山中朝晶のレビュー一覧

  • 恐怖を失った男

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    昨年の夏頃から本屋の売り場にて、私にとってこの作品のみが輝いたように見え、何度も手に取るものの、圧倒的なブ厚さに恐れ慄いてしまい、どうしても読み始めることが出来なかった・・・・
    が、ついに・・・
    インパクトあるタイトルと、表紙の劇画調イラストに抗うことが出来ず、覚悟を決めたのでした・・・
    読み始めると、意外や意外、スラスラと読みやすく、冒頭から引きずり込まれ、最後の最後まで、全く抵抗無く読めてしまいました。
    大好き!大満足!超オススメ!・・・・です。

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    2025年04月08日
  • 真珠湾の冬

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    物語の始まりは1941年11月26日のハワイ・ホノルル!
    タイトルからも既にピンっ!とくるところ…
    陸軍を退役し、ホノルル警察の刑事になったマグレディは惨殺された男女の奇怪な事件の捜索を始める
    そしてマグレディは事件を追ってハワイを離れることになるが、あの奇襲攻撃により時代の激しい波に飲み込まれてしまう

    犯人は誰か、事件の真相は?
    マグレディの運命は?

    もうこれ以上は無理…(笑)

    とにかく丁寧な調査のうえに書かれた歴史小説であり、スパイ小説でもあり、マグレディ刑事自身の人間物語でもあり、壮大なスケールで描かれたハードボイルドミステリーでもあり…

    なんといっても、私はマグレディ刑事に魅

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    2025年03月22日
  • 真珠湾の冬

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    この作品を読みながら、ふと思ったのは、今年(2024年)アメリカエンタメ界を席巻したドラマ「将軍」。
    作品の主演及びプロデュースを務めた真田広之が制作のきっかけとして挙げたのが、
    「アメリカ人の間違った認識で…ではなく正しく日本を描く為」でした。
    では、この作品はどうか?
    まぁ、引っ掛かる所も無くはないですが、及第点をあげられます。作者の方の取材や研究の努力が垣間見られます。
    さて、肝心の物語の方は、もう読み応え有りです。

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    2024年12月24日
  • 破れざる旗の下に

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    名作★5 人間がやってしまう最も愚かな所業「戦争」狂気と凄惨さに希望も見えない #破れざる旗の下に

    ■あらすじ
    南北戦争時代のアメリカ南部ルイジアナ。歩兵連隊に従軍していた外科医のウェイドは、辛い体験をして伯父チャールズの農園に身を寄せていた。その農園の奴隷として働いていた黒人女性のハンナは、かつて幼い息子と生き別れてしまい傷心の毎日を送る。

    巡査のピエールは、農園主スアレスが殺害された事件を追っていた。ハンナが関係していると睨んだピエールは自身の根拠だけで逮捕してしまう…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    名作★5 日本人には馴染みが薄い、アメリカ南北戦争の悲劇を描いた戦争小説です。

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    2024年12月14日
  • 恐怖を失った男

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    直ぐにでも映画化して欲しくなるような最高のアクションとスリル満点で、一気に読み切ってしまう娯楽大作。
    何度も窮地に陥りながら、切り抜けていくケーニグと因縁の関係のジェン・ドレイパー、今後の展開も楽しみです。

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    2024年11月06日
  • 真珠湾の冬

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    冒頭から最後の終わりまでノンストップの面白さ!
    ミステリーありラブロマンスありハードボイルドでもある歴史ロマンの大作!!

    5つの12月の物語。
    最後の余韻まで素晴らしかった!

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    2024年10月13日
  • 恐怖を失った男

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    痛快アクション小説でした。一部気に食わない箇所がありましたが(ディーヴァー的なところですよ)、構成上しょうがないかな、とも。次作も期待。

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    2024年09月29日
  • 恐怖を失った男

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    面白い。読みやすくストレス無かった。謎解きにも無理が無いと思うし、専門的な内容の説明も物語の中で上手く説明してくれて違和感無く読めた。
    ハラハラドキドキとか手に汗握るなんてのは、全然無くて安心して読めた。
    まぁ、途中の大トリックに関しては「本当に上手くいくか?」と思ったけどね。
    まぁ、ある程度のご都合主義は、この作家さんの得意な所だから仕方が無い。
    エンターテイメントして満足しました。

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    2024年09月21日
  • 恐怖を失った男

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    ワシントンポーシリーズとは全く異なる雰囲気、同じ作者とは思えない読み応えにのめり込めました。ヒリつく熱さとノワール感、戦闘場面、武器の紹介が実に詳細で素晴らしいです。そうなんじゃないかな、という真相でしたが、最後までダレることなく突っ走り、爽快でした。どの場面もビジュアルが目に浮かぶ、満足度MAXの作品です。J.T、、くすんくすん。

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    2024年08月31日
  • 恐怖を失った男

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    映画『ジョン・ウィック』さながらのアクションと強すぎる主人公。
    恐怖を感じないせいで独特の気配をまとう。故に相手は理由のわからない不安と恐怖を感じる。
    無敵といってもいい強さなのに、結構満身創痍になりながら戦う様がやっぱり『ジョン・ウィック』な感じがした。

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    2024年08月22日
  • 恐怖を失った男

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    病気のため恐怖感情を失った元捜査官が、元上司の失踪した娘を捜索するアクション小説。

    恐怖感情を失ったためか、かなりのピンチに陥っても淡々と状況把握をして切り抜けていく様がクール。

    話の展開が速いので、読むのを中断する暇が無く一気に読んでしまう。

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    2024年08月05日
  • 恐怖を失った男

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    ハードボイルドで渋く、非情な面もありながら優しさも持ち合わせている主人公ベンは、数々の特殊部隊で経験を積んだ銃器・格闘のスペシャリスト。「恐怖」の感情を失っているので、淡々と戦闘の準備をし、淡々と敵を倒していく。しかし感情そのものを失っているわけではないため、味方が殺害されれば憤るし、相手に対する同情心や憐憫も持ち合わせている。恐怖を感じないからこその無敵感が痛快。
    著者のキャリアに裏打ちされた詳細な描写、手に汗握る戦闘シーンと息の詰まる隠密行動、ウィットに富んだ会話など、この方だからこそ書けるストーリー。ワシントン・ポーシリーズとはまた違った面白さ。
    ただ、邦題がちょっとチープな印象を与えて

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    2024年07月18日
  • 恐怖を失った男

    匿名

    ハードボイルド・アクション小説

    アクションに次ぐアクション!
    一気読み必至!
    私はハードボイルド初心者でしたが、読みやすい!
    超オススメ!

    ワシントン・ポーシリーズのファンでなので、違うと知った瞬間ガッカリしたのも束の間、
    表紙のゴリラみたいな白人男性に一目惚れし、即ジャケ買い。
    読み始めたら、一気に引き込まれました!

    スーパーヒーローのように最強な主人公ベンの行動力と判断力が素速いだけでなく、
    彼は脳の病気により恐怖を感じる感覚が欠けているため、
    どんなピンチや修羅場にも恐怖を感じることなくぐんぐん向かっていって敵をやっつける!
    もはや無双状態かと思われたが、果たして、、、!?

    始めから終わりまでずっっと緊迫感があ

    #カッコいい #ドキドキハラハラ #アツい

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    2024年06月13日
  • 真珠湾の冬

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     1941年の真珠湾攻撃より前の日に起こった連続殺人事件から1945年の終戦を経て、ホノルル警察の刑事であるマクレディが謎の人物であるジョン・スミス正体を暴く過程が一人の男が恋人や職業などの大切なものを失いつつも真相にたどり着く過程が重厚なハードボイルドを呈してて引き込まれた。また、ラストで日本で出会ったサチと再会できたのも良い余韻だった。

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    2024年05月03日
  • 真珠湾の冬

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    ネタバレ

    こんなにも日本の描写があると思わなかった。
    2章からの展開がとても好きで、とても楽しめた。
    翻訳版の表紙はもうちょっと…

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    2024年02月13日
  • ハンターキラー 潜航せよ 下

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    映画では、映像的な盛り上がりを期待することもあって、本書とは異なる設定になっています。話的には、本書の方がスリリングに感じますね。でも、映像で見たら、映画の方が盛り上がるんだろうなぁ。

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    2024年02月02日
  • ハンターキラー 潜航せよ 上

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    同じタイトルで映画にもなった作品。

    やっぱり、“潜水艦モノに外れなし”ですね。映画も見ているので、本を読んでいると映像が浮かんでくるようです。

    とはいえ、原作の本書と映画では、設定が若干異なる様です。

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    2024年02月02日
  • ピルグリム〔3〕 遠くの敵

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    いやー面白かった。スピード感、直接対決の迫力、怒涛の伏線回収、登場人物の背景とエピソード、どれもお見事。
    愛は強さであり弱点でもある。

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    2024年01月08日
  • 真珠湾の冬

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    ヒデミス2023の中で読みたかった2作目ですが、こちらの翻訳は癖が無くて読みやすかったです。ただ、一つだけ文句を言わせて貰うと邦題が酷い…。素晴らしい大作なのに真珠湾攻撃を書いたチープな作品と勘違いされません…?お陰で友人に「まーたそんなん読んで!前世は兵士やったんか?!」と突っ込まれました。輪廻転生って何年サイクルなんだろう、と真剣に考えてしまったと言う話は置いといて。

    紹介では犯罪捜査の途中で真珠湾攻撃が始まるとの事でしたので、そんなてんこ盛りして大丈夫?!と気になりすぎて拝読したのですが、大丈夫どころか全て繋がる歴史大作ロマンと言って差し支えない作品でした。
    先ず、これを海外の方が書い

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    2024年01月07日
  • 真珠湾の冬

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    とにかく壮大なストーリー
    いつの時代も私達は、大切な人とささやかな日々を過ごしたいだけなのに…
    戦争は人生を大きく変えてしまう…


    “ホノルル警察の刑事・マグレディを主人公にした警察小説”
    といった雰囲気で始まるこの作品。
    しかし、時は1941年11月26日。
    太平洋戦争を背景にしたこの作品は、警察小説の枠を超え、舞台もハワイから香港、東京へと移っていく。
    マグレディは戦争という大きな波に飲み込まれ、その人生は思わぬ方向へと転がっていく…

    原題は「Five Decembers」
    主人公と共に12月を5回経験した私は、まさに放心状態。
    フィクションと分かっているが、戦時下のリアルな描写に胸が

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    2024年01月07日