文倉十のレビュー一覧

  • 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙II

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    ネタバレ

    儲けるつもりが騙されていてピンチに、
    リスクを伴う打開策にてなんとかなったと思ったらまたしても裏切りが…。
    登ったり落ちたり、展開が激しく、また素人目には合理的な商人の動きに見えるので読んでいて面白い。
    主人公たちが最初からこんなに慕いあっていることには多少違和感は感じますが、
    こういう男女の会話が楽しいので今後も読むと思います。

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    2017年03月09日
  • 狼と香辛料XVIII Spring Log

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    幸せであり続けるための物語。

    旅はもう少しだけ続く、というセリフからわかるように本編の続きが描かれる。愛も変わらずホロとロレンスのやりとりを楽しめた。4編すべて甲乙つけ難い。

    しかし、ロレンスは人間でホロが狼である限り避けられない運命は変わらない。一応の希望は示されるものの、やはり「終わり」についてつい考えしまう。もう一つ短編集が出るそうなので、そちらを読んでからもう一度考えたい。

    新説の方も期待して続きを待つ。

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    2017年01月01日
  • 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙

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    後日談の後日談と同時発売の新シリーズ。シリーズってことは続刊あるんですよね?主役はコルとホロ・ロレンスの娘ミューリ。香辛料18巻の感想でも書いたけど、娘は母を見て育つんですねぇ…(笑)ホロは最初から長く生きる賢狼としていろんな経験があったけど、ミューリの方はまだコルより年下で経験も少ないはずなのに母を彷彿とさせる雰囲気がぷんぷんと。賢狼様直伝“帝王学”もすごいけど周りの男衆がやや情けないのもあるんだろう(笑)この後二人がどう成長していくか楽しみです。

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    2016年09月30日
  • 狼と香辛料XVIII Spring Log

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    5年2ヶ月ぶり、まさかまさかの復活はエピローグからさらなる後日談。いきなりの出オチから始まりましたが(笑)旅をしていた本編と異なり、一箇所に定住しての生活風景でしたが、そのお陰か、落ち着いた雰囲気が楽しめました。もちろん平和な中でも悶着はあるようですが。ホロ・ロレンスの掛け合いも健在でイチャイチャもしてて何より。娘のミューリの方はそこまで触れられてなかったのでこっちは同日発売の別の方ですね。ロレンスが親馬鹿になってて微笑ましい。まぁ文章の端々からこの母にしてこの子ありな感じなのは分かった(笑)

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    2016年09月30日
  • 理想のヒモ生活 8

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    待望の8巻。前巻を読んだ時の記憶がほとんど抜け落ちているので心配だったが杞憂だった。アウラに2人目ができる、フレア姫と共に黄金の木の葉号に乗る、時空魔法を修得しシャロワ・ジルベール双王国に行く、の3本立て。ゼンジロウが善良な社会人という設定が本当に生きている。ゼンジロウがやっていることは、自らの立場を理解し、それに相応しい振る舞いをし、時に少ない情報から適切な行動をとろうと動く、ホウレンソウを実行している理想的な社会人そのもの。それが女王の伴侶という役割をこなそうとするのだから面白い。サラリーマン、異世界に行くという感じ。魔法などのファンタジー要素はあるものの、むやみやたらな俺tueeは出てこ

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    2016年07月31日
  • ウィッチハント・カーテンコール 超歴史的殺人事件

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    歴史的名作!(になるのは1,000年後か)
     集英社の第1回ライトノベル新人賞受賞作。王座の間で炎に包まれ焼死した少女。奇しくも現場は、1000年前の伝承と酷似していた。
     ファンタジーという世界観は、決してミステリと相性が良いとは言えません。最大の肝は、非現実なルールのなかでいかにフェアに見せるか。本作はこれをクリアできてないかなと思います。剣と魔法の世界を舞台にしているので、その手の仕掛けが当然絡むわけですが、説明不足で大味気味です。また、アクションシーンは人間離れし過ぎですし、エルシリアの「超自然の特権」とやらも何なのかよく分かりませんでした。
     それでも、思ったよりミステリ要素に比重が

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    2016年11月25日
  • 理想のヒモ生活 8

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    ネタバレ

    web版から分離したフレア編?も一段落。
    今度はシャロワ・ジルベール双王国編か?新たな登場人物も出てきて次巻に期待。
    もうちょっと刊行ペースが早いとありがたいのだけどこの辺りは創造の苦しみを知らないゆえの我儘なのかも。

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    2016年07月13日
  • 狼と香辛料XVII Epilogue

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    ついにシリーズ読み終わり!この巻はまさにepilogueという感じだったので、お話の面白さというよりはほっこりな感じでした。シリーズ自体は、ご本人もおっしゃってた気がしますが、ファンタジーなのに現実的でシビアというか……よく主人公たちが痛い思いをするというか、それが面白かったです。キャラの内面も、情に厚くて好きな相手のためならどんなことも躊躇わず簡単にやってしまう、わけではないからこそとても人間らしくて、でもだからこそ、躊躇ったり怖がったりしながらも勇気を振り絞って行動したときが尊いのだなあとぐっときました。

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    2016年01月20日
  • 理想のヒモ生活 7

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    前回に引き続きフレア姫の側室入りを軸に描かれる。まぁなんだかなというところもなくはないが、淡々とした面白さは健在。もうちょっと刊行ペースが早いとありがたいのだけど。

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    2015年12月01日
  • 理想のヒモ生活 7

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    ゼンジロウ、フレア姫と交流を深めるの巻。プジョル将軍の結婚祝いに、フレア姫を伴い辺境まで出掛けるゼンジロウ。その滞在中の話なので、女王アウラと息子・善吉とはしばしお別れ。
    フレア姫が竜を狩り客人に振る舞う様を見たり、辺境伯次女を守るためにフレア姫に助力を請い王族としての務めを果たそうとするなど、ゼンジロウとフレア姫の絆を深める一巻だった。日本人のゼンジロウが理解できる貴族社会の面倒くささと、サラリーマンとしての経験からくる判断力とで、政治的に難しい問題を悩みつつもなんとかしようとする意気がこの物語の面白いところと知りつつ、読んでいて疲れる。こんだけ自分で自分の首を絞めちゃあ、側室を持つことは避

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    2015年10月10日
  • 狼と香辛料II

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    胡椒を持ってやってきた場所で
    またしても彼女に助けられる。
    が、そこで欲を出さなければ…。

    とはいえ、商売人ですから、欲ぐらい大量に持ちます。
    そして何が起こるかなどと、到底予測できません。
    しかし…これは世に言う、共倒れ状態?
    時代がどこだろうと、世界がどこだろうと
    世の中で起こる事は大概一緒です。
    が、これは言われたら頭真っ白になります。

    怒涛の起死回生。
    そしてそれを邪魔してくれる、災害(?)と人災。
    1巻の時もそうでしたが、どきどきしっぱなしです。
    続きが気になって飛ばし読みをし
    もう一回、と思ってまた戻り…w
    おかげさまで、してやったり感が非常に楽しめます。

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    2016年06月05日
  • 理想のヒモ生活 4

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    お約束通りやってきた、王子と王女。
    しかし、彼はものすごい天真爛漫な存在だった。

    あっちでは塩問題、こっちでは人間問題。
    まぁ一国の話ですから、外交から内政問題まで
    幅広く同時進行で勃発しますよね…。
    そして主人公、リラックスしすぎて口が滑る滑る。
    気をつけねばなりませんが、正直この立場に立って
    発言内容を気をつけるとか、できそうにもないです。

    しかしまた、知らなくてもいい他国の秘密を
    知ってしまった状態。
    これが次にどうなるのか、何かの布石なのか。
    人間一番怖いのは、自分の特色を知った人?

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    2015年07月31日
  • 理想のヒモ生活 3

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    子供も生まれ、少々の問題もあるけれど幸せ生活中。
    と思ったら、問題勃発。
    そして別の問題も勃発。

    そういえば妊婦は2人分の栄養を! な世界でした。
    太った奥さんと、運動不足の夫。
    そして今日も、あちらこちらから誘惑状態。
    望んでいるものでも、これはちょっと面倒かも?
    というか妹…頑張り具合が素晴らしいです。

    そしてまた知る、王家の秘密。
    しかし教えてもらった本人は、思いっきり別の期待を。
    いやでもその期待大事ですよね。
    文明になれた人間にとって、そこ大事!

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    2015年07月29日
  • ウィッチハント・カーテンコール 超歴史的殺人事件

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    ド派手な密室殺人のトリックは予想の範囲内で残念ですが、「ある人間が魔法を持っていたら他の人間はその魔法が使えない」という設定を上手く活かしていますし、伏線もしっかりと張られているのでなかなか良い出来だと思います。
    また、主軸はミステリーですが、バトルやラブコメ、青年の成長譚などを盛り込んで飽きさせないよう工夫している点も好印象。集英社ライトノベル新人賞受賞も頷ける完成度だと思います。

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    2015年07月13日
  • 理想のヒモ生活 2

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    そして出てくる側室問題。

    娶る娶らないとかいう問題の前に
    娶ってはいけない、という現実。
    まさかの状態に、そうきますか! と。
    しかし主人公の言い分は確かに、という感じはします。
    この文化に育っているならともかく
    一応一夫一妻の現代ですから。
    いや、別の国の人なら大丈夫だった?

    途中ビー玉がフラグっぽい状態に。
    これはいつか出てくるのでしょうか?
    そして将軍は、どこまで頑張るのでしょうか?w

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    2015年07月09日
  • 理想のヒモ生活 1

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    弁当を購入した帰り、突如召喚された理由は
    結婚してくれないか、という驚きのものだった。

    しかもストライクゾーンどんぴしゃ。
    問題は快適な生活を捨てる、ぐらいのもの。
    この立場に立った時、悩みます…。
    いやでも夢のぐうたら生活。
    憧れるものがあります!

    特になんの問題もなく、妻となった女王と
    いちゃいちゃしてるぐらいのもの。
    後はマナーの勉強ぐらい?
    おまけの『問題児三人組』は面白かったです。
    ものすごく…こう、小学生の子供のようでw

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    2015年07月07日
  • 狼と香辛料XII

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    物語の終わりがちらほら感じられつつだから、寂しくもあるけど序盤とはまた違うお話の魅力も出てきてるなあと。フランはきらいじゃないけど、感情移入はしにくかったな…まあそれはそれで、目的に対して一途な存在として象徴的になるからいいのか、とも。

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    2015年06月21日
  • 狼と香辛料X

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    ハスキンズさんみたいな存在が出てくるのは意外だった!!まだまだ落ち着かないかんじなので、とにかく先がたのしみです。旅がどう落ち着くのかもあるし、どこでお互いにいろいろと振り切るのかなとか。

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    2015年06月21日
  • 狼と香辛料VIII 対立の町<上>

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    ロレンスとホロがこういう風になるっていうのが意外だったー !なんていうか、潔くいけない感情の機微とか、逆に根拠のない決断に走っちゃったりとか、もちろん打算とか、綺麗じゃないやり取りがすごく面白いなあ。すごい。シリーズ読み終わるのもったいないけど、それ以上に続きを読みたいので、どんどん次いきます。

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    2015年05月16日
  • 理想のヒモ生活 6

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    はや6巻。前巻あたりからネットに公開されている物語とはパラレルワールドみたいになってきてるんだけどいずれもそれなりに面白い。
    今回は北方のフレア姫の側室入りの話がメインか。まぁこのご時世じゃ仕方ないよね。というか羨ましい限り。この調子では時間もあまり大きな動きはなさ気な気も。

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    2015年04月26日