佐伯泰英のレビュー一覧

  • 寄残花恋 酔いどれ小籐次(三)決定版

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    鍋島藩連合との因縁も佐賀本藩の取りなしで解決したかと思いきや、それを不満に思う葉隠精神を歪めて理解している本藩、支藩を跨った過激派グループが小籐次を次々に狙う。
    が、どうやら来島水軍流は相手が大人数であろうが無敵のようで、年齢や外見とのギャップが魅力です。
    周りの女性は美女揃いで、今回は3人目のおしんが登場。もしかしたら、この歳にして誰かと結婚するのかな?

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    2025年01月19日
  • 意地に候 酔いどれ小籐次(二)決定版

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    シリーズ第2作にして、居眠り磐音に似た構想になってきた。
    1作目に凄惨な事件があり、藩を辞して長屋暮らしを始め、剣の腕前と関連する仕事を真面目に始めるが勝手が分からず、指南役が現れてだんだん格好がつくようになり、ひょんなことから知り合った有力商人と昵懇になる。
    さてさて、おこんさんの代わりは性格からすればおうづさんだろうけど、おりょうさんの存在も目が離せない。

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    2025年01月05日
  • 御鑓拝借 酔いどれ小籐次(一)決定版

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    新年を迎えた記念にこれまで読んでいなかった酔いどれシリーズの扉を開けた。
    冴えない外見の中年ながら水軍流というマイナーな剣の達人で、主君の受けた侮辱を晴らすために命を懸ける実直な武士という設定は面白いけれど、第1巻で想いを遂げた今となってはこの先どのようにシリーズが展開されるのか想像がつかない。
    「新」も含めて長いシリーズなので、ゆっくり読んでいこう。

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    2025年01月02日
  • 初午祝言 新・居眠り磐音

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    スピンオフ第三弾は、レギュラー陣の中でもマイナーな部類に入る人たちの過去にまつわるお話。
    ここまでくると、本シリーズのエピソードの裏側でもなく単に彼らの昔話なのですが、それでもみんなそれぞれ明確な個性を持っているので、さもありなんという感じで面白かった。

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    2024年11月04日
  • 武士の賦 居眠り磐音

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    番外編の第二弾。
    51巻にも渡る長いシリーズを読んだ後でこそ味わいが出る内容ですね。
    利次郎の幼少期がここまでやんちゃだったというのも面白いけれど、やっぱり霧子が良い。厳しい生い立ちに屈することなく、それぞれの受けた恩と恨みにきっちりと向き合う素直な性格と健気さと強い自制心がとても魅力的です。

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    2024年10月06日
  • もどき友成 助太刀稼業(二)

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    ネタバレ

    佐伯泰英「助太刀家業(ニ) もどき友成」(2024年8月文庫本書き下ろし)
    一巻で助太刀家業をしながら武者修行の旅で豊後国(九州の大分あたり)から大坂、京へと渡った神石嘉一郎は目指した江戸を前にして小田原の直心影流長沼道場で稽古をする。滞在を請われたが何か応対が気に掛かったので辞去し、江戸へ向かうと川崎宿で毛利助八郎が待ち構えていた。何と安易な再会である。もっと劇的な再会を想像していたので肩透かしな感じで、自分勝手で横柄な立ち振舞いも変わっていない。
    もうこの御仁との関わりには感動的なことは期待出来ないと判り、嘉一郎の前から完全に消えて貰って結構と思いながら読んでいくことにしたのだが、その助八

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    2024年09月17日
  • さらば故里よ 助太刀稼業(一)

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    ネタバレ

    佐伯泰英「助太刀家業(一) さらば故里よ」(2024年7月文庫本書き下ろし)
    時は1820年10月、主人公は九州の佐伯藩毛利家の家臣(神石嘉一郎、23歳)。貧乏侍ながら剣の腕は三神流の遣い手で右に出る者はいない。その神石嘉一郎が藩上役の不正の罪を被せられ、逃れるために脱藩して一人大坂への武者修行の旅に出る。

    その嘉一郎を追ってその旅に同行を強いて来たのが、毛利家の妾腹の三男で若様とは呼ばれずに“ワの字”と馬鹿にされて呼ばれる(毛利助八郎、19歳)で、嘉一郎と同じ道場の門弟仲間でもあった。佐伯藩には自分の居場所はないと考えての脱藩だが、路銀の代わりに毛利家の宝である銘刀“古備前友成”を持ち出し

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    2024年09月02日
  • 更衣ノ鷹 上 居眠り磐音(三十一)決定版

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    田沼意次との死闘。

    西の丸の家基の鷹狩でなんとか守るものの、おこんを神田橋のおすなにかどかわされたが磐音はなんとか救い出す。

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    2024年08月07日
  • 更衣ノ鷹 下 居眠り磐音(三十ニ)決定版

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    激動の32巻。

    意次に家基が追い詰められる中、玲圓は覚悟を決め、磐音に佐々木家の隠れ墓地の秘密を明かす。

    家基鷹狩りの際に御典医の池原雲伯によって盛られた毒により家基は身罷る。

    尚武館も立ち退きを命ぜられ、玲圓とおえいは自害する。磐音は重い十字架を背負い今後立ち直れるのか?

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    2024年07月30日
  • 探梅ノ家 居眠り磐音(十二)決定版

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    お艶のあとのサキが今津屋に嫁ぐところが山場かな。

    物語が時間と共に進行し、磐音が成長するところが面白い。

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    2024年07月30日
  • 狐火ノ杜 居眠り磐音(七)決定版

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    加賀で出会った三味線屋の話。

    中川淳庵に関わる血覚証人の話。

    湯屋の用心棒の話。しかし、南町奉行所から200両ももらっったのはびっくり。特に大きな話はなし

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    2024年07月30日
  • 雨降ノ山 居眠り磐音(六)決定版

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    水戸黄門みたくなってる。

    一つ目は屋形船の話、早々にお兼死す。

    今津屋の内儀が病で亡くなる前に大山詣をするために用心棒として立ち会う。

    江戸時代の様子が描かれて面白い

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    2024年07月30日
  • 龍天ノ門 居眠り磐音(五)決定版

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    安定の面白さ。

    この間では、奈緒が無事に吉原に入れるかが大きなところ。

    あとは参勤交代の金のために磐音が今津屋の担保に取られたこと。

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    2024年07月30日
  • 花芒ノ海 居眠り磐音(三)決定版

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    深川ヤクザに恩を返すところから始まる。

    豊後関前藩の殿様も江戸に向かう中、藩政でのきな臭い話が持ち上がる。

    藩政立て直しのため、宍戸文六の所業を暴く!国許は見事無事になったが、許嫁の奈緒の行方が知れず探す旅に出る。

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    2024年07月30日
  • 奈緒と磐音 居眠り磐音

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    シリーズ番外編として、磐音たちの子供の頃を描いた短編集。
    全て後付けなんだろうけど、その後の彼らの過酷な人生を知っているだけに感慨深い。
    長いシリーズならではの楽しみ方ですね。

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    2024年07月28日
  • 猪牙の娘 柳橋の桜(一)

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    主人公は背が高く美人で棒術にたけた、ひょろっぺ桜子
    「一瞬も飽きさせない」という謳い文句の通り、次から次へ新たな話に進み、あっという間に読み終わり。坂崎磐音シリーズを彷彿させる本でした

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    2024年05月22日
  • 荒ぶるや 空也十番勝負(九)

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    久しぶりに読んだ空也シリーズ。

    いよいよ終わりに近づいてきた感じです。

    京都で弁慶役をする空也も面白かったです。(藤之助のシリーズより、やっぱりこっちが面白いと思ってしまった)

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    2024年05月13日
  • 奔れ、空也 空也十番勝負(十)

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    ネタバレ

    感想
    居眠り磐音と空也十番勝負が完結し、とても楽しませてもらった。今後は、筆者の感じる老いとリンクさせて、磐音の晩年を書きたいとあったが、これもまた楽しみ。

    作中での磐音の役割はもはや代読のみ!?手紙の度に呼び出されるみんなも大変。

    最後の勝負の割に、彦次郎との対決は意外に呆気なかった。利次郎はどんだけ休めるねん、眉月は姫様ながらお供を従えず長旅などツッコミどころ満載だが、シリーズが無事終えて良かった。

    あらすじ
    空也は近江の茶屋で出会った京都の商人と一緒に大和まで行くことにした。その道中、柳生の庄により将軍家師範として名高い正木坂道場に立ち寄る。最初は道場の威勢に圧倒されたが、そこは他

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    2024年04月21日
  • 未だ謎~芋洗河岸(3)~

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    またもや、一気に読み終えてしまった。時代ものでは、お気に入りの作家であり、読み始めると、早く最後まで読みたくなる。月に一回発行されるこのてのシリーズは全て出てから手を出さないと次の本が出るまで待っているのが辛い。
    予想もできない展開と、落ち着くところに話が進んでいく。刀で戦う場面はあっさりとかたがつくのがいい。
    次は、少し先。情報にアンテナを高くしておこう!

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    2024年04月03日
  • 恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六)

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    あれ、終わったんじゃなかったの??? 佐伯さん、300冊目の書き下ろし時代小説とのことで、駿太郎の恋の話を書きたくなったので再開したそうだ。まあ、よく分からんところもあるが、軸足が駿太郎に移って、それはそれでいいんじゃないかな

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    2024年03月25日