崎谷はるひのレビュー一覧
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先に、この本の続編である「ひとひらの祈り」を読んでいました。
続編では幸せになっている二人の過去の話も読みたくて。
基の過去は壮絶でした。友人からも父親からも暴力を受ける基は、助けてくれた弁護士の那智に魅かれはじめます。けれど、汚れた自分がそんな想いを持っていることで嫌われるのが怖くて、那智を避けようとします。そこが、とても切なくて苦しかった。
重苦しい空気の流れるストーリーですが、だからこそ、やさしくあたたかいものがきわだって見える。
暴力のあるお話は、本当はあまり好きじゃないけれど、ハッピーエンドだと分かっているから読める。そして、とても重たい過去のある二人だから、分かり合えた部分もあるんだよね。それは、本当はつらいことなんだけれど、、、。なぜか、何度も読んでしまいました。 -
Posted by ブクログ
信号機シリーズ第六弾。
攻め:佐光正廣
受け:高間一栄
3浪して専門学校に入学した佐光は周囲と自分とのレベルの差にクサっていたが、何かと話しかけてくる売店の店員・高間と出会い…。
高間は表面からは想像出来ないくらい凄惨な過去があるらしい…。
もはや、信号機シリーズというより専門学校シリーズと言った方がいいのか?的な。
攻めも受けも、相変わらず過去が凄い。トラウマもここまでくれば凄いけど、他の崎谷先生・トラウマ作品ほどは重苦しくないかな。
高間が面倒見が良くて、途中からお母さんみたいだった。
ネタバレだけど、受けの陰部周辺に彫られた刺青の柄がリナリアという花だったというのがね、淫靡だった。の、割りにはエロさは崎谷先生比としては少なかった気がする。
余談だけれど音声化するなら、キャストは
中井和哉×平川大輔さんで聴きたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ日本画の大家である祖父と、鄙びた田舎で働くこともなく、自然に囲まれ、静かに暮らしていた一之宮藍。けれど、その祖父が突然亡くなってしまう。
呆然とする藍に残されたのは、莫大な祖父の遺産とそれに伴う相続税。
家と土地だけでも膨大なのに、何気なく藍が使っていた食器類まで価値のあるものだと知らされ、また祖父の絵自体にもとんでもない値段がついていて、それら全ての相続税を藍が支払うことなんて不可能だった。
藍に残された選択肢は「相続放棄」しかなく、働いてもいない藍は住むところもお金も全てを失うことになってしまう。
そんな途方にくれる藍の下に現れたのは、志澤グループの後継者・志澤知靖だった。
志澤は、グループの会長である祖父と藍の祖父が旧知の仲であったと告げ、祖父の作品を藍の住む家ごと買い受けたいと言い出したのだった。
すっかり諦めていた藍の下に差し伸べられた救いの手だったが、志澤は更に、藍に新しい住処と仕事を与えてくれるという。
選択する余地なんてなかったけれど、それでも藍に考える時間と調べる時間とをくれた志澤の申し出を藍は最終的に受け入れる。
そして、志澤に案内された新居は、志澤の自宅であった。
おまけに、突然カードを渡され、生活費はすべてそのカードで支払って構わないと言われる。
志澤は藍に自分が何をしたいのか考える時間をくれたのだった。
当初、祖父以外の人間とほとんど接することがなかった藍は、志澤との同居に不安を覚えたが、志澤はほとんど自宅に帰ってくることがなかった。
そんな志澤と藍は何とかコミュニケーションをとろうと、階下のオフィスに泊まり込んでいる志澤に食事を差し入れたりし、徐々に志澤との距離をつめていく。
ところがそんな日々も長くは続かず、再び志澤が帰ってこない日々が続き始めた。
藍は志澤を失いたくないと思い、何とか自分の身体で志澤を繋ぎとめようと、衝動的に自分には何も返せるものがないから身体を差し出す、と口にしてしまうが……
というような内容でした。
話としては、藍が自分の気持ちに気付くまでの日常的なシーンが2/3くらいを占めています。
でも、そのシーンの書き方がとってもうまくて。
どちらも過去にトラウマを抱えていて、お互いがお互いを想い合ってて、でも、想い合ってるがゆえにすれ違ったりしていて、そういうのがとてもよくわかる書き方がされていて、とてもよかったです。
おまけに、藍が「自分のやりたいことを見つけろ」って言われたにも関わらず、数ヶ月経っても何も見つけられなかったのもリアルかなー……と思いました。
だって、「見つけろ」って言われてすぐに見つけられたら苦労しないと思うんですよね。
この話には続きがあるようなので、藍のそういうことに決着がつくのは、そっちを読んでからなのかなー……と思います。
静かな話が好きな方にはオススメです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ不埒なパラダイムシフトに出ていた真幸の友人のお話。
ストーカーな受け目線で書かれています。
オネエ攻め?? ☆4
前作でオネエ言葉が印象的だった日比谷。
なにかと真幸の世話を焼いていた彼が真幸の事をどう思っているのか気になってましたが、彼は元々世話好きなんですね。
そんな彼に人生のどん底と言える時に優しくされて、4年間密かに思い続けちゃった平田の行動がちょっと怖い(笑)
深く想い過ぎるあまり日比谷の理想の彼であろうとする姿が痛々しくて切ないです。
日比谷は┣┫の時もオネエ言葉なのかと思ったら、意外なほど男らしい。
優しい┣¨S・・・かなり萌えます♥
このシリーズまだ続くのかな??