石原慎太郎のレビュー一覧
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いやはや参りました。
本書を読む前に予習として「NHK 100分 de 名著 法華経(2019年 11月)」を読んで臨んだのですが、新現代語訳で読みやすい字面を追っても、法華経の含蓄まで踏み込んで理解することができません。本書が悪いわけではありません。
やはり法華経の含蓄に迫るにはそれなりの知...続きを読むPosted by ブクログ -
「新幹線によって旅する窓から眺める田植えをしているお百姓さんの手元は見えはしない。その代わりに我々は一体何を見ることができるのだろうか。そして人はその状況を文明の進歩と呼ぼうとする」
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石原慎太郎のデビュー作、芥川賞を受賞したものの、倫理性を巡って揉めたとあるが、そりゃそうだと思った。
人が持つ闇の部分がエスカレートしていき、行き着くところまで行ってしまう、そんな姿が描かれている。しかしそれは、気狂いというより、誰もが持ちうる闇だと思う。それがまた恐ろしい。Posted by ブクログ -
時代錯誤といえばそれまで、この時代の青年がどれだけプライド高く、自分勝手で、欲に塗れているのかがズラズラと書き立てられる。この作品の文学性は、ギラギラとした衝動を、暴力的なまでに連々と、平静と書いていることだと思う。Posted by ブクログ
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だいぶ前に読んだ石原慎太郎の文章。NOといえる日本から続く右派的意見に一部納得できたが、詳しい無いようはほとんど覚えていない。あまり読み返す価値もないか。Posted by ブクログ