文倉十のレビュー一覧

  • 狼と香辛料X

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    山がきたのかと思いきや、登ることなく終わってしまった感じ。

    もう少しテンポを変えつつ話を進めてもよかったのではないか。

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    2022年09月09日
  • 狼と香辛料VIII 対立の町<上>

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    否応なく巨大な陰謀に巻き込まれるのは王道的だが、それだけに間違いは少ない。

    ちょこちょこ要らん人物がしゃしゃり出てくるのが気に食わないが。

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    2022年09月09日
  • 狼と香辛料

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    豊穣の神、ホロと旅をすることになったロレンス。銀貨を使った金儲け話に始まり、商会同士の争いや果ては命のやり取りまで…「お仕事小説」とか言われてたので、なんとなくつまらなそうと思っていたが、これは興味ある。
    武器で戦うのではなく、口で戦う訳だ。

    ただ、眠いときに読んでいたからか銀貨事件の一連の流れにイマイチついていけてない。なんで黒幕アイツだったんだっけ?
    再読するのも面倒なので、誰か解説書いてないか探したがない。ま、いいや。

    ホロは賢狼と自ら言う割に結構幼い。自分がいなくたってあの村はやっていけると拗ねてみたり。
    ただ、魅力的なキャラクターではあるので、主人公のロレンスともども今後の活躍が楽しみ。

    商売の世界はある程度ハッタリも必要だし、度胸がないとやっていけないんだな。

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    2022年07月29日
  • 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙VII

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    今回の話は、教会対印刷、という構図が明確だったので、分量は多いけれどもストーリーが枠組みがなんとなく読めてるところがあってとても読みやすい。そんな中で、コルらしさ、ミューリらしさといったところがよく出て読み応えがあった。例え岸に憧れるミューリの言動が、伏線になっているとか、コルの、昔の身1つで放り出さいたときのエピソードとか。
    まぁこういうのは昔からやってた、と言うよりかは昔に書いたものを引っ張り出して伏線にしている、のかもしれないけれども。

    また次が楽しみ。

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    2022年06月29日
  • 狼と香辛料XVII Epilogue

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    この巻で、本編ストーリーはひとまずの締めくくりとなります。

    今回は短編集で、ロレンスとホロがニョッヒラで温泉宿を開くことになり、ホロはこれまで作品中に登場した女性キャラクターたちをお祝いの席に呼びます。他方、そんなホロの意図がわからないロレンスは、疑心暗鬼に駆られることになります。

    そのほか、ロレンスが長年にわたって砦を守る任務を遂行してきた老騎士と出会う話や、ロレンスとホロのケンカをコルの視点からえがいた話、そして旅の途中で立ち寄った村の人びとに、旅先のエピソードを語ることを求められる話などが収録されています。

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    2021年12月26日
  • 狼と香辛料XVI 太陽の金貨<下>

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    レスコの町でロレンスたちに接触を図ったのは、デバウ商会の会計認を務めるヒルデ・シュナウでした。彼は、デバウ商会が内部分裂の状態にあることを語り、自分たちを助けるためにロレンスたちの力を借りたいと申し出ます。ロレンスはこの以来を引き受け、ル・ロワたちが求めていた禁書をとどけるため、ホロを彼らのもとに行かせますが、そのあいだにもヒルデに敵対する勢力は攻勢を仕掛けてきて、ロレンスはミューリ傭兵団とともに町を脱出せざるをえなくなってしまいます。

    いわゆる「剣と魔法のファンタジー」ではないので、ホロが正体を現わす展開になるほかには、シリーズを通してキャラクターの大立ち回りが演じられることはなく、ロレンスたちの商人らしい才覚によって危機を切り抜けていくという展開がストーリーの山場をかたちづくっているのは、これまでと同様です。本編ストーリーとしては、あと一巻をのこしているので、そこで落穂拾い的なエピソードが語られることになるのでしょうか。

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    2021年12月26日
  • 狼と香辛料XV 太陽の金貨<上>

    Posted by ブクログ

    ホロの仲間であるという「ミューリ」の名前をもつ傭兵団が存在すると知ったロレンスたちは、レスコの町を訪れます。そこでホロは、ミューリ傭兵団の団長であるルワード・ミューリに出会い、故郷とのつながりのひとつにたどり着くことになります。その後、ロレンスは店を開くために、この町についての情報を集めます。デバウ商会が傭兵たちを呼び集め、彼らをつかって大量の銀貨を運び入れていることに気づきます。

    そろそろ物語も締めくくりが見えてくるころですが、まだストーリーはゆっくりとした流れで、着地点が見通せません。本巻の最後で、謎の人物がロレンスたちに接触してくることがえがかれているので、次巻で物語がどのように動いていくことになるのか見守りたいところです。

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    2021年12月26日
  • 狼と香辛料XIII Side Colors III

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    今回は、短編三作と中編一作で構成されています。

    短編は、いつものようなロレンスとホロのやりとりがえがかれています。特筆するような内容はありませんが、二人のあいかわらずの関係性がほほえましくなります。

    中編「羊飼いと黒い騎士」は、ノーラの後日談を、牧羊犬エネクの視点からえがいた、一風変わった趣向の作品になっています。仕立て屋になることをめざしてクスコフの町にたどり着いたノーラでしたが、人びとが出ていって活気をうしなった町には、彼女の望む仕事はありません。それでもノーラは、その町で新しい一歩を踏み出すことを決意するのですが、ちょっと結末を急ぎすぎた感じもあります。

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    2021年12月26日
  • 狼と香辛料XII

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    港町ケルーベにもどったロレンスたちは、ハスキンズの知りあいで絵画商のハフナー・ユーグのもとを訪れ、北の地理にくわしいという女性銀細工師のフラン・ヴォネリを訪ねます。北の地図をえがいてほしいというロレンスたちの依頼に対してフランは、タウシッグという村まで同行して、天使と魔女にかんする伝説について村人の話を聞きたいともちかけます。

    ところがタウシッグの村では、教会と異教の勢力の移り変わりに人びとが翻弄されていました。フランの真意を知ったロレンスは、彼女との取り引きにおうじますが、その直後に領主がこの村の伝説をめぐって大きな決断をくだし、ロレンスたちは危地に追い込まれてしまいます。

    今回は、本シリーズの元来の路線である商売と経済の世界からすこし離れた内容になっています。フランとの心理的な駆け引きも若干単純で、他の巻にくらべるとすこし見劣りがするようにも感じました。

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    2021年12月26日
  • 狼と香辛料XI Side Colors II

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    今回は、短編2編と中編1編が収録されています。

    短編は、いつもながらのロレンスとホロの日常のやりとりがえがかれています。コルが同行する前の話なのだと思いますが、二人だけで旅をつづけていたころの作品の雰囲気が、なんだかなつかしく思い出されました。

    中編は、貴族から没落して商人として生きていかざるをえなくなった当初のエーブが主人公の話です。フルールと呼ばれていたころの彼女の視点から、血で血を洗う商売人の世界のえげつなさがえがかれており、かならずしも好きな話というわけではないのですが、強く印象にのこっています。

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    2021年12月25日
  • 狼と香辛料VIII 対立の町<上>

    Posted by ブクログ

    港町ケルーベで、エーブにあいまみえることになったロレンスたちは、「狼の足の骨」についての話を知っているというジーン商会の主テッド・レイノルズへの紹介状を入手します。さっそく訪れたレイノルズは、思いのほかすなおに話をしてくれますが、そうした彼の態度からは、エーブとの今後の関係についてなんらかの思惑が秘められているように感じられます。

    さらに、ローエン商会若き館長であるキーマンも、エーブと親交のあるロレンスに接触し、こうした人びとのさまざまな思惑のなかで、ロレンスたちはしだいに身動きのとれない状況へと追いつめられていきます。

    あいかわらず、一癖も二癖もある商人たちの駆け引きと、ホロとの心理的な駆け引きに翻弄されるロレンスですが、そこに朴訥ながらも頭の回転はけっして悪くない少年コルがくわわったことで、若干物語全体の雰囲気にゆとりが生まれてきたような気がします。

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    2021年12月24日
  • 理想のヒモ生活 14

    Posted by ブクログ

    大きく話は進まずですが、それが悪いわけではない。
    登場人物のセリフに至るまでの背景説明が丁寧で、異世界や封建社会の常識は我々と価値観ずれてるんですよーと認識させてくれる。
    前巻との間隔が空いていたので相関図とか国の名前を思い出すのに少し時間かかりました。

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    2021年12月19日
  • 理想のヒモ生活(13)

    購入済み

    次巻が楽しみ

    今回の後書きに漫画化の方法論がありました。今回の終わり方もその方法論で作られており、次巻が楽しみだ、いつ出るのかと期待させるものでした。あれをどう描くか、次巻も期待大です。

    #ドキドキハラハラ

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    2021年12月18日
  • 理想のヒモ生活(1)

    無料版購入済み

    ヒモ生活

    ヒモ生活。どうなんでしょうね。
    いまの所、よさがよくわからん(笑)
    異世界で知識を生かして大活躍パターン?
    どうなっていく物語なのかな?

    #ほのぼの #萌え #ドキドキハラハラ

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    2021年10月28日
  • 狼と香辛料XXII Spring LogV

    Posted by ブクログ

    【感想】
    ・最初の話「狼とどんぐりのパン」は映画「サイレントランニング」を思い出させるせつない話だがホロとロレンスが少しの救いをもたらしてくれた。このせつなさはいつかホロも味わうことになる。
    ・ホロとロレンスの新たな旅は『狼と羊皮紙』でコルとミューリが巻き起こしている影響の尻拭いという様相を呈してきた。改変には混乱がつきものなので。

    【一行目】
     ロレンスが外出から戻り、宿の扉を開けると、部屋の真ん中に少女が立っていた。

    【内容】
    ・「呪いの山」と呼ばれている山を調べるクエスト。そこには人ならざるもの、栗鼠の化身ターニャが「師匠」たちの帰還を待ちながら一人で山を守っていた。
    ・大きな市が盛況で稼いでるはずの商会がピンチに。なぜ?
    ・「羊皮紙」から出張? コルとミューリの話もある。結婚式をする・・・話。

    ▼狼たちの旅についての簡単なメモ(香辛料9巻~11巻、21巻~22巻と羊皮紙1~2巻より)

    【諦める】《なにかのためになにかを諦めるなんてのは、本当は正しくないのだから。》香辛料21巻p.192
    【新しい村】人々をまとめる強力ななにかが欠けていることが多い。
    【アティフ】港町。北方の海賊たちからの防衛の拠点でもある。
    【アラム】セリムの兄。真の姿は狼。傭兵などをしていたが聖女伝説のある旅籠を営むことになった。
    【アルテ・プリステル】コルとミューリがラウズボーンで出会った燃えるような赤毛の花嫁。筋骨たくましく、戦士のイメージがある。チェダーノ家のメルクリオと結婚する予定。
    【異端審問官】恐いイメージ。処刑人や拷問使と同じ意味として呼ばれる。
    【ヴァラン司教領】昔、客死した大金持ちの遺言でヴァランという農夫が教会をつくり土地から岩塩なども算出し栄え司教座賜った司教区。今は資源も枯渇して寂れており山では何かが「出る」らしく「呪われた山」と呼ばれている。
    【ウィンフィール王国】教会と仲が悪い。
    【エーブ】やり手で剣呑な女商人。すべてを憎んでいるようなところがある。元はウィーフィール王国の貴族で本名はフルール。
    【エルサ】絵に描いたような聖職者。コルが師事していたこともある。真面目で堅物。ホロとは仲が悪い。というよりホロが苦手にしているご仁。ホロとロレンスの結婚式を取り持ってくれた。後にヴァラン司教領で再会。《エルサが聖職者として優秀なのは、こちらの腕の中に上手に義務感を抱かせるからだ。》香辛料22巻p.160
    【狼と香辛料亭】温泉郷ニョッヒラにある評判のいい湯屋。主人はロレンスという行商人上がりの男。おかみさんはホロといういつまでも若く美しい少女のような女性。
    【オータム】ケソンの孤島のひとつにある修道院でひとり暮らす修道士。コルに強烈な印象を与えた。人が暮らせると思えない苛酷な環境で、生への執着を感じさせない男。黒聖母を彫り続けている。付近の「海賊」たちですら敬意を払って臣下のように従っている。「罪の意識」による信仰心だと自分で言う。《そこにいるのは、罪を食らう動物だった。誰かが刈り取らなければいけない罪を自らが食べ、消化し、また食べる老いた山羊だった。》羊皮紙二巻p.199。この男が例の「月を狩る熊」そのものだったとしても驚かない。
    【オーラー】エーブに商売の手ほどきをしてくれた商人。没落前からの知己であり、エーブの夫となった男の部下でもあった。
    【絵画】宝石を砕いて絵の具にして描くような代物。要するに高額。
    【海賊】と目されているが実態は北方島嶼地域の自警団的存在。普段は治安維持の役目を負っている。ただし、暴力的手法は取る。それが有効だから。
    【キーマン】ルド・キーマン。ローエン商業組合在ケルーベ商館別館を預かる貿易商。
    【教会文字】教会で用いられる特殊な文字。ロレンスにも一部しか読めない。
    【教皇】なんか欲にかられてとち狂ったらしい。と外見上は見えている。税をかけまくっている。
    【偶然】《道が交わるのにも、それなりに理由があります》エルサ香辛料22巻p.61
    【黒聖母】北方の海の民の間で信奉されている聖母像。ハイランドが入手したものは黒玉で作られていたが他の材料があるかどうかは不明。一般的なものとは異なり黒い。革袋などに入れて携行するが実際に救われたものが多いと霊験あらたかで信奉する者多し。港町ケソンの修道院の修道士が一手に作っているらしい。元は火山噴火による島滅亡の危機を我が身を犠牲にして救った一人の女性のことらしい。実話なのだとしたらとても人間業とは思えないので人ならざるものだったのかもしれない。狼神のような。
    【ケソン】北の島嶼地域の中で一番大きな島。
    【ケルーベ】北と南が対立している町。
    【コル】トート・コル。羊皮紙では主人公。ホロ、ロレンスとともに旅することになった賢く素直で健気な少年。皆が弟子にしたがるが本人的には将来は聖職者。後に湯屋の手伝いをし、ホロとロレンスの娘ミューリに振り回されることになる。ニョッヒラを出た後「薄明の枢機卿」とか呼ばれるようになったらしい。ミューリいわく「兄様は世の中の四分の一しか見てない」「兄様は人の良いところしか見ないからね」羊皮紙第一巻p.183
    【コルらしい匂い】ミューリいわく「不幸を耐える方法じゃなくて、幸せを増やす方法を探す。それがどれだけ少しだったとしても、皆が無理だと思っていても、あったかい太陽はあっちにあるんだって信じて歩く、眩しい明るさがある。世界は不毛の大地なんかじゃないって、皆が力を合わせたら良くなるんだって、頑固な思い込みがある。そういう匂いが、あると思う」羊皮紙二巻p.351
    【サロニア】春と秋に大市が立ち大騒ぎになる町。
    【幸せ】《結局、ミューリが幸せであるのなら、それに越したことはないのだから。》羊皮紙2巻p.78。親バカならぬコルの兄バカ。
    【ジサーズ】陸の孤島のような北の鄙びた寒村。
    【商人の言葉】省略されたものがいっぱいある。
    【視力】狼は基本的にあまり視力がよくないようだ。
    【信仰と現実】《目の前にあるのは、祈りが最もその無力を現す場面なのだ。》羊皮紙二巻p.197。信仰は一種のファンタジーだから。
    【スヴェルネル】ニョッヒラの近くにある大きな街。
    【ステファン】アティフのデバウ商会でコルたちの世話係をしてくれることになった商人。いろいろあってコルを恐れているフシあり。
    【スフォン王】ウィーフィール王国の王。ちと頭が堅そう。
    【聖務停止】教皇が、クレームをつけてきたウィンフィール王国に対抗するため、王国内での教会の仕事を停止させた。いわば医師が治療費が高額すぎると訴える目の前の患者に治療を施さないような感じ。
    【聖典】教会が一般に対して内容を秘匿している。ゆえに好きなように解釈して伝えることが可能。コルたちはそれを一般に広めたい。難解な言葉で書かれているらしく宗教家でも読めない者が増えてきたので教会文字が発明された。それもまた一般には流布しておらず、ロレンスでも完全には読めない。第七章までが主要な教えで、後は神から言葉を賜る預言者の旅の模様や、弟子たちの現行録。
    【セリム】「狼と香辛料亭」従業員。実体は白狼。ミスが多かったのは眼が悪かったからだとわかりロレンスがメガネをプレゼントしてくれた。
    【総督】細身で風格のある老人。元ルウィック同盟の大幹部で遠隔地貿易船を率いていたので「総督」と呼ばれていた。隠居後はアティフの鰊の卵の先物取引なんかで楽しんでいる。
    【ターニャ】呪われた山と呼ばれる山にいた人ならざるもの。栗鼠の化身。一人で森を維持しながら、尊敬する錬金術師たちの帰還を待っている。わりとホロが気に入る。
    【大切なもの】《過去に旅をしてきて得た数少ない鉄則は、大切なものは必ず手の届くところに置け、というものだ。》羊皮紙2巻p.132
    【太陽銀貨】デバウ商会が独自に出す高品位の銀貨。太陽の図柄が描かれている。ロレンスたちが創設に関わった。
    【旅人】旅人は嫌われがち。「旅人はどこへ行ってもこんな感じですよ。歓待されるほうが少ないものです」羊皮紙2巻p.143
    【月を狩る熊】滅びの化身。多くの伝説が残っている。ホロたち狼神的な存在ですら土地を追われ離散せねばならなかった原因らしい。現在姿を見るものはいない。伏線的に「狼と香辛料」のラストはそいつとの対決になると思っていたが。
    【デバウ商会】大陸北部に勢力を広げる大商会。
    【ドイッチマン】ウィーフィール王国、テイラー商会の商人。
    【年寄り】《年を経た者は皆、子供じみてくるのだと。》香辛料22巻p.15
    【鶏】去勢した雄の鶏は、雌の鶏よりも旨いらしい。なんて話をしたばかりにロレンスは鶏を買わされることになる。
    【ニョッヒラ】湯屋「狼と香辛料亭」のある北の温泉郷。シーズンは雪深い冬。
    【ノーラ】ある町で苦労していた羊飼いの少女。狼と羊飼いは仲が悪い。
    【ハイランド】ウィンフィール王族の血脈。諦めないのがいいところ。コルはニョッヒラに湯治に来たハイランドに口説かれウィンフィール王国の力になりたいと思うようになった。つなぎはデバウ商会が担当しているようだ。商売上にも有利なようだ。ミューリはハイランドのことを信用していないし敵意を見せている。
    【ハスキンズ】ブロンデル大修道院の離れ的な場所の羊飼い。羊のことならば神よりもくわしいらしい。《旅の詩人が口にすれば単なる気障な台詞でも、ハスキンズが言えば真理の一言になる。》
    【パスロエ】ロレンスがホロと出会った村。ホロは長い間この村の守り神をしていた。
    【旅籠】アラムたちが営んでいる、聖女伝説のある修道院を宿泊施設にしたもの。その伝説の聖女はセリムのことらしい。
    【ハンス】エーブがフルールだった頃彼女をバカにしたような態度を取っていた商人。
    【ハンナ】「狼と香辛料亭」の炊事場を采配する女。実体は鳥。
    【ピアスキー】ラグ・ピアスキー。ルウィック同盟に所属する旅商人。
    【ビーベリー】近隣の領主。善人。
    【ヒルデ】デバウ商会のトップ。兎の化身。
    【フルール・フォン・イーターゼンテル・マリエル・ボラン】エーブの本名。没落お嬢様。
    【故郷】わっちらには新しい故郷を作るなどという発想はありんせん。故郷は故郷。誰がいるかではなくどの土地かが重要なんじゃ。(byホロ)
    【ブロンデル大修道院】ウィーフィール王国にある有名な修道院。
    【ベルトラ】エーブがまだフルールだった頃の女中。エーブより一歳下。
    【放浪学生】学生の身分で放浪している。コルもロレンスと出会った頃はこれだった。多くは悪行の数々により評判が悪い。
    【ホロ】香辛料のヒロイン。人の姿のときは華奢な美少女、正体はかつてヨイツを治めていた巨大な賢狼。故郷に戻りたくてロレンスと旅している。麦の穂に宿る。後に湯屋「狼と香辛料亭」のおかみさん。人よりはるかに長い時を生きるのでロレンスが死んだ後は再び旅をするのかもしれない?
    【ホロとロレンス夫婦】《まさかずっと幸せでい続けられるだなんて、驚きをとおり越して笑うしかなかった。》byコル羊皮紙1巻p.26
    【ホロの機嫌】よく変わる。が、理由のあることが多い。賢狼だから。
    【味方】《少なくとも、自分はなにがあっても、ミューリの味方です。》羊皮紙1巻p.127
    【ミューリ】ホロとロレンスの娘。羊皮紙のヒロイン。名前はホロの古い仲間から取った。天真爛漫で図太く奔放。人の姿のままでも充分すぎるほどの野生児だが狼の耳と尻尾を持っている。巨大な狼に変身することは今のところできないようだ。銀色の髪の毛は油に濡れているようにしっとりしているのに触ると指のあいだをさらさら抜けていくようで彼女の自慢らしく、日々お手入れを欠かさない。コルが宗教の道を求めてニョッヒラを出ていったら「私も旅に連れていって!」。その後なにやら「聖女」と呼ばれるようになっているらしい。
    【ミリケ】スヴェルネルの顔役。悠久の時を生きる獣の化身。
    【ミルトン・ポースト】エーブがフルールだった頃取引相手となった、衣服を取り扱っていた商人。貴族出身でフルールは彼に少し惹かれた。
    【未練】丸顔の船頭が語る。《同じ川の流れには二度と入れない、未練がましいことも悪いわけじゃない》羊皮紙1巻p.23
    【無邪気】《自分が無邪気すぎるのだろうか? だが、信仰とは本来無邪気なものだ。》羊皮紙第一巻p.191
    【メルクリオ】コルとミューリがラウズボーンで出会ったチェダーノ家のお坊ちゃん。新郎。
    【儲ける】《わっちが喜ぶ以上の大儲けがあるとでも!?》香辛料22巻p.17
    【ヨイツ】ホロの故郷。
    【ライハ・フリードフ】ケソンの教会のトップ。見たところ好好爺でいつも酩酊している。北方島嶼地域のことをいろいろ教えてくれた。
    【ラウズボーン】ウィンフィール王国の港町。
    【ラウド商会】サロニアの町の商会。ヴァラン司教領のために尽力してくれていたが困難に瀕している。
    【理想】「私は理想を追いかけていたのではなく、単に世界がこうあって欲しいと無邪気に願っていただけのようです」羊皮紙二巻p.215
    【ルウィック同盟】大陸北部を根城にする商人の一団。30の貴族を後ろ盾にした十の大商会が統べている最強の経済同盟。月と盾の紋章旗を掲げている。ほとんど一国に等しい力を持っている。
    【ルワード】有名な傭兵団の長。
    【レイノルズ】ケルーベ「ジーン商会」の主。「狼の骨」について何か知っているらしい。ずっこい儲け方を実行していた。
    【レノス】コルが子どもの頃にはまだ教会がなかったが今や司教を任命する司教座が置かれ北の地の教会の中心地となっている。
    【錬金術師】ターニャのいる山に来た錬金術師。空の研究をしていたらしい。火を使わずに鉄を精錬することができた。ターニャは「お師匠様」と呼んでいる。猫の化身が一番弟子だったらしい。彼女はおそらく恋人か妻だったと思われる。ターニャに植林するように命じて去っていった。一般には神や天使の存在をまったく信じていない連中。
    【ロレンス】クラフト・ロレンス。香辛料の主人公。狼娘に翻弄される幸せな毎日を送る行商人。とはいかないか。後に湯屋「狼と香辛料亭」主人。
    【若い司祭】アティフの鰊の卵取引所を閉鎖すると宣言した。どうやらコル(薄明の枢機卿)に感化されているらしい。
    【「我々の神の書」計画】ハイランドやコルが考えている計画。聖典の俗語翻訳版を作り、個人個人が考えていくことができるようにすること。教会は自分たちの矛盾を指摘されないように民衆を無知のままにしておきたいので当然反発すると思われる。また、内容の解釈も研究者の間でも異なるので困難があると思われる。

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    2021年10月27日
  • 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙II

    Posted by ブクログ

    【感想】
    ・オータム登場まではかなりタイクツやったけど登場以来劇的に展開します。
    ・「狼と羊皮紙」になってからのコルってどうもタテマエ人間っぽくて信頼に値しない感じしてミューリに相応しいのかとか思ってたけど一皮剥けるでしょうか?

    【一行目】
     まだ夜の明けない闇の中、手を擦りながら井戸のある中庭に出た。

    【内容】
    ・ハイランドからの今回のクエストは海賊たちを仲間に引き入れても大丈夫かどうかの調査。当然ミューリもついてくる。
    ・北方島嶼地域の過酷さを知るコル。ミューリは船酔いに苦しみつつ冒険心をくすぐられている。
    ・修道士オータム、コルに衝撃を与え、己の信仰を問い直すことになる。たどりつく先にはミューリ?

    ▼狼たちの旅についての簡単なメモ(香辛料9巻~11巻、21巻と羊皮紙1~2巻より)

    【諦める】《なにかのためになにかを諦めるなんてのは、本当は正しくないのだから。》香辛料21巻p.192
    【新しい村】人々をまとめる強力ななにかが欠けていることが多い。
    【アティフ】港町。北方の海賊たちからの防衛の拠点でもある。
    【アラム】セリムの兄。真の姿は狼。傭兵などをしていたが聖女伝説のある旅籠を営むことになった。
    【異端審問官】恐いイメージ。処刑人や拷問使と同じ意味として呼ばれる。
    【ウィンフィール王国】教会と仲が悪い。
    【エーブ】やり手で剣呑な女商人。すべてを憎んでいるようなところがある。元はウィーフィール王国の貴族で本名はフルール。
    【狼と香辛料亭】温泉郷ニョッヒラにある評判のいい湯屋。主人はロレンスという行商人上がりの男。おかみさんはホロといういつまでも若く美しい少女のような女性。
    【オータム】ケソンの孤島のひとつにある修道院でひとり暮らす修道士。コルに強烈な印象を与えた。人が暮らせると思えない苛酷な環境で、生への執着を感じさせない男。黒聖母を彫り続けている。付近の「海賊」たちですら敬意を払って臣下のように従っている。「罪の意識」による信仰心だと自分で言う。《そこにいるのは、罪を食らう動物だった。誰かが刈り取らなければいけない罪を自らが食べ、消化し、また食べる老いた山羊だった。》羊皮紙二巻p.199。この男が例の「月を狩る熊」そのものだったとしても驚かない。
    【オーラー】エーブに商売の手ほどきをしてくれた商人。没落前からの知己であり、エーブの夫となった男の部下でもあった。
    【絵画】宝石を砕いて絵の具にして描くような代物。要するに高額。
    【海賊】と目されているが実は北方島嶼地域の自警団的存在。普段は治安維持の役目を負っている。ただし、暴力的手法で。それが有効だから。
    【キーマン】ルド・キーマン。ローエン商業組合在ケルーベ商館別館を預かる貿易商。
    【教会文字】教会で用いられる特殊な文字。ロレンスにも一部しか読めない。
    【教皇】なんか欲にかられてとち狂ったらしい。と外見上は見えている。税をかけまくっている。
    【黒聖母】北方の海の民の間で信奉されている聖母像。ハイランドが入手したものは黒玉で作られていたが他の材料があるかどうかは不明。一般的なものとは異なり黒い。革袋などに入れて携行するが実際に救われたものが多いと霊験あらたかで信奉する者多し。港町ケソンの修道院の修道士が一手に作っているらしい。元は火山噴火による島滅亡の危機を我が身を犠牲にして救った一人の女性のことらしい。実話なのだとしたらとても人間業とは思えないので人ならざるものだったのかもしれない。狼神のような。
    【ケソン】北の島嶼地域の中で一番大きな島。
    【ケルーベ】北と南が対立している町。
    【コル】トート・コル。羊皮紙では主人公。ホロ、ロレンスとともに旅することになった賢く素直で健気な少年。皆が弟子にしたがるが本人的には将来は聖職者。後に湯屋の手伝いをし、ホロとロレンスの娘ミューリに振り回されることになる。ニョッヒラを出た後「薄明の枢機卿」とか呼ばれるようになったらしい。ミューリいわく「兄様は世の中の四分の一しか見てない」「兄様は人の良いところしか見ないからね」羊皮紙第一巻p.183
    【コルらしい匂い】ミューリいわく「不幸を耐える方法じゃなくて、幸せを増やす方法を探す。それがどれだけ少しだったとしても、皆が無理だと思っていても、あったかい太陽はあっちにあるんだって信じて歩く、眩しい明るさがある。世界は不毛の大地なんかじゃないって、皆が力を合わせたら良くなるんだって、頑固な思い込みがある。そういう匂いが、あると思う」羊皮紙二巻p.351
    【幸せ】《結局、ミューリが幸せであるのなら、それに越したことはないのだから。》羊皮紙2巻p.78。親バカならぬコルの兄バカ。
    【ジサーズ】陸の孤島のような北の鄙びた寒村。
    【商人の言葉】省略されたものがいっぱいある。
    【信仰と現実】《目の前にあるのは、祈りが最もその無力を現す場面なのだ。》羊皮紙二巻p.197。信仰は一種のファンタジーだから。
    【スヴェルネル】ニョッヒラの近くにある大きな街。
    【ステファン】アティフのデバウ商会でコルたちの世話係をしてくれることになった商人。いろいろあってコルを恐れているフシあり。
    【スフォン王】ウィーフィール王国の王。ちと頭が堅そう。
    【聖務停止】教皇が、クレームをつけてきたウィンフィール王国に対抗するため、王国内での教会の仕事を停止させた。いわば医師が治療費が高額すぎると訴える目の前の患者に治療を施さないような感じ。
    【聖典】教会が一般に対して内容を秘匿している。ゆえに好きなように解釈して伝えることが可能。コルたちはそれを一般に広めたい。難解な言葉で書かれているらしく宗教家でも読めない者が増えてきたので教会文字が発明された。それもまた一般には流布しておらず、ロレンスでも完全には読めない。第七章までが主要な教えで、後は神から言葉を賜る預言者の旅の模様や、弟子たちの現行録。
    【セリム】「狼と香辛料亭」従業員。実体は白狼。ミスが多かったのは眼が悪かったからだとわかりロレンスがメガネをプレゼントしてくれた。
    【総督】細身で風格のある老人。元ルウィック同盟の大幹部で遠隔地貿易船を率いていたので「総督」と呼ばれていた。隠居後はアティフの鰊の卵の先物取引なんかで楽しんでいる。
    【大切なもの】《過去に旅をしてきて得た数少ない鉄則は、大切なものは必ず手の届くところに置け、というものだ。》羊皮紙2巻p.132
    【太陽銀貨】デバウ商会が独自に出す高品位の銀貨。太陽の図柄が描かれている。ロレンスたちが創設に関わった。
    【旅人】旅人は嫌われがち。「旅人はどこへ行ってもこんな感じですよ。歓待されるほうが少ないものです」羊皮紙2巻p.143
    【月を狩る熊】滅びの化身。多くの伝説が残っている。ホロたち狼神的な存在ですら土地を追われ離散せねばならなかった原因らしい。現在姿を見るものはいない。伏線的に「狼と香辛料」のラストはそいつとの対決になると思っていたが。
    【デバウ商会】大陸北部に勢力を広げる大商会。
    【ドイッチマン】ウィーフィール王国、テイラー商会の商人。
    【鶏】去勢した雄の鶏は、雌の鶏よりも旨いらしい。なんて話をしたばかりにロレンスは鶏を買わされることになる。
    【ニョッヒラ】湯屋「狼と香辛料亭」のある北の温泉郷。シーズンは雪深い冬。
    【ノーラ】ある町で苦労していた羊飼いの少女。狼と羊飼いは仲が悪い。
    【ハイランド】ウィンフィール王族の血脈。諦めないのがいいところ。コルはニョッヒラに湯治に来たハイランドに口説かれウィンフィール王国の力になりたいと思うようになった。つなぎはデバウ商会が担当しているようだ。商売上にも有利なようだ。ミューリはハイランドのことを信用していないし敵意を見せている。
    【ハスキンズ】ブロンデル大修道院の離れ的な場所の羊飼い。羊のことならば神よりもくわしいらしい。《旅の詩人が口にすれば単なる気障な台詞でも、ハスキンズが言えば真理の一言になる。》
    【パスロエ】ロレンスがホロと出会った村。ホロは長い間この村の守り神をしていた。
    【旅籠】アラムたちが営んでいる、聖女伝説のある修道院を宿泊施設にしたもの。その伝説の聖女はセリムのことらしい。
    【ハンス】エーブがフルールだった頃彼女をバカにしたような態度を取っていた商人。
    【ハンナ】「狼と香辛料亭」の炊事場を采配する女。実体は鳥。
    【ピアスキー】ラグ・ピアスキー。ルウィック同盟に所属する旅商人。
    【ビーベリー】近隣の領主。善人。
    【フルール・フォン・イーターゼンテル・マリエル・ボラン】エーブの本名。没落お嬢様。
    【故郷】わっちらには新しい故郷を作るなどという発想はありんせん。故郷は故郷。誰がいるかではなくどの土地かが重要なんじゃ。(byホロ)
    【ブロンデル大修道院】ウィーフィール王国にある有名な修道院。
    【ベルトラ】エーブがまだフルールだった頃の女中。エーブより一歳下。
    【放浪学生】学生の身分で放浪している。コルもロレンスと出会った頃はこれだった。多くは悪行の数々により評判が悪い。
    【ホロ】香辛料のヒロイン。人の姿のときは華奢な美少女、正体はかつてヨイツを治めていた巨大な賢狼。故郷に戻りたくてロレンスと旅している。麦の穂に宿る。後に湯屋「狼と香辛料亭」のおかみさん。人よりはるかに長い時を生きるのでロレンスが死んだ後は再び旅をするのかもしれない?
    【ホロとロレンス夫婦】《まさかずっと幸せでい続けられるだなんて、驚きをとおり越して笑うしかなかった。》byコル羊皮紙1巻p.26
    【ホロの機嫌】よく変わる。が、理由のあることが多い。賢狼だから。
    【味方】《少なくとも、自分はなにがあっても、ミューリの味方です。》羊皮紙1巻p.127
    【ミューリ】ホロとロレンスの娘。羊皮紙のヒロイン。名前はホロの古い仲間から取った。天真爛漫で図太く奔放。人の姿のままでも充分すぎるほどの野生児だが狼の耳と尻尾を持っている。巨大な狼に変身することは今のところできないようだ。銀色の髪の毛は油に濡れているようにしっとりしているのに触ると指のあいだをさらさら抜けていくようで彼女の自慢らしく、日々お手入れを欠かさない。コルが宗教の道を求めてニョッヒラを出ていったら「私も旅に連れていって!」。その後なにやら「聖女」と呼ばれるようになっているらしい。
    【ミリケ】スヴェルネルの顔役。悠久の時を生きる獣の化身。
    【ミルトン・ポースト】エーブがフルールだった頃取引相手となった、衣服を取り扱っていた商人。貴族出身でフルールは彼に少し惹かれた。
    【未練】丸顔の船頭が語る。《同じ川の流れには二度と入れない、未練がましいことも悪いわけじゃない》羊皮紙1巻p.23
    【無邪気】《自分が無邪気すぎるのだろうか? だが、信仰とは本来無邪気なものだ。》羊皮紙第一巻p.191
    【ヨイツ】ホロの故郷。
    【ライハ・フリードフ】ケソンの教会のトップ。見たところ好好爺で酩酊している。北方島嶼地域のことをいろいろ教えてくれた。
    【理想】「私は理想を追いかけていたのではなく、単に世界がこうあって欲しいと無邪気に願っていただけのようです」羊皮紙二巻p.215
    【ルウィック同盟】大陸北部を根城にする商人の一団。30の貴族を後ろ盾にした十の大商会が統べている最強の経済同盟。月と盾の紋章旗を掲げている。ほとんど一国に等しい力を持っている。
    【ルワード】有名な傭兵団の長。
    【レイノルズ】ケルーベ「ジーン商会」の主。「狼の骨」について何か知っているらしい。ずっこい儲け方を実行していた。
    【レノス】コルが子どもの頃にはまだ教会がなかったが今や司教を任命する司教座が置かれ北の地の教会の中心地となっている。
    【ロレンス】クラフト・ロレンス。香辛料の主人公。狼娘に翻弄される幸せな毎日を送る行商人。とはいかないか。後に湯屋「狼と香辛料亭」主人。
    【若い司祭】アティフの鰊の卵取引所を閉鎖すると宣言した。どうやらコル(薄明の枢機卿)に感化されているらしい。
    【「我々の神の書」計画】ハイランドやコルが考えている計画。聖典の俗語翻訳版を作り、個人個人が考えていくことができるようにすること。教会は自分たちの矛盾を指摘されないように民衆を無知のままにしておきたいので当然反発すると思われる。また、内容の解釈も研究者の間でも異なるので困難があると思われる。

    0
    2021年10月24日
  • 理想のヒモ生活(1)

    ネタバレ 無料版購入済み

    「理想のヒモ生活」ってなっているけれども、いうほどヒモ生活ではなくてちゃんと大変そうです。お別れの期間がちゃんと設けられているのが新鮮でした。

    1
    2022年09月28日
  • 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙

    Posted by ブクログ

    【感想】
    ・本来宗教は素朴なもののはずで、宗教家なんてものは不要かもしれへんと思うんやけど、結局のところ、いい商売になるから生まれた職業なんやとは思う。そういうプロ宗教家にコルが感じた歪みは当然なんやけど、コルはコルで真っ直ぐすぎるいびつさがあるかもね。それを調整するのがミューリの役目かと。

    【一行目】
     暖かい季節の雨は、少しだけ甘い。頬を伝う滴を舐めて、そう思った。

    【内容】
    ・宗教の道に進むため、ついにコルがニョッヒラを出ていく。と、ホロとロレンスの娘ミューリが隠れてついてきた。「私も旅に連れていって!」
    ・教会の歪みを正したいコルはウィンフィール王国の王族ハイランドに乞われ協力する。そして大司教とハイランドの息詰まる駆け引きが始まる。政治とか宗教とかにそういう駆け引きが生じること自体が根本的な問題やと思うけど。

    狼と香辛料と羊皮紙についての簡単なメモ(香辛料9巻~11巻、21巻と羊皮紙1巻より)

    【諦める】《なにかのためになにかを諦めるなんてのは、本当は正しくないのだから。》香辛料21巻p.192
    【新しい村】人々をまとめる強力ななにかが欠けていることが多い。
    【アティフ】港町。北方の海賊たちからの防衛の拠点でもある。
    【アラム】セリムの兄。真の姿は狼。傭兵などをしていたが聖女伝説のある旅籠を営むことになった。
    【ウィンフィール王国】教会と仲が悪い。
    【エーブ】やり手で剣呑な女商人。すべてを憎んでいるようなところがある。元はウィーフィール王国の貴族で本名はフルール。
    【狼と香辛料亭】温泉郷ニョッヒラにある評判のいい湯屋。主人はロレンスという行商人上がりの男。おかみさんはホロといういつまでも若く美しい少女のような女性。
    【オーラー】エーブに商売の手ほどきをしてくれた商人。没落前からの知己であり、エーブの夫となった男の部下でもあった。
    【絵画】宝石を砕いて絵の具にして描くような代物。要するに高額。
    【キーマン】ルド・キーマン。ローエン商業組合在ケルーベ商館別館を預かる貿易商。
    【教会文字】教会で用いられる特殊な文字。ロレンスにも一部しか読めない。
    【教皇】なんか欲にかられてとち狂ったらしい。と外見上は見えている。税をかけまくっている。
    【ケルーベ】北と南が対立している町。
    【コル】トート・コル。羊皮紙では主人公。ホロ、ロレンスとともに旅することになった賢く素直で健気な少年。皆が弟子にしたがるが本人的には将来は聖職者。後に湯屋の手伝いをし、ホロとロレンスの娘ミューリに振り回されることになる。ニョッヒラを出た後「薄明の枢機卿」とか呼ばれるようになったらしい。ミューリいわく「兄様は世の中の四分の一しか見てない」「兄様は人の良いところしか見ないからね」羊皮紙第一巻p.183
    【ジサーズ】陸の孤島のような北の鄙びた寒村。
    【商人の言葉】省略されたものがいっぱいある。
    【スヴェルネル】ニョッヒラの近くにある大きな街。
    【ステファン】アティフのデバウ商会でコルたちの世話係をしてくれることになった商人。
    【スフォン王】ウィーフィール王国の王。ちと頭が堅そう。
    【聖務停止】教皇が、クレームをつけてきたウィンフィール王国に対抗するため、王国内での教会の仕事を停止させた。いわば医師が治療費が高額すぎると訴える目の前の患者に治療を施さないような感じ。
    【聖典】教会が一般に対して内容を秘匿している。ゆえに好きなように解釈して伝えることが可能。コルたちはそれを一般に広めたい。難解な言葉で書かれているらしく宗教家でも読めない者が増えてきたので教会文字が発明された。それもまた一般には流布しておらず、ロレンスでも完全には読めない。第七章までが主要な教えで、後は神から言葉を賜る預言者の旅の模様や、弟子たちの現行録。
    【セリム】「狼と香辛料亭」従業員。実体は白狼。ミスが多かったのは眼が悪かったからだとわかりロレンスがメガネをプレゼントしてくれた。
    【総督】細身で風格のある老人。元ルウィック同盟の大幹部で遠隔地貿易船を率いていたので「総督」と呼ばれていた。隠居後はアティフの鰊の卵の先物取引なんかで楽しんでいる。
    【太陽銀貨】デバウ商会が独自に出す高品位の銀貨。太陽の図柄が描かれている。ロレンスたちが創設に関わった。
    【デバウ商会】大陸北部に勢力を広げる大商会。
    【ドイッチマン】ウィーフィール王国、テイラー商会の商人。
    【鶏】去勢した雄の鶏は、雌の鶏よりも旨いらしい。なんて話をしたばかりにロレンスは鶏を買わされることになる。
    【ニョッヒラ】湯屋「狼と香辛料亭」のある北の温泉郷。シーズンは雪深い冬。
    【ノーラ】ある町で苦労していた羊飼いの少女。狼と羊飼いは仲が悪い。
    【ハイランド】ウィンフィール王族の血脈。諦めないのがいいところ。コルはニョッヒラに湯治に来たハイランドに口説かれウィンフィール王国の力になりたいと思うようになった。つなぎはデバウ商会が担当しているようだ。商売上にも有利なようだ。ミューリはハイランドのことを信用していないし敵意を見せている。
    【ハスキンズ】ブロンデル大修道院の離れ的な場所の羊飼い。羊のことならば神よりもくわしいらしい。《旅の詩人が口にすれば単なる気障な台詞でも、ハスキンズが言えば真理の一言になる。》
    【パスロエ】ロレンスがホロと出会った村。ホロは長い間この村の守り神をしていた。
    【旅籠】アラムたちが営んでいる、聖女伝説のある修道院を宿泊施設にしたもの。その伝説の聖女はセリムのことらしい。
    【ハンス】エーブがフルールだった頃彼女をバカにしたような態度を取っていた商人。
    【ハンナ】「狼と香辛料亭」の炊事場を采配する女。実体は鳥。
    【ピアスキー】ラグ・ピアスキー。ルウィック同盟に所属する旅商人。
    【ビーベリー】近隣の領主。善人。
    【フルール・フォン・イーターゼンテル・マリエル・ボラン】エーブの本名。没落お嬢様。
    【故郷】わっちらには新しい故郷を作るなどという発想はありんせん。故郷は故郷。誰がいるかではなくどの土地かが重要なんじゃ。(byホロ)
    【ブロンデル大修道院】ウィーフィール王国にある有名な修道院。
    【ベルトラ】エーブがまだフルールだった頃の女中。エーブより一歳下。
    【ホロ】香辛料のヒロイン。人の姿のときは華奢な美少女、正体はかつてヨイツを治めていた巨大な賢狼。故郷に戻りたくてロレンスと旅している。麦の穂に宿る。後に湯屋「狼と香辛料亭」のおかみさん。人よりはるかに長い時を生きるのでロレンスが死んだ後は再び旅をするのかもしれない?
    【ホロとロレンス夫婦】《まさかずっと幸せでい続けられるだなんて、驚きをとおり越して笑うしかなかった。》byコル羊皮紙1巻p.26
    【ホロの機嫌】よく変わる。が、理由のあることが多い。賢狼だから。
    【味方】《少なくとも、自分はなにがあっても、ミューリの味方です。》羊皮紙1巻p.127
    【ミューリ】ホロとロレンスの娘。羊皮紙のヒロイン。名前はホロの古い仲間から取った。天真爛漫で図太く奔放。人の姿のままでも充分すぎるほどの野生児だが狼の耳と尻尾を持っている。巨大な狼に変身することは今のところできないようだ。銀色の髪の毛は油に濡れているようにしっとりしているのに触ると指のあいだをさらさら抜けていくようで彼女の自慢らしく、日々お手入れを欠かさない。コルが宗教の道を求めてニョッヒラを出ていったら「私も旅に連れていって!」。その後なにやら「聖女」と呼ばれるようになっているらしい。
    【ミリケ】スヴェルネルの顔役。悠久の時を生きる獣の化身。
    【ミルトン・ポースト】エーブがフルールだった頃取引相手となった、衣服を取り扱っていた商人。貴族出身でフルールは彼に少し惹かれた。
    【未練】丸顔の船頭が語る。《同じ川の流れには二度と入れない、未練がましいことも悪いわけじゃない》羊皮紙1巻p.23
    【無邪気】《自分が無邪気すぎるのだろうか? だが、信仰とは本来無邪気なものだ。》羊皮紙第一巻p.191
    【ヨイツ】ホロの故郷。
    【ルウィック同盟】大陸北部を根城にする商人の一団。30の貴族を後ろ盾にした十の大商会が統べている最強の経済同盟。月と盾の紋章旗を掲げている。ほとんど一国に等しい力を持っている。
    【ルワード】有名な傭兵団の長。
    【レイノルズ】ケルーベ「ジーン商会」の主。「狼の骨」について何か知っているらしい。ずっこい儲け方を実行していた。
    【レノス】コルが子どもの頃にはまだ教会がなかったが今や司教を任命する司教座が置かれ北の地の教会の中心地となっている。
    【ロレンス】クラフト・ロレンス。香辛料の主人公。狼娘に翻弄される幸せな毎日を送る行商人。とはいかないか。後に湯屋「狼と香辛料亭」主人。
    【若い司祭】アティフの鰊の卵取引所を閉鎖すると宣言した。どうやらコル(薄明の枢機卿)に感化されているらしい。
    【「我々の神の書」計画】ハイランドやコルが考えている計画。聖典の俗語翻訳版を作り、個人個人が考えていくことができるようにすること。教会は自分たちの矛盾を指摘されないように民衆を無知のままにしておきたいので当然反発すると思われる。また、内容の解釈も研究者の間でも異なるので困難があると思われる。

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    2021年09月23日
  • 狼と香辛料XXI Spring LogIV

    Posted by ブクログ

    【感想】
    ・いつの間にか続編出てたことに気づいていなかった。ニョッヒラ以降のんびり気分で読めるシリーズとなった。この巻では久々に荷馬車の旅。やっぱりこうでなくっちゃ?

    【一行目】
     鉈を振り下ろしたように、眠りから覚めた。

    【内容】
    ・娘のミューリを探す旅に出るというホロとロレンスから湯屋を任せると言われたセリムの悩みと、夫婦の「賢者の贈り物」。
    ・ほぼ十年ぶりに二人だけの荷馬車旅に出たホロとロレンス。以前と異なるのは商売の旅ではなく旅を楽しむための旅のようなものであること。久しぶりの旅で火はおこせず、道には迷うが。
    ・森を伐採して金に変えるべきか守るべきかで悩んでいる領主に知恵を貸してくれと頼まれたロレンスはホロとともに森へ赴く。
    ・絵画の記録性に気づいたホロと、港町の鰊の卵先物取引と宗教家。
    ・ミューリがまだニョッヒラにいて十歳になった頃。

    ▼狼と香辛料と羊皮紙についての簡単なメモ(9巻~11巻、21巻)

    【諦める】《なにかのためになにかを諦めるなんてのは、本当は正しくないのだから。》21巻p.192
    【新しい村】人々をまとめる強力ななにかが欠けていることが多い。
    【アティフ】港町。北方の海賊たちからの防衛の拠点でもある。
    【アラム】セリムの兄。真の姿は狼。傭兵などをしていたが聖女伝説のある旅籠を営むことになった。
    【ウィンフィール王国】教会と仲が悪い。
    【エーブ】やり手で剣呑な女商人。すべてを憎んでいるようなところがある。元はウィーフィール王国の貴族で本名はフルール。
    【狼と香辛料亭】温泉郷ニョッヒラにある評判のいい湯屋。主人はロレンスという行商人上がりの男。おかみさんはホロといういつまでも若く美しい少女のような女性。
    【オーラー】エーブに商売の手ほどきをしてけれた商人。没落前からの知己であり、エーブの夫となった男の部下でもあった。
    【絵画】宝石を砕いて絵の具にして描くような代物。
    【キーマン】ルド・キーマン。ローエン商業組合在ケルーベ商館別館を預かる貿易商。
    【教会文字】教会で用いられる特殊な文字。ロレンスにも一部しか読めない。
    【ケルーベ】北と南が対立している町。
    【コル】ホロ、ロレンスとともに旅することになった賢く素直で健気な少年。皆が弟子にしたがるが本人的には将来は聖職者。後に湯屋の手伝いをし、ホロとロレンスの娘ミューリに振り回されることになる。ニョッヒラを出た後「薄明の枢機卿」とか呼ばれるようになったらしい。
    【ジサーズ】陸の孤島のような北の鄙びた寒村。
    【商人の言葉】省略されたものがいっぱいある。
    【スヴェルネル】ニョッヒラの近くにある大きな街。
    【スフォン王】ウィーフィール王国の王。ちと頭が堅そう。
    【セリム】「狼と香辛料亭」従業員。実体は白狼。ミスが多かったのは眼が悪かったからだとわかりロレンスがメガネをプレゼントしてくれた。
    【総督】細身で風格のある老人。元ルウィック同盟の大幹部で遠隔地貿易船を率いていたので「総督」と呼ばれていた。隠居後はアティフの鰊の卵の先物取引なんかで楽しんでいる。
    【デバウ商会】大陸北部に勢力を広げる大商会。
    【ドイッチマン】ウィーフィール王国、テイラー商会の商人。
    【鶏】去勢した雄の鶏は、雌の鶏よりも旨いらしい。なんて話をしたばかりにロレンスは鶏を買わされることになる。
    【ニョッヒラ】湯屋「狼と香辛料亭」のある北の温泉郷。シーズンは雪深い冬。
    【ノーラ】ある町で苦労していた羊飼いの少女。狼と羊飼いは仲が悪い。
    【ハスキンズ】ブロンデル大修道院の離れ的な場所の羊飼い。羊のことならば神よりもくわしいらしい。《旅の詩人が口にすれば単なる気障な台詞でも、ハスキンズが言えば真理の一言になる。》
    【パスロエ】ロレンスがホロと出会った村。ホロは長い間この村の守り神をしていた。
    【旅籠】アラムたちが営んでいる、聖女伝説のある修道院を宿泊施設にしたもの。その伝説の聖女はセリムのことらしい。
    【ハンス】エーブがフルールだった頃彼女をバカにしたような態度を取っていた商人。
    【ハンナ】「狼と香辛料亭」の炊事場を采配する女。実体は鳥。
    【ピアスキー】ラグ・ピアスキー。ルウィック同盟に所属する旅商人。
    【ビーベリー】近隣の領主。善人。
    【フルール・フォン・イーターゼンテル・マリエル・ボラン】エーブの本名。没落お嬢様。
    【故郷】わっちらには新しい故郷を作るなどという発想はありんせん。故郷は故郷。誰がいるかではなくどの土地かが重要なんじゃ。(byホロ)
    【ブロンデル大修道院】ウィーフィール王国にある有名な修道院。
    【ベルトラ】エーブがまだフルールだった頃の女中。エーブより一歳下。
    【ホロ】ヒロイン。人の姿のときは華奢な美少女、正体はかつてヨイツを治めていた巨大な賢狼。故郷に戻りたくてロレンスと旅している。麦の穂に宿る。後に湯屋「狼と香辛料亭」のおかみさん。人よりはるかに長い時を生きるのでロレンスが死んだ後は再び旅をするのかもしれない?
    【ホロの機嫌】よく変わる。が、理由のあることが多い。賢狼だから。
    【ミューリ】ホロとロレンスの娘。名前はホロの古い仲間から取った。天真爛漫で奔放。人の姿のままでも充分すぎるほどの野生児だが狼に変じることも可能。コルが宗教の道を求めてニョッヒラを出ていったら後をついていった。その後なにやら「聖女」と呼ばれるようになっているらしい。
    【ミリケ】スヴェルネルの顔役。悠久の時を生きる獣の化身。
    【ミルトン・ポースト】エーブがフルールだった頃取引相手となった、衣服を取り扱っていた商人。貴族出身でフルールは彼に少し惹かれた。
    【ヨイツ】ホロの故郷。
    【ルウィック同盟】大陸北部を根城にする商人の一団。30の貴族を後ろ盾にした十の大商会が統べている最強の経済同盟。月と盾の紋章旗を掲げている。ほとんど一国に等しい力を持っている。
    【ルワード】有名な傭兵団の長。
    【レイノルズ】ケルーベ「ジーン商会」の主。「狼の骨」について何か知っているらしい。ずっこい儲け方を実行していた。
    【ロレンス】クラフト・ロレンス。主人公。狼娘に翻弄される幸せな毎日を送る行商人。とはいかないか。後に湯屋「狼と香辛料亭」主人。
    【若い司祭】アティフの鰊の卵取引所を閉鎖すると宣言した。どうやらコル(薄明の枢機卿)に感化されているらしい。

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    2021年09月21日
  • 家つくりスキルで異世界を生き延びろ3

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    主人公は異世界転生者。とは言え、はずれスキルと言われる家つくりを持っているクリスが自分の家を建てるために旅を続ける第3弾。日本人の転生者による騒動に巻き込まれながらも、少しずつ成長が見れます。家づくりやものづくりと言うのはやっぱりいいなぁと思いつつ。設定集に主人公が作った家の設計図が書かれています。こんな素敵な家を作れたら夢あるなぁと思いました。さてこの本の終着点はどこだろうってちょっと思いながら。
    精霊に好かれる主人公はそれなりにチートな存在なような気もしますが。父親からの愛情はもらえなかったかもしれないけれど、見守ってくれた魔女様。そういう存在がいてくれて、手を差し伸べでもらえたこと、そしてそれに応えた彼女の一生懸命生きる様と言うのは大事ですね。今も一緒に旅をする人たちが増え、人間関係も充実してきました。
    嫌な思いも、努力もかさね、世界が広がっていくお話ですね。個人的には、今回亀の背中に家を建てる!となってたので、つい紹介されて読んでみました。

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    2021年07月14日