11巻もまた良かった。
品川柳次郎の哀しい秘密が明らかになったり、大頭与力笹塚孫一が斬られて危篤状態に陥ったり、人助けで巻き込まれた鳥取藩の内紛もまだくすぶってたり、他にもいろんな問題があって、とにかく本当に目が離せ -
Posted by ブクログ
いやぁ、おもしろかった。
こまごまとしたトラブル解決ももちろんおもしろいけど、江戸城の石垣修繕がかかった熱海での大仕事に関わったこの10巻は、ひときわおもしろかった。
これでもかと訪れるピンチに、ひとつひとつ落ち着いて知恵を絞って、さまざまな人たちの協力を得ながらしのいでいくのが、もうハラハラドキドキ。
柳次郎と武左衛門もかなりがんばっててちょっと感動。
そして磐音の正義が見過ごせなかった人助けにより、縁もゆかりもない鳥取藩のゴタゴタに巻き込まれた上に、女難の相が出てるとか言われておこんさんも気が気でないし、なんかもうみんなが愛おしくて、会話読んでるとニヤニヤしちゃうわ。
というわけで、1