山中朝晶のレビュー一覧

  • ハンターキラー 潜航せよ 下

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    映画『ハンターキラー 潜航せよ』の原作。

    この映画が予想以上に面白かった為、原作を手に取ったが、
    映画以上の面白さだった。実際の評価は、★4.5。

    上下巻ものだが、物語のスケールが映画よりも大きく、よってダラダラせずに、緊張感を持って最後まで進む。

    逆に物語のスケールが大きすぎて、映画が端折ったというのが正解だろう。ストーリーを全て映像化していたら、2時間枠を軽くオーバーしているはず。

    しかしながら、軍事モノ、潜水艦モノというマニアックなストーリーなので、誰にでもおすすめできない。この映画が面白かった方と、トム・クランシー著『レッドオクトーバーを追え!』が好きな方には必ずや満足してもら

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    2019年07月14日
  • ハンターキラー 潜航せよ 上

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    映画『ハンターキラー潜航せよ』の原作。

    上巻を読み終わった感じでは、やはり原作のほうが映画よりも面白そう。また、映画とは大分内容が異なっていて、原作のほうがよりスケールが大きい。

    上下巻ものは基本、展開が遅くなりがちで好きではないが、この本についてはいまのところ気にならない。

    下巻に期待。

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    2019年07月03日
  • ハンターキラー 潜航せよ 下

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    ハラハラドキドキがあって面白い。
    SEALの活躍が少し現実離れしすぎ。これでは007と同じだ。翻訳がよかった。

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    2019年06月01日
  • ハンターキラー 潜航せよ 上

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    ロシア領海内で新鋭ロシア原潜と、その原潜を追尾していたアメリカ原潜が相次いで沈没。ロシア政府はアメリカ原潜による撃沈であることを公表し、米露の武力衝突の危機が高まります。しかし2隻の原潜の沈没の裏には、凋落するロシアの復権を企むロシア軍部の企てが蠢いていました。
    沈没したロシア原潜から奇跡的に生還した生存者の存在、米露軍事衝突を煽りつつ、同時にアメリカ証券業界の大混乱を企ててアメリカを経済的、軍事的に貶めロシア復権を目指すロシア軍幹部とロシアマフィア。
    米露原潜が対峙する極北の海と、経済テロの攻防の最前線となるニューヨーク。複雑に絡み合った企ての全体像が次第に露になるまでが上巻です。
    潜水艦同

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    2019年04月17日
  • 眠る狼

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    ネタバレ

    「帰ってきてほしい」10年前に故郷を離れ海外で軍務に就いていた主人公バンのもとに、ずっと音沙汰の無かった祖父からの手紙が届く。プロの泥棒である祖父の弱気な手紙に胸が騒いだバンは急いで帰郷した。だが、到着した彼を待っていたのは頭に銃撃を受けた祖父の姿だった...。人事不省の祖父を前に事件の真相を追う決心をしたバンは祖父の仕事仲間に協力を仰ぐ。

    事件を追う現在のバンと過去の祖父との出会いと別れが交互に語られクライマックスへと向かう

    とにかく祖父の頑固さとプロとしての矜持、そして滲み出る優しさがたまらない傑作です。
    祖父の仕事仲間の爺さん連中のキャラクターも濃厚で最高なんです(※泥棒です)

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    2019年03月11日
  • 冬の炎

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    グレン・エリック・ハミルトン『冬の炎』ハヤカワ文庫。

    『眠る狼』に次ぐシリーズ第2弾。どうやら2打席連続のホームランとはいかなかったようだ。

    除隊し、求職中のバン・ショウは祖父の友人から姪の捜索依頼を受ける。姪が向かったと思われる冬山の山小屋にバンが赴くと、そこには男女の死体が……

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    2018年05月21日
  • 眠る狼

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     舞台のシアトルは、イチローのいたマリナーズやスターバックスなどでなじみはあるが、他の海外ミステリーなどでシアトルが舞台の小説は読んだことがなく、どんな土地であるかはよく分かっていなかった。この小説で、海に面して、カナダ国境が近いことを改めて意識した。
     小説は、ミステリ新人賞三冠受賞に違わず、停滞することなく次々と展開し、最後に予想外の事件の結末が待っている。その土地のことが分からなくても、飽きずに読ませる。

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    2018年10月07日
  • ピルグリム〔3〕 遠くの敵

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    面白くて一気読み。
    本当に24のようだった。
    24りよも事件はあっさりと終わってしまったけども。
    映画やドラマではとことんカッコいい諜報機関のエージェントだけど、本作では別人になり、日々精神をすり減らし、自分をさらけ出せない孤独な生き方も丁寧に描かれており、ドキドキハラハラ以外も味わえ良かった。

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    2017年03月14日
  • ピルグリム〔2〕 ダーク・ウィンター

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    いやー面白い。
    ところどころ、過去の事件に戻ったりするのでわかりにくくなったり、まどろっこしくなるのだが、きっとすべては一点に集約されるのだろうと期待をこめ、星は四つ。

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    2017年03月14日
  • 黒い波 破滅へのプレリュード

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    ゾワゾワ感を味わいたいひとはぜひ! 有川浩の『海の底』を思い出すパニック小説でした。続篇も翻訳して欲しいです。

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    2017年01月20日
  • ピルグリム〔3〕 遠くの敵

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    ネタバレ

    意外と楽しめました。
    終盤のサラセンと対峙するところは、出てきちゃうのと思ったり、電話一本で形勢が一気に逆転したり、早すぎる展開においおいと思ったりはしましたが。
    それにしても主人公はよく生きて脱出できたなぁと感じていたところ、続編があるとのこと。どんな大作になるのか期待が膨らみます。

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    2016年12月03日
  • ピルグリム〔2〕 ダーク・ウィンター

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    ネタバレ

    1巻目の最初に書かれていた事件との繋がりがようやく理解できた。
    一方でまた違う事件が出てきて、そちらの話の比重が大きくなり、鬱陶しく感じはじめたところ、関係者が本題との関連性を見せてくる。
    結構おもしろいかも。

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    2016年10月31日
  • レッド・スパロー(下)

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    ドミニカはネイトを誘惑する。が、CIA側は彼女がSVRの諜報員であることを突き止め、ネイトは彼女を寝返らせるよう指示される。だが、二人の関係は思わぬ方向へ。やがてワーニャはCIAに内通するスパイを暴く策略を講じるが、CIAも米国内に潜伏するロシアのスパイをあぶり出す作戦を展開する。そして、ドミニカとネイトには苛酷な試練が襲いかかってきた。元CIA局員の著者が予断を許さぬ展開で描く大型スパイ小説。

    エンディングまで、どこか懐かしさも感じさせるスパイ小説であった。

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    2016年06月09日
  • レッド・スパロー(上)

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    たぐい稀な美女ドミニカはバレリーナを志すが、足を骨折して夢を絶たれた。父が急死すると、彼女はSVR(ロシア対外情報庁)の高官である伯父ワーニャによって、その美貌を利用した企みに加担させられる。その後ドミニカはSVRに入り、標的を誘惑するハニートラップ要員となった。やがて彼女は、命を受けCIA局員のネイトに接近する―ロシア国内に潜み、彼に機密情報を流し続けるCIAのスパイを探り出すために!

    ありがちな、でも読ませるアメリカのスパイ小説。下巻に続く。

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    2016年06月02日
  • ピルグリム〔3〕 遠くの敵

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    今年のベスト3入り確定!最後まで飽きさせない展開でずーっとハラハラドキドキ!長くても全然長さを感じさせなかった。

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    2015年10月30日
  • ピルグリム〔3〕 遠くの敵

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    壮大なストーリーのマンハントが終了。ラストはかなり盛り上がった。
    が、3巻まで必要かと言えば微妙。
    話しが枝葉にそれたり本筋に関係ない話が長々とあったり。
    大きくは二つの話があるわけだけど、ウィルステロも結局最後は人質の話で簡単に片が付き過ぎ。サラセンもこれだけ壮大なプランを練っておきながら、あっさり全てを諦めるし、女殺し屋に至ってはサラセンの捜査のだしに使ったはずがこちらが次に続きそうだし。
    一気に読む分にはいいが、なんとなく消化不良の感はある。
    視覚的な作品なので映画化は間違いないだろうが、どんな風に終わるんだろう?
    そしてこの作品の続編はいつくらいになるのかな?

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    2015年10月12日
  • ピルグリム〔2〕 ダーク・ウィンター

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    1巻を受けて、サラセンの行動とピルグリムの追跡行が緻密に、そして濃密に描かれる。ただその分、話の展開が異様にのろい。しかも枝葉に流れることが多い。
    サラセンのウィルス培養のとこだってここまで長々描くところもスゴイし、ピルグリムがそれを受けて雇われるわけだけど、それは前巻でわかってるので話が重複していく。あまりにも話が現在と過去が入り乱れるのでどうしても同じ話が出てくる。しかも今回はトルコの富豪事件の章も長いし。さらにはウフッツィ美術館の絵画修復まで。まるでダン・ブラウンだなぁ。
    結局、”サラセンがウィルスを開発し、ピルグリムが連絡員の女性をトルコに見つけた”がこの2巻。
    もちろん、文章も上手い

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    2015年09月21日
  • レッド・スパロー(下)

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    ネタバレ

    さすが元CIAの人が書いただけあってリアリティのあるスパイ小説。東西冷戦時代のスタンスを復活してスパイ小説をかけるってことは、現実にロシアの力がしっかり戻ってきてるってことなんだろうなぁ。北方領土還ってきそうないなぁ…。

    スパイ同士の手に汗握る防諜描写は読み応えバッチりなんだけど、いらんもんも多い。女主人公の特殊能力は生かし切れてないし、男主人公の出自もだからどーやねんという感じ。そもそもW主人公にする必要があったのかな。エリツィン大統領も本人が登場してるけど、これも活かしきれてないように思えるし。

    もう少し絞り込めば、もっと読みやすくケレン味も出てくると思えて少々残念。

    章末に出てくる

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    2015年08月25日
  • ピルグリム〔3〕 遠くの敵

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    1巻の序盤が少し退屈に感じたけど、そこでしっかりと諜報員とテロリストの背景が書かれていたので、結果的にはそれで物語に厚みが出たのかも。
    ニューヨークでの殺人事件から始まり、9.11のエピソードも絡め、スケールの大きな話になっていた。
    訳者あとがきによると、これが3部作の1作目らしいので、続きがあるのかな?

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    2015年08月19日
  • ピルグリム〔2〕 ダーク・ウィンター

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    「わたし」から「ピルグリム」になった主人公が「サラセン」の手がかりを追い始め、スパイものっぽくなってきた。

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    2015年08月18日