石原慎太郎のレビュー一覧

  • 新・堕落論―我欲と天罰―

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    尊敬する方からお借りしました。
    初めて都知事の本ですが、すらすら拝読。

    私は頭もよくないし、20代の若僧だけど、もっともっとたくさんの人に、友達に読んで欲しいと思ったので、自分でも購入しました。

    確かに核保有論とか、極論だけど、
    知っておかなくてはならない現実があること、今は誰も教えてくれなくなってしまった事実を理解するだけでも違うと思う。

    海外との仕事をしているからこそ、思ってた日本人のアイデンティティ、自己意識の低さ。

    私たち日本人は、誇れる民族だし、もっと堂々と外交をやっていかなくては。民間レベルでも、この血に恥じぬ生き方をしたいと強く思いました。

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    2012年05月09日
  • 新・堕落論―我欲と天罰―

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    東京都知事・石原慎太郎の新書。日本衰退の原因を考察。

    読書量がそれほど多くない僕であるが(最近は頑張っている)、高校生大学生に読むべき本は?と問われたら、この一冊を推薦したい。なぜなら「核兵器所有」について真剣に考えるきっかけをもらえる(もちろん他にも学ぶべきことは本著ではたくさんある)からだ。平和平和と謳いながら、北朝鮮中国ロシアなどの核の脅威にさらされているにも関わらず、アメリカが「守ってくれる」という非現実的な考えで、ヒステリックに核を拒否し続けている日本国民。僕自身、これは果たしてどうなのだろうかと自分自身に問うきっかけをもらうことができた。本来ならば小さい頃から考えていかなければい

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    2012年02月29日
  • 太陽の季節(新潮文庫)

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    真正のアプレゲール。
    倫理への反逆と若者特有の気だるさ、放埓の日々を見事に描いてる。
    自身の趣味のヨットのネタが満載の短編もあるよ。

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    2011年12月10日
  • 真の指導者とは

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    ネタバレ

    実は、石原慎太郎の著書は初めて。
    よかった。
    なんか、あるべき姿、理想の姿、こうじゃなきゃダメってことを理路整然と指摘してくれた。

    良書です。

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    2011年11月30日
  • 真の指導者とは

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    タイトルからは石原さんのあるべきリーダー像とは?が記されているかと思いきや、ある程度はあたっているものの歴史上の人物から見たリーダーたるべき理想像から始まって、現在の政治・社会に対する提言までいろいろ記載されています。石原さんの博学さを思い知らされるとともに、参考文献ものっているので石原さん思想のルーツ(それですべてというわけではないですが)を知ることができます。
    一昨年は「ヘミシンク」にはまり、昨年は一転して「人生を考える小説」、で、今年は「歴史物」がマイブームになりそう。

    リーダー像を追い求めるというより、自らの生き様を見直すとともに、これからの社会をどうして行くべきかについて考えるきっ

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    2011年04月09日
  • 法華経を生きる

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    「石原氏の石原氏による石原氏のための」法華経解釈。氏は、とある新興宗教の教祖に帰依したようだが、自身で「信者が一人しかいない石原教の教祖」と述べているくらいだからそういう趣旨の本なのだろう。 おっさんは「法華経」のことは全くわからないのでこの本の解釈が学問的に正しいかどうかはわからない。しかし、氏が「学問的に」ではなく「実践的に」対峙し、それを自分の血と為し肉と為した法華経論は、浮世離れした坊さんよりもよっぽど説得力があるように思われる。学問的に正しいかどうかはわからないが、そんなことはどうでもよい。仏教の魅力を伝えるには十分な内容だ。

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    2009年10月04日
  • 亀裂

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    「?馬鹿な、勝手にしやがれ?彼はそうした自覚を自分に許したくはなかった。」

    紹介本と異なり私の手元にあるのは外箱付きの70年発行の文藝春秋社刊。

    そう中上健次も大江健三郎も、そして石原慎太郎も初期がいい。

    特に都知事にならずにずっと書いて欲しかった私は、文庫とかで読んだくせに昔の単行本を探してまた読む。

    何しろ初期は短くて数少ないのです。

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    2011年09月01日
  • 太陽の季節(新潮文庫)

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    社会現象まきおこした。ブーム。ブーム。太陽族。上からひんしゅく。下から喝采。50年経って。都知事。慎太郎節。ニッポン石原家一色。「芥川賞?現代作家?」「あんなのブンガクじゃない。」ビルの上から今でも吠えてる。どうしてそういう言い方なの?どうしてすぐそうなの?アナタほんとはどんな方?これ読めばわかる。これ読まないとわからない。これ読んでもわからない。そのどれか。ビルの窓から東京はヒドイねえって感性がナイっていいながら吠えている。今の。このたった今も。

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    2011年09月15日
  • 天才

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    ボスが読んでいて僕も手に取ってみた。
    僕らは確かに田中角栄が作った日本に生きている。
    反官僚。近郊の取れた発展。アメリカ。。

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    2024年12月14日
  • 太陽の季節

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    戦後の荒廃と理不尽、社会の不信感により退廃的な若者たちがヒトを物質主義と考えるようになった
    今の日本はあれから変わってきているのか考えさせられた

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    2024年06月23日
  • 天才

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    石原慎太郎による田中角栄伝。一人称での語り口が、まるで本人の自叙伝のよう。小学校を卒業し、土建屋を起こし、国会議員になり、総理になり、ロッキード事件で失脚し、有罪判決を受け、病に倒れるまでが、生き生きと描かれている。一つ一つの出来事は詳しくは語られないが、田中角栄の生き方、考え方などがよくわかる。ロッキード裁判の是非などは闇に葬られた格好だが、今もあり得る気持ち悪さがある。米国や中国との関係は変化しているが、日本はしっかりやっていけるのだろうか。

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    2024年06月08日
  • わが人生の時の時(新潮文庫)

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    政治家としても文学者としても高く評価する気にはなれないんだけど、時代を生き抜いて生き抜いて死んでいった1人のおっちゃんとしては、親しみに似た気持ちが彼に対してあるのを自覚する。ひたすらチャーミングなんだよなこの本に出てくる石原慎太郎というおっさんは。「海蛇がホテルの部屋に出たらウケるよなーただし俺の部屋は除く」みたいなことマジメに考えてるんだもん。なにかと幽霊みたいのに遭遇してそのつどクソ真面目にビビらされてるし。
    かわいげのあるおっさんの与太話なんだよ。ヨットに乗って、海に潜って、山に登ってさ。あんたやりたいことやって死んだんだろうね、と声をかけてやって、おもしれーホラ話をありがとよっつって

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    2024年04月02日
  • 天才

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    フックオフ110円

    めっちゃ面白かった
    田中角栄も石原慎太郎も愛国者です。

    ロッキード事件もアメリカにハメられたとのこと

    昔の政治家には信念があった
    岸田をみていると、信念が無く自分の意見が無いから嫌いなんだと、この本を読んでわかったきがする

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    2024年05月25日
  • 天才

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    一人称で語られる田中角栄の半生。

    自信に満ち溢れていた前半から、ロッキード事件で失速し徐々に弱さを見せ始める後半からの語りの変化に、寂しいような哀しいようななんとも言えない切なさを感じた。
    最期のシーンは、静かな余韻が残る。

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    2024年02月19日
  • 天才

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    政治家には先の見通し、先見性こそが何よりも大切なので、未開の土地、あるいは傾きかけている業界、企業に目をつけ、その将来の可能性を見越して政治の力でそれに梃入れし、それを育て再生もさせるという仕事こそ政治の本分。

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    2024年01月28日
  • 天才

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    ロッキード事件での失脚により、表舞台から消えていった稀代の政治家『田中角栄』
    その田中氏の半生を一人称語りで描いた本著。

    後書にもあった通り、石原慎太郎は本著を執筆するに至って、改めて田中氏にまつわる様々な情報を集めた結果、改めて田中氏のことを『天才である』と語っていました。

    類稀な先見の明により、近代日本の礎を築いた田中氏について、本著を読み進める中で魅力ある人物像にも触れることができたと思う。
    それはもちろん、石原氏の文才があってこそでもあるとは思うが。

    そして、ロッキード事件による失脚により、表舞台を後にすることになったが(真偽も定かではなく、未だ多くの謎に包まれてはいるが…)、も

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    2023年12月19日
  • 老いてこそ人生

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    ネタバレ

    石原慎太郎という知性と遊びと頑固さを備えた男が老いをどう捉えてるのか興味を持った。
    前半は老いに関して誰でも老いる。
    でも体は鍛えるという内容。
    大ケガをした時の心境。
    酒と人生。喧嘩っ早い自分に親父はもう年だから。と諌める周囲。周りの老い。
    老いてますます盛んかと思いきや、冷静に老いることを見つめた著作。
    これを読めば、老いる覚悟ができる。

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    2023年05月27日
  • 絶筆

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    政治家としての石原慎太郎は好きではなかったが、作家としての彼は、なかなかのストーリーテラーだ。短編だけど、全て読みごたえがあった。
    傲慢さのかけらもなく、文章はみずみずしい。
    不思議な印象。
    死に近付く心の有り様は、死は完璧な所有ということ。
    死、そんなものなどありはしない。ただこの俺だけが死んでいくのだ
    アンドレマルロー 王道の主人公ベルゲンの言葉

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    2023年02月27日
  • 天才

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    一人称視点の語りは独特で、惹き込まれるものがあった。テーマも政治ととっつきにくいが、魅せ方が上手ですんなりと入ってくる。田中角栄を知るには打ってつけ

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    2023年02月14日
  • 天才

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    石原慎太郎の田中角栄を語った物かと思ったら、ずっと一人称で語られるためか一気に引き込まれた。時代が違うから比べられないとは思うけど、今この時代に田中角栄がいたら、どんな政治をしたんだろう。ロッキード事件がなければ、今の日本はどうなっていたんだろう。今の何でもかんでも批判され、許容されない息苦しい世の中では、ああいう政治家は出てこないのかなぁ。議員バッジ欲しさではなく、未来を見据え国や国民の事を本気で考えて行動し実行できる政治家が出て来てくれたらと思う。

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    2023年01月28日