あらすじ
スタージョン級最後の生き残りの攻撃型原子力潜水艦〈スペードフィッシュ〉は、ビーマン少佐率いるSEAL部隊を支援するために、全速でコロンビア沖へと向かう。だがそのころ、麻薬王デ・サンチアゴは、大量の麻薬を載せた特殊潜水艇を、貨物船の船底に隠し、密かにアメリカへと向かわせていたのだ。一方、山岳地帯で大規模な麻薬精製工場を探索中のSEAL部隊は、敵の猛攻を受け……原潜&特殊部隊VS麻薬王の死闘!
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手に汗にぎる
上巻より面白かった。物語の展開スピード、迫力、ともに申し分なく、どんどんストーリーに引き込
まれていく。老朽化した原潜で次々に発生するトラブルに全力で立ち向かう乗組員の姿に感動した。
とくに危険な原子炉内での修理作業では思わず力が入ってしまった。これだけ原潜について詳細に
書けるのはさすがだと思う。苦難、逆境を乗り越え、たとえわずかな可能性しかなくても決してあき
らめないところが素晴らしい。続編も出ているようなので、ぜひ読みたい。
どうでもいいことかもしれないが、作品には「コーヒー」という単語があちこちに出てくるのはなぜ
だろう?作者はよほどコーヒー好きなのだろうか。