石原慎太郎のレビュー一覧

  • 東京革命 わが都政の回顧録
    沖ノ鳥島視察、尖閣列島との関わりについての総括を読みたくて購入。しかし書いてあったのはすでにメディアで彼が話している表面的なことだけ。裏話的なことを期待していたのだが、ページが足らなかったらしい。
    ほかのトピックにしてもそうだ。横田軍民共用化、オリンピック誘致、築地の移転。これらも記述が足らなかった...続きを読む
  • 「YES」と言わせる日本(小学館新書)
    亀井静香は今無所属なのか。悪夢の民主党政権で亀井静香が閣内で踏ん張ってくれなかったらもっと大変なことになっていたね。二人とも最後のご奉公を期待しています。
  • 新・堕落論―我欲と天罰―
    石原慎太郎 著「新・堕落論」2011.7発行、「2011.3.11」の後の著者の存念が書かれています。平和の毒、仮想と虚妄の2つの章立てです。ルース・ベネディクト「菊と刀」にある「恥を嫌い、清廉を好み、日本刀に表象される自己犠牲による献身を美徳として奉じた日本人の姿」は殆ど消滅したと書かれてますが、...続きを読む
  • 太陽の季節(新潮文庫)
    もはや古典なのだが、描かれている学生による性暴力的”事件”は、まさに現代の今、発生しているものと同じ。。。
  • 弟

    私にとって石原裕次郎は「太陽にほえろ」の「ボス」という印象が圧倒的に強く、昭和の大スターであったことがなんとなくわかったのはずいぶん後だった。本書ではその大スターの兄だからこそ知りえる弟裕次郎の幼少期から、その死までのエピソードと著者自身の心情がたっぷり記されている。ちょっとオカルティックな話もあり...続きを読む
  • 天才

    素晴らしい

    アメリカの陰謀ありそうなこと。日本国民として、天才田中角栄が再度出現することを祈ります。
  • フォアビート・ノスタルジー
    政治家でもある石原慎太郎がどんな純愛小説を書くんだろう、と興味しんしんで手に取った。

    知人が亡くなり久しぶりに集まった辰野と昔の仲間たち。
    仲間たちの憧れのチェリスト西条久美子と辰野は20年ぶりの再会を果たす。

    20年前愛しあっていながら、突然辰野の前から姿を消してしまった久美子。
    その理由と彼...続きを読む
  • 太陽の季節
    こんな酷い作品だとは思わなかった
    完全な遊戯でもう読むのは辞めようと思った。
    救いは乾いた花の物語が良かった
    あとがきに映画化されているとの事なので見てみたい
  • 太陽の季節
    良くも悪くも「時代」を描いている。そうした小説でも時代を越えて読み継がれる作品はたくさんあるが、これはその部類に入らない。時代を越えられない作品。
  • エゴの力
    人間と、他者との違いを司る個性をエゴとして捉え人生における支えとなるその力を育む重要性、人生の定理を著者の回想録をもとにまとめられた一冊。エゴないしはエゴイストと聞くとマイナスなイメージが植え付けられるこの国や組織において、人間の個性(エゴ)の閃きによる創意の価値を尊重しようとする強いメッセージが伝...続きを読む
  • 新・堕落論―我欲と天罰―
    その主張思想などの是非は別として、まずとてつもなく読みづらい。おなじみの「です・ます」「だ・である」さらには砕けた口語体のアトランダムな混在は言わずもがな、形容の重曹や論旨の飛躍は年を追う(老う)ごとに酷くなり、この書にて集体し極まった。かねてから「三島もそうなんだよな・・」と感じていたが、ついにあ...続きを読む
  • 弟

    65
    俳優、石原裕太郎の人間を最も近い場所から最も長く見守り、ともにしてきた兄、慎太郎が綴る、弟の真実の姿。
    昭和の人気スターの人間臭い一面が露わになるのも、何のフィルターも介さずとも、阿吽の呼吸が可能な兄弟ならではか。
  • 太陽の季節(新潮文庫)
    大学の課題として読んだ。読んだ時期が選挙前だったのでお母さんに変に勘ぐられてしまったが、著者の個人的な考え云々よりも、このような内容の小説が若者の間で流行していたことに驚いた。
  • 国家なる幻影(下) わが政治への反回想
    政治不信は政治家のせいであり、それを政治家として止める事が出来なかった石原慎太郎は政治家を辞めたが、今年政治家を再度やる事になった。彼が政治家として何をやっていくのか、チェックしていきたいと思う。
  • 私の好きな日本人
    石原氏の好きな歴史上の人物、ならびに親交のあった人物の紹介です。織田信長が上がってましたが、自分の息子(石原伸晃氏)が自民党総裁選に出馬の際、「平成の明智光秀」と言われたことはどう感じたのでしょうか?
  • 新・堕落論―我欲と天罰―
    日本を強く思う心、他国に毅然と立ち向かう姿勢には、強い共感を抱きます。
    石原氏の過去の実体験もかなり興味深いです。
    賛否両論分かれる意見もあるかとは思いますが、そもそもここまで明確に意見を述べている政治家が少ないので、大変貴重な存在だと思います。

    一つ難があるとすれば、文章がいちいち長くて難しいこ...続きを読む
  • わが人生の時の時(新潮文庫)
    64点。困った時には決まって船の話を出して話題を変えるらしい、石原慎太郎の掌編集。20世紀日本文学を代表する作品ともいわれている。
    情景描写が見事だと思う反面、これもまた海の話ー?と飽きてきた。筆者にとって大きな出来事だっていうのはわかったけど。
    人生の時の時。自分の死をどう考えるかは哲学上でも大き...続きを読む
  • 新・堕落論―我欲と天罰―
    著者の物欲を始めとする我欲が日本を間違った方向に持って行っているというのは間違ってはいないと思う。
    ただ、我欲をコントロールすることも政治の一つの役割なはず。

    今の日本は儲けることを是とせず、ある意味社会主義に限りなく近づいていることに停滞感を脱出できない理由があると思う。弱者と救う仕組みは必要だ...続きを読む
  • 新・堕落論―我欲と天罰―
    石原慎太郎の真髄がこの本を読めばわかる。我々日本人の我欲というものが、この国を滅ぼしかねないと痛切に感じた。
    核保有など、あまりにも極端な話もあったが、これから、日本が軍事力を増強して外交面で力を発揮していかなくてはいけないことは一面的に見て正しいことだと思う。
    正しいと思う。著者も言ってるが、遺書...続きを読む
  • 太陽の季節(新潮文庫)
    2012年現在東京都知事である石原慎太郎さん。
    彼が芥川賞作家である事を知っていますか?
    もしかしたら知らない方もいるかもしれません。
    様々な問題を提起している彼の作品とはどんなものか。