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カフェバー「コントラスト」のオーナー・相馬昭生と弁護士の伊勢逸見。高校時代、恋人同士だった二人だが、伊勢が昭生にとって自分は“誰かの身代わり”なのではと疑ったことから徹底的に破局してしまう。以来十年、伊勢を許せずにいるのに体は繋げ、微妙な関係を続ける昭生。そしてそんな昭生のそばにいる伊勢。すれ違ったままの二人は……。
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大人の恋のお話〜ぃ??
信号機シリーズ3作目(本当はここで完結予定だったよーですが続編もあり)拗れちゃった大人のコイバナ、伊勢の一度の浮気を許せなず10年も振り回した挙句(鬼!)やっぱりかけがえのない存在だと気づくまでのお話。事の起こりは伊勢の「逃げ」だったけどややこしく遠回りした要因の大部分は純粋というか狭量で自己中で意...続きを読む固地な故に引くに引けなくなった昭生の稚拙な思考、イラっとくるネガっぷりですが屈折した過去持ちだからこそ魅力があったりもします。複雑な家庭環境と滋への恋心を認識出来ていなかったことで伊勢とすれ違っていき「事件」があって荒んじゃうわけですが、実は自分こそが伊勢を傷つけていた許されたいとひかりに気づかされ大切なものを失わずに済んでヤレヤレです(笑)粘り勝ち?その執念とも言えるほど真摯に追いかけ待ち続けた伊勢には絶句、浮気ゲロったときはバカヤローと思いましたが、いやーとにかく良かったねぇ(笑)しかし「ひかり」は本当に天使のようですね、眩しい。あと私ですら不信感あった滋の「本当のひかりへの思い」を知れて嬉しかった〜。
Posted by ブクログ
信号機シリーズ伊勢×昭生の大人cp。 大人と言っても、二人が高校の同級生だった頃にまで遡って彼らの青くて未熟だった恋が仔細に描かれていて、そこに胸がチクチクさせられます。 幼少時代を過ごした昭生の家庭は、他人には到底理解しがたい複雑さがあります。16で結婚した病を抱える姉のひかりは、昭生の家族にとっ...続きを読むて女帝のような、また聖母のような存在で、誰もが逆らえない様子が伝わってきます。その中で昭生は家族の一員であろうと必死に過ごしていて、同じくひかりに尽くす義兄の滋に深く憧憬していきます。ところが、亜由美という部外者が相馬家に入り込んだことによって、純粋な年頃だった昭生は滋と自分の家族というものに幻滅していまいます。 そんな家庭での孤独感や滋への無自覚な想いに悩む昭生の前に現れたのが、同級生の伊勢。彼は同い年とは思えない辛抱強さと深い思いやりを持ち合わせていて、将来弁護士になったのは間違いなかった、適職だよねと思わせます。 屈託なく近づく伊勢に昭生も好意を持って、二人は程なく両想いに。二人のこの未熟で純粋な初恋は、滋に対する気持ちが恋だったのだと伊勢との関係で初めて気付いた昭生と、察しの良すぎる伊勢との感情の行き違いから、負のループへとその先10年間ぐるぐるすることになります。 二人とも初めての恋だったというのが、余計に相手に対しての純潔を求めてしまった気がします。「自分だけ」見つめて欲しいという有無を言わせない、まっとうな要求です。昭生が自分を滋の身代わりにしてるんじゃないかと思った伊勢にも、彼の浮気を知って傷ついた昭生にも共感できるだけに痛くて痛くて涙です。その気持ちをずるずる引きずったまま、大人になってそれでもお互い相手を切り離すこともできず、かと言って許すこともできず腐れ縁を続けているのもせつない。 でも、その中で伊勢はやっぱり成長していたというか、ずっと大人になっています。彼は互いに許しあって全てを受けとめようとしていて、愛がいっぱいでステキです。しかし、昭生が自分の気持ちに素直になって振り向いてくれるのを待ち続けていた伊勢の心の中がどんな状態だったのか考えると胸が痛いし、どうなるか見込みもないのに側にいるってすごいと思うし。 どうして自分なんかに?と昭生は言ってますが、伊勢は自分にとっての大切な人は二度と離さないと心に決めていたんですよね。 崎谷センセだけあって、絡みシーンはぶっちぎりでいいです。ただエロなだけじゃなく情感もこもっていて、せつないHから心まで一つになったHまで変化もはっきりしていて、どのシーンもよかった。 そして、エロに特化した作家さんというイメージだけじゃなく、心の琴線にふれるような表現力も群を抜いて素晴らしいなと、改めて感じました。
壊れた大人の純愛…かな(笑)。 純愛が壊れてるんじゃなくて、壊れた大人がしてる純愛。 崎谷先生の作品だと、ぎいっちゃんとれいちゃんに近いですねー。
『アオゾラのキモチ-ススメ-』 『オレンジのココロ-トマレ-』 ⇒『ヒマワリのコトバ-チュウイ-』 『プリズムのヒトミ-ヤスメ-』 ※既刊3冊のその後的オムニバス 『ミントのクチビル-ハシレ-』 『リナリアのナミダ-マワレ-』 『ナゲキのカナリヤ-ウタエ-』
信号機シリーズ第3弾。 弁護士×バーのマスターなんだけど 2人の関係がすごく複雑で、読んでいてもどかしくてしょうがない。 やっぱり崎谷さんしか書けない内容のお話だと思ったのと すっごく感動したのでした。。
シリーズ当初から出てきていて、一体どういう感じ?と思っていた相馬昭生が主人公。 前巻、甥・朗が主人公のときはん?この人、大丈夫?というといころが見えていて、どういうことなんだろうと思っていたので、それが分かりました。 それにしても…この話はとても重かったです。 前2巻も色々重いですけれど、 まだ...続きを読む主人公たちが若かったので、 何かあっても前に進んでいくというか、光があったんですが、 これは本当、最後の最後まですごくツライ話でした。 なんかもう、えぐられる感じ。 過去の誕生日のエピソードあたりはもう何とも…。 相当覚悟して読んだ方がいいです…。
あまりに重くて読むのがしんどかった。昭生は愛されることを渇望し、でも愛されることに臆病で、大人になりきれないまま年を重ねてしまったのかなと思います。全ての元凶がひかりにあるような気はするけど、『オレンジ~』だかにあったひかりの言葉「長引きすぎた…」が思い出されました。彼女自身、長く生きられると予想し...続きを読むてなかったがゆえのワガママでみんなを振り回したと自覚しているのでは。そう思えば誰も悪くない。すれ違いはあったけど、それでも昭生の側を離れなかった伊勢を褒めてやりたいです。そして、みんな幸せになって欲しい。
大人同士、10年間のオツキアイがポイントなのではないかと。 男女の恋愛関係でもありそーだなー、と二人のすれ違いを読んでいて思いました。 色々と痛かったです(笑) 崎谷先生作品を色々読んでますが、ちょっと雰囲気が違うなあと感じます。 今まで読んでいて痛いなんて思ったことなかったんですけどね。 好き嫌い...続きを読むが凄く分かれそうな作品。 私は好きです。
最終巻は前作の朗の叔父さんと同級生の弁護士さんのお話。 物語の中盤の盛り上がりがあまりにも切なくてよかったです。 前作2冊のキャラもちょっとだけ出てきます。
信号機シリーズ3 伊勢さん、ビターショコラの義一さん並の寛容さ。いくら原因が自分にあったとしても、時効でしょ。 昭生さんの朗に対する愛情もビターショコラの玲二に通じるところありますよね。 そう思うと、ビターショコラが原型なのかも。 切ない部分はビターショコラ以上。胸を掴まれます。
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ヒマワリのコトバ―チュウイ―
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