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Posted by ブクログ
石原慎太郎がご託を並べ、男とは何たるかを語ります。男であろうとするのって何と面倒くさいこと。男女に通じる人間としてのあり方と考えることができないんだろうか。
だから、ここの部分だけは彼にもこういう見方ができるのかと、ちょっといいなと思った。
――先頭を切って走り込んでくる連中は半ばプロみたいなもので、いつも一応、その時間にはゴールラインまで行って出迎えメダルをかけてやりはするが、とんでもない記録が出たならともかく彼等を眺めてもさしたる感動はないな。逆に制限時間の七時間をかろうじて切って走り込む、というよりは多くはよたよたと歩くに近い姿でゴールインしてくる連中が、その後着替えのホールで座り込み、一人で満足の溜め息をもらしたり、中には涙しているのを見ると、人間万歳といいたくなるね。
「おめでとう、よかったね」と声をかけると、誰しもがなぜだか僕に向かって「ありがとう」という。「それは自分に向かっていえよ」といってやるんだ。(p.27)
都知事時代の東京マラソンのことを書いた部分。そうなんだよ、「人間万歳」って思えばいいんだよ、「男万歳」でなくていいじゃん、って思う。
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