石原慎太郎のレビュー一覧

  • 天才
    ロッキード事件の時は、まだ学生のころだったので田中氏は単に悪い人。
    しかし時代が変わっていくとともに評価も変わってくる。
    現代では少し見方も変わってきている。
    ここの内容読んで実際ロッキード事件とはなんだったんだろうかという疑問も持ち上がってきた。

    今の時代政治をやるには、難しい世の中になってしま...続きを読む
  • 文藝春秋2021年4月号
  • 天才
    職場の人にオススメと言われ、読んでみたよ。

    石原慎太郎が書いた本。
    田中角栄として、って言い方は変かもだけど、
    いろんな本を参考に書いた本だった。

    正直、田中角栄のことを詳しく知らなかったけど、
    そんな熱い思いで、日本を変えていこうと
    思ってたんだなぁー、って思ったよ。
    読みやすかった。

    途中...続きを読む
  • 天才
    田中角栄の自叙伝だと思わせる絶妙な石原慎太郎さんの描く一人称に、引き込まれるように読んでしまいました。

    目の前にいる角栄さんが僕に話をしてくれているようで・・

    それがとても贅沢でステキな時間のように感じました。

    あったかい気持ちになりました。
  • 新解釈 現代語訳 法華経
     いやはや参りました。
     本書を読む前に予習として「NHK 100分 de 名著 法華経(2019年 11月)」を読んで臨んだのですが、新現代語訳で読みやすい字面を追っても、法華経の含蓄まで踏み込んで理解することができません。本書が悪いわけではありません。
     やはり法華経の含蓄に迫るにはそれなりの知...続きを読む
  • 天才
    偉人伝。生き様とかためになる感じはあったような気もするが、書きっぷりが著者の自己満というか内輪ネタっぽい感じがした。うろおぼえだが。
  • 新・堕落論―我欲と天罰―
    「新幹線によって旅する窓から眺める田植えをしているお百姓さんの手元は見えはしない。その代わりに我々は一体何を見ることができるのだろうか。そして人はその状況を文明の進歩と呼ぼうとする」
  • 天才
    庶民宰相と呼ばれた、田名角栄の生涯を1人称で語った作品。ただ、帯に短し襷に長しと感じる。
    ノンポリの方(私がそうなのだが)には、当時の議員が多く登場し、話が見えない部分があるかなと感じる。
    巻末に、著書が参考文献、田中角栄が提案した議員立法を参照にして、深読みしたい方はそちらを読まれた方がいいかと感...続きを読む
  • 救急病院
    石原慎太郎の本は「太陽の季節」と「弟」、「老いてこそ人生」を読みました。言葉遣いにちょっと硬さというか古さを感じますが、救急病院で繰り広げられる命をめぐる戦い、暗部がスピーディーに描かれています。国家プロジェクトに参加するほどの頭脳に恵まれながら、その脳に巣食う病に勝てなかった彼が悲しい。
  • 天才
    オーディオブックで読む。
    田中角栄の天才ぶりの根拠が分からず、出世、結果はわかるがなぜ出世、結果を出したのかこの本ではわかりやすいとは思えず、ワクワクを期待したが、、天才ぶりの結果の過程にワクワクを感じる本とは言えなかった。
  • 太陽の季節(新潮文庫)
    石原慎太郎のデビュー作、芥川賞を受賞したものの、倫理性を巡って揉めたとあるが、そりゃそうだと思った。

    人が持つ闇の部分がエスカレートしていき、行き着くところまで行ってしまう、そんな姿が描かれている。しかしそれは、気狂いというより、誰もが持ちうる闇だと思う。それがまた恐ろしい。
  • 太陽の季節(新潮文庫)
    時代錯誤といえばそれまで、この時代の青年がどれだけプライド高く、自分勝手で、欲に塗れているのかがズラズラと書き立てられる。この作品の文学性は、ギラギラとした衝動を、暴力的なまでに連々と、平静と書いていることだと思う。
  • 弟

    石原裕次郎の一生を兄の目線から綴った一冊。
    昭和の男らしい、豪快な人生が好きなら楽しめると思う。その時代の映画見てるみたいだった。
  • 男の粋な生き方
    石原慎太郎がご託を並べ、男とは何たるかを語ります。男であろうとするのって何と面倒くさいこと。男女に通じる人間としてのあり方と考えることができないんだろうか。
    だから、ここの部分だけは彼にもこういう見方ができるのかと、ちょっといいなと思った。
    ――先頭を切って走り込んでくる連中は半ばプロみたいなもので...続きを読む
  • 弟

    石原裕次郎さんと言えば、父母世代の有名人で、私にとっては、太陽に吠えろのボスや西部警察で偉そうな顔しているおじさんであった。一方の作者の石原慎太郎さんは、国会議員から東京都知事になって言いたい放題の人と言うイメージであった。

    この作品を読んで、この兄弟の歩んだ道について知ることができた。すごく恵ま...続きを読む
  • 新・堕落論―我欲と天罰―
    だいぶ前に読んだ石原慎太郎の文章。NOといえる日本から続く右派的意見に一部納得できたが、詳しい無いようはほとんど覚えていない。あまり読み返す価値もないか。
  • 凶獣
    もうこの世にいない死刑囚の酷さは言うまでもない。人間は何のために生きているんだろうかという問いかけのように読めた。もともと犯罪に手も染める資質というものはあるらしい。でもそれは生育環境によって発露したりしなかったりする。親の愛情の重要性はもちろんのこと、他人にあたたかい公正を重んじる社会を作らないと...続きを読む
  • 太陽の季節(新潮文庫)
    最期まで読んだら、読んだことあったかなぁと思った。気持ち的にはわかるようなわからないような。でも面白かったな。
  • 真の指導者とは
    読者層を広げたくて、攻撃的でなく万人受けするタイトルにしたんだろうな。中身もリーダー像論を展開しつつ、筆者の政治主張の普及目的のための本に感じる。憧れるリーダー像というよりは、今後の日本に必要なリーダーを示している。
  • 凶獣
    2001年6月8日、大阪教育大学教育学部附属小学校に出刃包丁を持った宅間守が押し入り、児童八名が死亡、教員を含む十五名が重軽傷を負った事件の真相に迫る取材とインタビューの記録。