山中朝晶のレビュー一覧

  • レッド・スパロー(上)

    Posted by ブクログ

    アメリカのスパイとロシアの女スパイの駆け引き。それに至るまでの諜報活動の凄まじさ。33年も諜報活動に携わった著者ならではの臨場感たっぷり。下巻も楽しみ。それにしてもドミニカは魅力いっぱい。

    0
    2013年10月28日
  • KGBから来た男

    Posted by ブクログ

    本作は、“ターボ”という異色な感じの主人公を通じて、「“ソ連”とは何だったのか?」とか「“ソ連後”の1990年代のロシアとは何だったのか?」を問うような一面も在るように思う。他方で「“情報”と人々」というようなことも些か考えさせられる一面が在る…或いは“一作完結”な雰囲気では在るのだが、何となくこの“ターボ”の「その後?」も気になる…

    なかなか渋い作品だ!!

    0
    2013年06月12日
  • 恐怖を失った男

    Posted by ブクログ

    かっこよ!
    M・Wクレイヴンさんの本は初。
    ストーンサークルの殺人はこの間買ったけどまだ未読。
    アクションシーンが細かく説明されていてハラハラドキドキ。
    次はどうなるんだ感もあり、長かったけどスラスラ読めた。2部もあるらしいけどまだ日本にはきてないのかな。
    こんな無敵な頭の切れる人間になりたいわ。
    ミルクシェイク飲みたいよ。

    0
    2026年10月08日
  • 恐怖を失った男

    Posted by ブクログ

    短い章立てでテンポよく進むのでページ数の多さを感じさせない
    そして、凄惨でグロテスクな描写にも妙な爽快感がある
    つまり、テンポの良い暴力は読んでいて気持ちがいい

    この作者の書く主人公、両方とも運動エネルギーに溢れてる男なのがとにかく良い

    0
    2026年09月10日
  • 恐怖を失った男

    Posted by ブクログ

    ハードボイルドと言っても良い本だった。
    主人公が恐怖を感じないという意味では
    とにかく自分の任務を愚直にかと思いきや臨機応変に、そしてどんな手を使ってでも遂行する姿がカッコよかった。

    0
    2026年09月03日
  • 真珠湾の冬

    Posted by ブクログ

    真珠湾攻撃直前のホノルル、若い男女の凄惨な殺人事件から物語は始まる。事件を捜査するホノルル警察の刑事ジョーの過酷な5年間が始まる。

    スタートの事件の残酷さに読むのを止めようかと思った。他にも壮絶なシーンは多いのだが、真珠湾から日本の敗戦までの5年間をハラハラドキドキで展開する。舞台も、ハワイ・グアム・香港・東京、そしてラストは野沢温泉。
    バイオレンスだけど、けっこう純なラブストーリーでもあった。

    0
    2026年07月12日
  • 果てしない残響

    Posted by ブクログ

    アガサ・クリスティな感じ。
    この本は、シリーズ第二作とのこと。
    第一作が翻訳されてないため、前作との繋がる部分の記載については、??になってしまうのが残念。第三作もでているとのことなので、第一作と第三作を邦訳してもらえると嬉しいです。

    0
    2026年07月06日
  • 恐怖を失った男

    Posted by ブクログ

    映画化されそう。
    後書きで趣味的に書いてた、とあってなんだか納得。ポーを凶暴化させたような主人公が、潜入したり脱出したり戦ったり捕まったり戦ったり…

    恐怖を失っただけあってか、まぁよくピンチになる。そりゃ失職するか、と。ただ防御力が無い代わりに攻撃力が高いので、相手も痛い目を相当見る事に。なので、映像化映えしそうだなという感じ。

    クレイブンらしい短かめだが先が気になる章立てで、導入も上手く、どんどん読ませる。
    キャラ紹介も終わったので、次回作を楽しみにしたいと思う。

    0
    2026年07月05日
  • 恐怖を失った男

    Posted by ブクログ

    実写化されたら、おもしろそう!観たい!って思いながら、読み進めていた。
    恐怖という感情を失ったベンが、かつての上司から受けたミッション。そのミッションは、完遂されるのか?
    ハラハラする展開も交えながら、ミッションの完遂を目指すベンはカッコよかった。
    ただ、ベンの近くにいると心臓が持ちそうにないと思うので、私は遠慮したい…

    0
    2026年06月19日
  • 恐怖を失った男

    Posted by ブクログ

    著者が楽しみのためだけに書いた作品とあって、納得。訳あって身を隠して生きる最強の主人公が、信頼する上司であり友人でもある男性の娘を助けるために、マフィアも麻薬組織もなんのそのでバッタバッタと敵を倒し、窮地に陥ると謎の美女が助けてくれる。爽快アクション作品だった。皮肉屋で偏屈なポーのシリーズの方が私は好みだが、結局こちらの作品も一気読みしてしまったので、著者の筆力に降参です。

    0
    2026年06月04日
  • 恐怖を失った男

    Posted by ブクログ

    長くて、もうすぐ終わりだ‥!と思ってからがまた長かった。

    解説にもあるように、ハードで過剰!かつての上司の娘が行方不明になって、捜索を命じられるというそこまで激しいタスクじゃなさそうなのに、めちゃくちゃハード。恐怖の感情を失った主人公だから、やることがとにかく派手!躊躇いなく殺す。しかもまぁまぁ派手に。そこはなんか新しかった。
    映像化されたらエグそう‥‥

    0
    2026年04月14日
  • 果てしない残響

    Posted by ブクログ

    テムズ川で身元不明の女性の溺死体が発見された。当初は不運な事故だと思われていたがボーシャン警部の捜査によって、30年前の企業年金を横領して姿を消したCEOの事件と死んだ女性の関連が浮かび上がる。英国政府の影の権力者ハンプトン下院議員に事件の調査を依頼されるボーシャンだったが、15年前に発生した少女失踪事件の調査も行うことに。一見すると無関係なふたつの事件。だが思わぬ形でこれらが結びついたとき、イギリス上流階級の暗い闇に呑まれた叫び声が響きだす...。 

    シリーズ第2作ということだが、前作は未訳。次作も含めて紹介されたら、多少印象が変わるかもしれない。

    0
    2026年02月28日
  • 果てしない残響

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    冒頭のパーティの場面で挫折しそうになるものの、エドガー賞を信じて読み続けて正解でした。
    複数の事件と大勢の人物が複雑に入り組んで、最後にはピタリとはまるこの感じは、翻訳ミステリならでは。楽しめました。
    ただシリーズ2作目ということで、解説を読むと1作目と深く関わり合う部分が多々あるようなので、本邦初登場の作家さんにありがちなモヤっとした感じはどうしても残りました。はたして1作目を読めるのがどうか。この作品がたくさん読まれるかにかかっているのですね。悩ましい…。

    0
    2026年01月26日
  • 果てしない残響

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2026年の4冊目は、シャーロット・ヴァッセルの「果てしない残響」です。ロンドン警視庁カイウス・ボーシャン警部を主人公としたシリーズの2作目になります。エドガー賞受賞作という事で先に翻訳されたのでしょうが、1作目が未訳の為、前作からの繋がりが分からず、少し残念に思いました。
    そして、今作がエドガー賞受賞に値するのかと言われれば、個人的には少し疑問を感じます。
    クライマックスに向けて、その片鱗は感じられますが、そこまでではないように思います。カイウスを中心とした捜査チームの3人は、それなりに魅力的ですし、寄宿学校から消えた女子生徒の事件は、それなりにアット驚く結末です。ミステリーとして水準以上の出来なのは間違いないとは思いますが。イギリスの階級社会の有り様が取り上げられている事がプラスに働いたのでしょうか。出来れば1作目から読みたかった所です。
    ☆4.5

    0
    2026年01月24日
  • ピルグリム〔3〕 遠くの敵

    Posted by ブクログ

    3 遠くの敵

    「思想」「歴史」「宗教」の隔たりが“遠さ”として表現されている、ということで良いのかな。

    ピルグリムは、主人公“わたし”に与えられたコードネーム。…でいいはず。
    夏に『夏のピルグリム』という女子中学生冒険家出小説を読みましたが、旅の桁が違いました。
    頭脳明晰な復讐を糧にテロリストとなったサラセンのテロ計画阻止に アメリカ、サウジアラビア、アフガニスタンからヨーロッパ各地への追跡劇です。
    ですが、私は 彼らが今どこにいるのか読み取れないので、そんな感じで読みました。

    各項のラストは、いつも思わせぶりなカッコ良い一行です。そこもですね、カッコ良いんだろうとわかるんですが、何が?ってところもあって翻訳小説未熟者には、まだ修行が必要です。

    良い読書経験でした。
    ご紹介ありがとうございました。

    0
    2026年01月22日
  • 果てしない残響

    Posted by ブクログ

    ふたつ事件をロンドン警視庁の刑事たちが追う… 英国の階級社会を風刺したミステリー #果てしない残響

    ■あらすじ
    ロンドン警視庁の刑事カイウスが劇場に訪れたとき、観客が倒れて亡くなってしまう。彼はかつて女学園で起こった失踪事件を調べていたらしく、カイウスは事件の再捜査を考えていた。

    一方、テムズ川で女性の死体が発見される。当初は事故死と思われたが、過去の横領事件との関連性が浮かび上がる。さらにイギリスの下院議員で権力者であるハンプトンから、事件を詳細に調査せよと指示される。関連のなさそうなこの二つの事件、どんな背景があるのか…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    濃厚濃密なイギリスのミステリー、いやーお腹いっぱい、大満足ですね。いわゆる英国の階級社会、アッパークラスを風刺した内容になっていて、事件や犯行動機などに関係してきます。

    日本人だとイギリスの階級社会ってのに馴染みがないですよね。なんとなく上級国民やお金持ちとそれ以外みたいな曖昧な感じはあるけどさ。

    イギリスの場合は労働者、中間層、富裕層、上流階級といった明確な区別がある。なんつっても個々アイデンティティを持っていて、そういうもんだって納得してますよね。お国柄って面白い。

    さて本作は、そんな階級社会のあるイギリスが舞台。ふたつの事件を現場ロンドン警視庁の刑事たちが追っていく。

    ひとつは女学園でとある少女が失踪してしまった事件、もうひとつは年金横領事件に関係しそうな殺人事件。どちらも過去に起こった事件で捜査は難航。事故として処理されそうなところ、突然カイウスが権力者に呼び出され、捜査に拍車がかかっていく… という筋立て。

    事件はもちろん、なぜ権力者の下院議員に捜査を依頼(というか命令)させられるのかってのも謎なんよ。権力者の出現あたりから、ミステリーとしての厚みがぐぐっと増してくるんすよね。

    主人公はカイウス刑事ですが、お仲間の刑事マット、エイミーも魅力的。何より彼らの会話が機知に富んでだり、友達みたいなやり取りでほっこりするんすよ。もちろん意識が高いプロの刑事であり、事件解決に向けて大活躍してくれます。

    そして本作、実は2割くらいはラブロマンスなんです。カイウスと帽子屋キャリーとの関係性が鬼アツです。出会いからデートして仲良くなって… みたいな感じで徐々に発展していくんだけど、もう羨ましいくって。私もまぜて欲しい! ただお話が進むと、更なる変化がおこるんですが… それは読んでのお楽しみ。

    もうひとり鍵を握る人物、ルパート・ビーチャムですよね~。彼がいることで人間関係にエグみが爆増。ちなみに本作はシリーズ2作目で、彼は1作目にも出てくるようです。読み終わった後で解説を読んでいただくと、理解度もあがって楽しめますよ。

    さて肝心の事件、謎解きについてですが、これも想像の二倍くらい練り込まれてましたね。事件自体はそうだよねって感じなんですが(とはいえかなりハード)、さらに物語全体とおして様々な人物がいり乱れるんすよ。えええぇっ? となるところも多くて力が入ったなー。終盤の着地なんて、全く想像できませんでした。

    次回作は本国では既に発売されているようでして、もはや前作も次回作も読みたい。というのもやっぱり人が書けていて、彼らを見ていたくなるんですよね。しみじみと読ませてくれる良い作品でした。

    2025年のエドガー賞、最優秀長編賞ってことで期待してましたが、やっぱり迫力ありましたね。パワフルなミステリーを堪能させていただきました。

    ■ぜっさん推しポイント
    貴族、生まれながらのお金持ち、上流階級、ロイヤルファミリー。なーんて聞くと、なんか憧れちゃいますよね。

    しかし生まれた瞬間に運命や、果たさなければならないことが決まっている人生ってのも、なかなかしんどそう。それが世のため人のためと信じられるならいいけど、そうでもなかったら良心と重責に潰されそうでさ。

    自由に気楽に生きれる立場ってのが、やっぱり幸せなのかもしれませんね。

    0
    2026年01月21日
  • ピルグリム〔1〕 名前のない男たち

    Posted by ブクログ

    スパイものの一作として、かのひまわり師匠にご紹介いただいた本作。まさか、3巻まであろうとは。

    タイトルの名前のない男たちの通り、未だこの巻では誰がどのような役割を果たしていくのかは、予測することのみ。
    それぞれの立場とそこに至る経緯を、諜報する側とされる側で描いていく。

    一部は14節、二部は34節と、短章に分けられている。元は何かに連載でもされてたのか?
    翻訳物では主語が見失いがちという苦手意識がありますが、本作は節ごとに主体が切り替わるため、多少読みやすいかな。

    また本作はスパイ・スリラーとも呼ばれているようですが、実際には、社会的な恐怖が成立してしいく状況を描く物語なのかな、と思うのですが
    全く読めている感覚がありません。

    さて 2巻へ

    0
    2026年01月18日
  • 真珠湾の冬

    Posted by ブクログ

    タイトルと表紙絵に惹かれて読みました。
    翻訳も違和感等は特に感じずサクサク読めました。
    日本も大いに絡んでくる作品です。

    0
    2025年11月16日
  • 復讐の岐路

    Posted by ブクログ

    ニューヨーク市警の刑事が主人公のミステリー。親と弟共々警官で、正義漢の塊のようなジャックはジャーナリストの妻を自殺に見せかけた不審な死で亡くす。生前の妻が追っていた有名女性の死因を巡り陰謀を感じたジャックは1人立ち上がるが、行く先々で捜査の妨害にあう。中央とFBIとも繋がりのあるヘンリーをどうやって崩すのか、ハラハラしっぱなしだった。ジャックも好きだが、弟のピーターの描写も素敵で、次作が楽しみ。
    (今作は2部作の一作目らしい)

    0
    2025年07月30日
  • 復讐の岐路

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2025年の26冊目は、J・B・ターナーの「復讐の岐路」です。原題が良いですね。
    主人公は、ニューヨーク市警の内務監査局に勤務する警官ジャック・マクニール。1人息子をある事件で亡くし、内務監査局に移動しますが、今度は、別居中で
    敏腕ジャーナリストである妻を自殺と思われる状況で亡くしました。当然、自殺では話が進みませんから、ある陰謀に巻き込まれての結果でした。
    ジャックは、かつて父が警官を弟も警官という警官一家で生きて来た、正に警官の中の警官と言えます。いかなる時も法を遵守して来たジャックが、妻の復讐の為とは言え、私的制裁とも言える行動に後戻り出来なくなって行く様子、葛藤が読みどころです。
    難点を言うならば、強大な力を握っているはずの敵が、如何せん弱過ぎる所、ピンチらしいピンチ無く進んでしまう所でしょうか。まぁ、事件は完全に解決しておらず、続きの2作目が有るという事なので、そちらに持ち越しという事でしょうか。
    ☆4.4

    0
    2025年07月25日