崎谷はるひのレビュー一覧
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ネタバレ美しく完璧な叔父×虚弱で平凡な甥
***Story***
叔父に溺愛され、完全無菌培養で大切に育てられた甥が、叔父に愛されるためには女の子にならなければならない…と思い込んでいます。
完璧万能な叔父は、持てるテクニックと知識、人脈を総動員し、甥の望むカタチへと導いていきます。
***何がツボ?***
殿堂に入れるには、視点が偏って申し訳ないのですが、
新書サイズなのも、装丁もイラストも、坦々と進むお話も、書籍としての佇まいが好き。
それと、あとがきが、印象的だったので。
作家さんって、そんなこと考えながら書いてるんだなぁと。
その後、崎谷先生の本は、あとがきを読んで本編に入る変なくせがついてしまいました。 -
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表紙で基が那智さんと並んで笑っています。しかも仲良さげにバゲットの入った紙袋を持って。
前作「鈍色のそら、ひかりさす青」ではその過酷な環境に胸が痛くなるばかりでしたが、辛い事を乗り越えて那智さんの胸に素直に飛び込んで幸せを掴んだんだなあ〜と思えば胸が熱くなるばかり。
よかったなあ〜読んでいてそればかりでした。
那智さんのプロポーズもちゃんと受けて本当によかった。(よかったばかりです)那智さんの友人の医師村瀬の祖母がいわき弁で基を構い倒す所も良かった。年寄りは何より食べさせる事が嬉しいんですよね、次から次へと。それから昔那智に作ってあげた着物を仕立て直して基に着せてあげるとか、おばあさんならではの優しさにほろりとしました。
結局、酔っぱらったマサルを村瀬家において二人で帰ったのですが、基の着物姿の色気にやられてしまったのか自制出来ずに翌日の初詣は無しになりました(笑)
その他那智さんの入れ墨を入れられてしまった時の話と籍を入れて大学生になって基がモテルので焼きもちを焼く那智さんのお話と
4話入っていました☆
最後に、やっぱりよかったなあ〜とそれしかないです。 -
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グリーン・レヴェリーシリーズ3
大学生・綾川寛×岡崎來可
厚いので、短編でもくっついてるかと思えば、一つのお話のみ。
何かの事情で心身が傷つく描写では、どうにも辛くて頁が進まないものが時々あるけれど、これもそんなお話のひとつだった。ハッピーエンドなのはわかってるのに。
直接の原因ではないにしても、後に影響がある怪我をさせてしまっている状況が、私的にひかかってしまう。スルーできる事?
心を閉ざしている來可は、心を開いたってより、乗り越えていってる感じかな?若者なんで、成長してるっぽくて良いなぁ。
今回も、不快な女登場。最近のお話ではこのパターンが定番になってる。
義兄の健児がいい感じに可哀想な役割。不愉快な奴かと思いきや、結構健気じゃん。
二人については、あまあまのその後とか読んでみたい。
100冊記念の小冊子に期待。 -
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グリーン・レヴェリーシリーズ第3段。
「静かにことばは揺れている」に登場した綾川寛二の息子、大学生になった綾川寛と、大学の”後輩”、岡崎來可のお話です。
「キラキラ王子様×黒髪ダサ眼鏡の訳あり青年(美人)」という、とんでもなく王道ベタなキャラCP設定。
まだ若く、精一杯だったゆえに起こったすれ違いと心の傷が、不器用ながらも癒えてほころんでいくストーリーは、やはりベタながらも心にクるものがありました。
濡れ場は最後に1度だけ。内容もそんなに濃いものではありませんでした。しかし、繊細な内容だけに、個人的には納得のいくものでした。
また今作では、50間近になった綾川寛二とそのパートナーである白瀬乙耶の他にも、恋愛証明書シリーズより皆川准が出てきたり、「止まり木」や「ボガード」などの店の名があがったりと、他シリーズトのつながりも多くみられ、どこかお得感のある内容になっています。
挿絵も、來可くんがすごく可愛らしかったり、父寛二と寛くんの、瓜二つな2ショットが堪能できたりと、志水先生がとてもクオリティの高い仕事をされているのが見て取れます。
グリーン・レヴェリーシリーズが好きな方には必見かと!
キャラ ★★★★☆
内 容 ★★★★☆
濡れ場 ★★★☆☆
挿 絵 ★★★☆☆ -
Posted by ブクログ
前作では小さかったあの寛君がキラキラ王子系の大学生になっています。
彼は父親の血を引いてカリスマ性のある眉目秀麗な青年に育っていました。
大学入学以来三年間、Mr.キャンパスに選ばれていましたから多少のやっかみも買いますが、人柄のせいかいつも大事には至らなかった。
それがある日突然、知らない地味な学生から非難の言葉を浴びて、それがきっかけで彼、岡崎が気になりだす寛。
岡崎が寛を嫌うのには高校時代に起きたある事件が絡んでいました。
岡崎は心と身体に深い傷を負っています。パニックになると過呼吸になったり倒れてしまったり。
家庭も母親が再婚していて、自分は迷惑をかけたくないからと学費も生活費も決して丈夫ではない細い身体で稼いでいます。
頑に寛を嫌う訳は後半、彼の友人であり再婚相手の息子である笹原が寛に暴露してしまうのですが。。。
訳があっての態度ですが、殻に閉じこもって苦しんでいる心を開くのはやはり本人の意思が大きいですね。もちろん、開ける手助けは必要ですが。
岡崎は自分の名前を決して言いませんでした。
過去の自分を消して、友人も作らず只管がんばって生きているんです。
そんな高い壁に囲われた心を解したのは愛ですね。
寛もまた本物の愛に目覚めたみたいです。
愛に勝る物は無い、とつくづく思いました。
過去に向き合ったからこそ自分を生かせた、そう思います。
岡崎の過去を知った寛が自分が知らずに岡崎を傷つけていた事実を知って意気消沈している時に父親である寛二と酒を酌み交わすシーンがあります。
寛が「あの時こうしていれば。。。」と悔やむのを「ガキに何が出来た」とあっさり切り捨てて、開き直れと叱咤激励してくれます。
こういう大人が周りにいると子供は安心して世間にでれるなあ~☆
お話の中のパーティで少し登場する准君は別の作品に出ていたあの准君でしょうか?
何だか小さかった子供達が皆、恋愛をするお年頃になっていると母の心境で微笑ましく思いました〜♪
それから、この本は崎谷先生の100冊目の御本だそうです。
先生、おめでとうございます!! -
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◆ 慈英×臣シリーズ-06
読みながら、しんどかった。
権力闘争も然り乍ら、大きな変化が生じた(生じ始めた)が故の二人の苦しみや戸惑いに感情移入してしまったものだろうか?
誤解のないように記述しておくが、作品自体に難を感じたわけではなく、内容は今回も面白かった。
前巻からの引き続きになるが、慈英が完璧な超人ではなく、臣の言う「ただの男」に「成長してきた」と感じられた。
臣には非常に気の毒な話だが、私には人間くさい慈英の方が魅力的に映るし、漸く「保護者ではなく、恋人になった」と思えるのだ(苦笑)
(あとがきで作者が「人間くさく懊悩する彼になりました」と記しているが、私もそう感じている)