砂原糖子のレビュー一覧
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高校生なのに、河川敷の小屋に住みついてるケンカがめっぽう強い受けと、一緒に連んで周りの別の高校生とケンカに明け暮れている相棒・攻めの話。
高校生の話はピュアで好きです。
この話も、高校生らしい純粋さが溢れてます。再婚した母親や家族の中に自分の居場所がないので浮浪者然と河川敷をねぐらにしてる高校生(受け)が主人公。
高校生なのに自宅が河川敷の掘っ建て小屋、、タイトルと作家買いして失敗しちゃったなぁと思ったけど、コメディとしては面白い作品だと思います。砂原先生はこういう突拍子もないコメディ上手いですよね。
高校生カプってでもきっと卒業したり、大人になったりと今と状況が変わると別れるのだろうな -
購入済み
こちらが三作目
と確認せず「世界」すっ飛ばして読んでしまいました(笑)。一作目の「花」からずいぶん時間空けて読んだせいか全くリンクしていなかったせいかイマイチ入れず。とゆーか心が聞こえるのに額田が無心すぎてつまらなかったとゆーか(笑)。生いたち不憫な2人、上手くやってけそーですが萌えはなかったなあ。
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攻め:有坂
受け:千野
成績優秀、テニス部でも活躍してる生徒会長の千野は誰もが認めるかっこいい男。でもその実態は超ロマンチストで自分に自信の無い臆病で自逆的な男で、1つ下の有坂に恋をしてるけど書いたラブレターは出せないまま自宅の机の引き出しに仕舞われたまま。学食でその姿を見つけるだけで舞い上がってしまう乙女。
ある日、急な雨で傘に無い有坂を誘ったものの持ってるはずの折り畳み傘が無く右往左往してる千野に教室まで戻って置き傘を取りに行ってくれた有坂と一緒に帰ることが出来て!
受けがあまりに自信が無くってうじうじしてるのがイラっときた。ロマンチストで乙女心満載なのは気にならなかったけど。身体を -
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ネタバレ旧作の再文庫化。
いろいろ加筆修正されているようだけど、イマイチ設定に乗れず。
幼馴染みものは大好物ですが、安アパートの隣人同士にしたいんだったら、今ならせめて大学生にしないと。
間違ったとはいえ、高校生がアルコール飲んで酔った勢いで……にもちょっと。
美形の守銭奴で別れさせ屋設定の受も、現時点では何のために金に細かいのか、守銭奴になる必然性がまったく感じられないし。
で、肝心の受にまったく可愛げがないのも、読んでて辛い。
たぶん冒頭の小学生エピソードで攻に惚れて、密かに攻への恋心を募らせてるんだろうけど(そして部屋に男を連れ込んでる、と見せかけて連れ込んでない)、それにしてももうちょっと見え -
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ネタバレ言ノ葉シリーズ三作目。
私は一作目が大好きなのですが、二作目も中々に萌えました。
で、ここにきての三作目は、母親も聞こえる側だったサラブレットな健気受です。
相手は心をからっぽにしてることの多い、寡黙なヤクザ攻。
正直なところ、萌えたかというとそうでもなく。
でも楽しくなかったかといえばそうでもなく。
読み物としては面白かったのですが、脇役のシュウとカズヨの方が気になってしまい、本編上滑りしてました……。
毎回リンクさせてくれるのは嬉しいんだけど、存在感ありすぎて(笑)
そして何故に萌えなかったのかというと、受が良い子すぎるのが駄目だったのかもしれません。
亡くなった母の言葉を大切に、心の -
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去年読み終わってたのにすっかり感想書くのを忘れていた、「言ノ葉」シリーズ3作目。雑誌で読んだ時にレビューしたように新たなcp、ガクタとカンナが登場します。
カンナは自分の能力を受け入れて、誰かのために役立てたいと思っているのが、前の話の主人公と決定的に違うところでしたね~
いい子なんだけど、ちょっと痛々しく思えるところがありました。母親の言葉に呪縛されてるんじゃないかと…
心が空っぽでカンナにすら心の声が聞こえてこないガクタの人生は、さらに痛々しかったです…!生きていくためにひとつだけしか選択肢がなかったんですね。
893がからんでいて、シリーズ中一番暗い印象がしました。
カンナはガクタが -
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2003年にアイスノベルズから発行された作品を、加筆修正&書き下ろし付きで文庫化。初読みです。
男らしいけど鈍い敷と超ツンデレの有佐との、高校生同士幼馴染みラブでした。
一人でアパート暮らしをする敷の隣にわざわざ引っ越してきて、別れさせ屋のような仕事で小金稼ぎをして、幼馴染みの怒りを買うようなマネをする有佐です。
有佐の恋心はとてもわかりにくかったですね~
敷は裏表無くて直情的な性格だから、有佐のやることなすこと真に受けて不機嫌になってしまうけど、多分敷じゃなくても誰でも怒りますよね…
こういう素直じゃない受、本心が見えにくい受は砂原センセの作品にはありがちですが、その中でも最強ツンデレでし -
購入済み
設定が面白い
珍しい設定で世界観はファンタジーではあるんですが余村や長谷部の思いっきりの普通さには妙なリアリティーさがある(笑)。「聞こえていた」人の気持ちが「聞こえなくなって」、不安になるのは、うん想像つくし理解できるけど疑心暗鬼になりすぎて一人グルグルしちゃう余村にはオメーは乙女か!と若干イラっときましたが(笑)長谷部の寡黙で一途な姿勢がとても素敵だったので総評は良しです。でもいくら親代わりで忙しかったとは言え長谷部が全く恋愛経験ゼロってのはどうだろう。。そんな長谷部の想いが溢れるようなベッドシーンは思いの外萌えでしたが。スピンオフが2作出てるよーなので早く読みたいですね。