山中朝晶のレビュー一覧

  • ピルグリム〔2〕 ダーク・ウィンター

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    とにかく話がでかい。面白い。うまい。面白いだけで読ませるのは、一番すごい。読んじゃうんだよなぁー。世界をまたにかけたはなし、イスラム教に関する情報、全てが面白い。古典と違って今生きてる人間がリアルタイムで書いている臨場感もある。ワールドスタンタードのエンターテイメント。しりの穴がでかい。が、少しずつ話が着地点に迫っていくのが、まぁしゃーないけど残念と言えば残念。広がっていくときのこうようかんは半端じゃない。

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    2014年11月27日
  • ピルグリム〔2〕 ダーク・ウィンター

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    いよいよ本格的に始まった、テロリスト「サラセン」と諜報員「ピルグリム」との戦い。
    物語のテンポの良さが、お互いに見えない敵への、命をかけた挑戦の緊張感を上手く読者に伝えていると思います。

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    2014年10月26日
  • ピルグリム〔1〕 名前のない男たち

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    Pilgrim = 巡礼者。
    元諜報員と敬虔なイスラム教徒の宿命といってもいいようなこれからの展開が気になってしょうがない。

    謎がちりばめられたスピード感たっぷりの壮大なプロローグといった感じで、読むのがやめられなくなります。

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    2014年10月26日
  • ピルグリム〔1〕 名前のない男たち

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     全3巻の1巻目を読んだだけで感想を書きたくはなかったが、書かずにはいられない。

     「これだけは保証しておこう。本書の出来は、あなたの予想を超えている」。というミステリマガジンの絶賛レビューに期待して読み始め、少し疑いを持ち始めたところで、片足を引きずったニューヨーク市警の黒人警部補ベン・ブラッドリーが主人公の「わたし」を探し当ててパリを訪れる。ブラッドリーは「わたし」に米同時テロのある悲痛なエピソードを話してこう言う。

    「彼らの命を奪ったのは降り注ぐ瓦礫や火災ではない。彼らは他人の命を救おうなどと考えたから死んだ。そのことにわたしは怒っているんだ。いったい、この話のどこに正義がある?」

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    2014年10月06日
  • レッド・スパロー(上)

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    アメリカのスパイとロシアの女スパイの駆け引き。それに至るまでの諜報活動の凄まじさ。33年も諜報活動に携わった著者ならではの臨場感たっぷり。下巻も楽しみ。それにしてもドミニカは魅力いっぱい。

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    2013年10月28日
  • KGBから来た男

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    本作は、“ターボ”という異色な感じの主人公を通じて、「“ソ連”とは何だったのか?」とか「“ソ連後”の1990年代のロシアとは何だったのか?」を問うような一面も在るように思う。他方で「“情報”と人々」というようなことも些か考えさせられる一面が在る…或いは“一作完結”な雰囲気では在るのだが、何となくこの“ターボ”の「その後?」も気になる…

    なかなか渋い作品だ!!

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    2013年06月12日
  • 恐怖を失った男

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    短い章立てでテンポよく進むのでページ数の多さを感じさせない
    そして、凄惨でグロテスクな描写にも妙な爽快感がある
    つまり、テンポの良い暴力は読んでいて気持ちがいい

    この作者の書く主人公、両方とも運動エネルギーに溢れてる男なのがとにかく良い

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    2026年09月10日
  • 恐怖を失った男

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    ハードボイルドと言っても良い本だった。
    主人公が恐怖を感じないという意味では
    とにかく自分の任務を愚直にかと思いきや臨機応変に、そしてどんな手を使ってでも遂行する姿がカッコよかった。

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    2026年09月03日
  • 真珠湾の冬

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    真珠湾攻撃直前のホノルル、若い男女の凄惨な殺人事件から物語は始まる。事件を捜査するホノルル警察の刑事ジョーの過酷な5年間が始まる。

    スタートの事件の残酷さに読むのを止めようかと思った。他にも壮絶なシーンは多いのだが、真珠湾から日本の敗戦までの5年間をハラハラドキドキで展開する。舞台も、ハワイ・グアム・香港・東京、そしてラストは野沢温泉。
    バイオレンスだけど、けっこう純なラブストーリーでもあった。

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    2026年07月12日
  • 果てしない残響

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    アガサ・クリスティな感じ。
    この本は、シリーズ第二作とのこと。
    第一作が翻訳されてないため、前作との繋がる部分の記載については、??になってしまうのが残念。第三作もでているとのことなので、第一作と第三作を邦訳してもらえると嬉しいです。

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    2026年07月06日
  • 恐怖を失った男

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    映画化されそう。
    後書きで趣味的に書いてた、とあってなんだか納得。ポーを凶暴化させたような主人公が、潜入したり脱出したり戦ったり捕まったり戦ったり…

    恐怖を失っただけあってか、まぁよくピンチになる。そりゃ失職するか、と。ただ防御力が無い代わりに攻撃力が高いので、相手も痛い目を相当見る事に。なので、映像化映えしそうだなという感じ。

    クレイブンらしい短かめだが先が気になる章立てで、導入も上手く、どんどん読ませる。
    キャラ紹介も終わったので、次回作を楽しみにしたいと思う。

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    2026年07月05日
  • 恐怖を失った男

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    実写化されたら、おもしろそう!観たい!って思いながら、読み進めていた。
    恐怖という感情を失ったベンが、かつての上司から受けたミッション。そのミッションは、完遂されるのか?
    ハラハラする展開も交えながら、ミッションの完遂を目指すベンはカッコよかった。
    ただ、ベンの近くにいると心臓が持ちそうにないと思うので、私は遠慮したい…

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    2026年06月19日
  • 恐怖を失った男

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    著者が楽しみのためだけに書いた作品とあって、納得。訳あって身を隠して生きる最強の主人公が、信頼する上司であり友人でもある男性の娘を助けるために、マフィアも麻薬組織もなんのそのでバッタバッタと敵を倒し、窮地に陥ると謎の美女が助けてくれる。爽快アクション作品だった。皮肉屋で偏屈なポーのシリーズの方が私は好みだが、結局こちらの作品も一気読みしてしまったので、著者の筆力に降参です。

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    2026年06月04日
  • 恐怖を失った男

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    長くて、もうすぐ終わりだ‥!と思ってからがまた長かった。

    解説にもあるように、ハードで過剰!かつての上司の娘が行方不明になって、捜索を命じられるというそこまで激しいタスクじゃなさそうなのに、めちゃくちゃハード。恐怖の感情を失った主人公だから、やることがとにかく派手!躊躇いなく殺す。しかもまぁまぁ派手に。そこはなんか新しかった。
    映像化されたらエグそう‥‥

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    2026年04月14日
  • 果てしない残響

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    テムズ川で身元不明の女性の溺死体が発見された。当初は不運な事故だと思われていたがボーシャン警部の捜査によって、30年前の企業年金を横領して姿を消したCEOの事件と死んだ女性の関連が浮かび上がる。英国政府の影の権力者ハンプトン下院議員に事件の調査を依頼されるボーシャンだったが、15年前に発生した少女失踪事件の調査も行うことに。一見すると無関係なふたつの事件。だが思わぬ形でこれらが結びついたとき、イギリス上流階級の暗い闇に呑まれた叫び声が響きだす...。 

    シリーズ第2作ということだが、前作は未訳。次作も含めて紹介されたら、多少印象が変わるかもしれない。

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    2026年02月28日
  • 果てしない残響

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    ネタバレ

    冒頭のパーティの場面で挫折しそうになるものの、エドガー賞を信じて読み続けて正解でした。
    複数の事件と大勢の人物が複雑に入り組んで、最後にはピタリとはまるこの感じは、翻訳ミステリならでは。楽しめました。
    ただシリーズ2作目ということで、解説を読むと1作目と深く関わり合う部分が多々あるようなので、本邦初登場の作家さんにありがちなモヤっとした感じはどうしても残りました。はたして1作目を読めるのがどうか。この作品がたくさん読まれるかにかかっているのですね。悩ましい…。

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    2026年01月26日
  • 果てしない残響

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    ネタバレ

    2026年の4冊目は、シャーロット・ヴァッセルの「果てしない残響」です。ロンドン警視庁カイウス・ボーシャン警部を主人公としたシリーズの2作目になります。エドガー賞受賞作という事で先に翻訳されたのでしょうが、1作目が未訳の為、前作からの繋がりが分からず、少し残念に思いました。
    そして、今作がエドガー賞受賞に値するのかと言われれば、個人的には少し疑問を感じます。
    クライマックスに向けて、その片鱗は感じられますが、そこまでではないように思います。カイウスを中心とした捜査チームの3人は、それなりに魅力的ですし、寄宿学校から消えた女子生徒の事件は、それなりにアット驚く結末です。ミステリーとして水準以上の

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    2026年01月24日
  • ピルグリム〔3〕 遠くの敵

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    3 遠くの敵

    「思想」「歴史」「宗教」の隔たりが“遠さ”として表現されている、ということで良いのかな。

    ピルグリムは、主人公“わたし”に与えられたコードネーム。…でいいはず。
    夏に『夏のピルグリム』という女子中学生冒険家出小説を読みましたが、旅の桁が違いました。
    頭脳明晰な復讐を糧にテロリストとなったサラセンのテロ計画阻止に アメリカ、サウジアラビア、アフガニスタンからヨーロッパ各地への追跡劇です。
    ですが、私は 彼らが今どこにいるのか読み取れないので、そんな感じで読みました。

    各項のラストは、いつも思わせぶりなカッコ良い一行です。そこもですね、カッコ良いんだろうとわかるんですが、何が?

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    2026年01月22日
  • 果てしない残響

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    ふたつ事件をロンドン警視庁の刑事たちが追う… 英国の階級社会を風刺したミステリー #果てしない残響

    ■あらすじ
    ロンドン警視庁の刑事カイウスが劇場に訪れたとき、観客が倒れて亡くなってしまう。彼はかつて女学園で起こった失踪事件を調べていたらしく、カイウスは事件の再捜査を考えていた。

    一方、テムズ川で女性の死体が発見される。当初は事故死と思われたが、過去の横領事件との関連性が浮かび上がる。さらにイギリスの下院議員で権力者であるハンプトンから、事件を詳細に調査せよと指示される。関連のなさそうなこの二つの事件、どんな背景があるのか…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    濃厚濃密なイギリスのミステリー、

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    2026年01月21日
  • ピルグリム〔1〕 名前のない男たち

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    スパイものの一作として、かのひまわり師匠にご紹介いただいた本作。まさか、3巻まであろうとは。

    タイトルの名前のない男たちの通り、未だこの巻では誰がどのような役割を果たしていくのかは、予測することのみ。
    それぞれの立場とそこに至る経緯を、諜報する側とされる側で描いていく。

    一部は14節、二部は34節と、短章に分けられている。元は何かに連載でもされてたのか?
    翻訳物では主語が見失いがちという苦手意識がありますが、本作は節ごとに主体が切り替わるため、多少読みやすいかな。

    また本作はスパイ・スリラーとも呼ばれているようですが、実際には、社会的な恐怖が成立してしいく状況を描く物語なのかな、と思うの

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    2026年01月18日