文倉十のレビュー一覧

  • 理想のヒモ生活 11

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    ネタバレ

    善次郎の大航海の入り口の話と双王国からのお客さんの話が主。
    長女も生まれて幸せなひとときなんだろうけど。。。
    こうなるとタイトルがこれでよかったのか?とはちょっと思う。
    個人的推しのタラーイエが出てきたのがちょっと嬉しい。双王国からの側室はタラーイエにして、王国内で商売を好きにやらせるというのはどうでしょうか?作者様!
    できれば半年以内に12巻が読めることを祈っております。

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    2018年08月24日
  • 理想のヒモ生活(1)

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    もはや1つのジャンルと化した異世界転生モノ。異世界で王家の婿になるという超絶的にあり得ない世界にクーラーを持ち込むとか現実的に対応している主人公のギャップが良い。

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    2018年05月25日
  • 狼と香辛料XX Spring LogIII

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    ニョッヒラに残されたホロとロレンスの日常を描く、狼と「香辛料」のほうの続編。3冊目になりました。

    ・ 春の「発情期」を絡めた(ケモミミものだとありがちですw)「狼と春の落とし物」
    ・ ミューリ出発前、異端調査官の視点で「狼と香辛料亭」の繁盛の秘密を語らせた「狼と白い猟犬」
    ・ 前巻、「狼と香辛料の記憶」の日々のなんということのない出来事を、ロレンスと死別した後もホロが思い出せるよう日記をつけることにした、というエピソードを受けて、逆に日々の小さな幸せを先に日記に書き、実現させるようロレンスに迫るという「狼と飴色の日常」
    ・ 山中で硬貨の打刻槌を持った行き倒れを見つけたホロが、自分たちの身の上

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    2018年05月02日
  • 狼と香辛料XX Spring LogIII

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    ネタバレ

     いつか終わりはくるけれど、とはいえ長く続く二人の生活を、様々な味付けで楽しもうとしている感じが良い。燕麦のパンも黒パンも、楽しむ方法はあるんだぞ?といった感じ。

     「成就した恋ほど語るに値しないものはない」「幸福な家庭はすべて互いに似かよったものであり…」そんな言葉は間違いでなく、時として感情を揺さぶられることが楽しさであり充実であるのではないか、とすら思える。

     ただ、飽きは必ずやってくるもの。このシリーズは21巻があるとすれば話が動きそうだけど、どうかな。
     もちろん、ロレンスによるホロをお姫様のように扱いつつの楽しい会話の掛け合いは相変わらず面白い。ホロの言葉の裏に含まれた意味を吟

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    2018年02月17日
  • 理想のヒモ生活 10

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    ネタバレ

    思えば遠くに来たもんだという感じで10巻。
    引き続き双王国が舞台なんだけど、前巻でほとんど登場がなかったフレア姫がまた出てきたのは嬉しい限り。
    結構風呂敷を広げてたけどちゃんと回収できるのかちょっと心配。
    善次郎のウップサーラ行きは状況を考えるとちょっとそれはないんじゃない?と思わずにはいられないが・・
    というわけでまた半年以上待つのかと思うとちょっと憂鬱。

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    2018年03月03日
  • 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙III

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    ネタバレ

    最近定番の水戸黄門の印籠のように奇跡を起こして何とかするパターンではないのはよかったのですが,今回最後まで成り行きと他人頼みで特にコルもミューリも役に立たず,旧シリーズのような緊張感の中での逆転劇のような展開が無いのが残念.
    コルはロレンスほど狡猾さはなく,ミューリはホロほど老獪さもないので仕方ないのかもしれないけど,旧シリーズからのファンとしてはちょっと物足りない.

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    2017年10月23日
  • こうして彼は屋上を燃やすことにした

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    一巻完結。
    優しさげな童話で隠した自分勝手な復讐の話。
    唯一現実を繋ぎ止めようとした情報通の小夏も大切にしてあげて。

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    2017年10月09日
  • 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙II

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     互いに弱さや甘えが見え隠れするところは、前作よりも主人公達が若いことに起因するかもしれない。焦りや苛立ちで自分を見失ってしまうシーンからは(『香辛料』でロレンスがやってしまった「お前さえ・・・!」とか。あれもⅡだっただろうか)、人の繋がりの尊さや不思議さを感じる。

     焦燥感や緊張感は前作ほどでなくエンジン全開でない感はある。また、主人公の交代によるものか、経済小説的側面は後退しているかも。政治・経済・宗教的側面の入り交じった大きなうねりがこれから起こることは1巻で感じたので、引き続き続編を楽しみに。

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    2017年09月16日
  • 狼と香辛料XVIII Spring Log

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    ネタバレ

    読者が期待しているであろう、甘々な展開も、逆転劇的な展開もしっかり書かれているしで、本編と思って良いですね。(そもそもどこにも番外編とは書いてない)
    やはりこの主人公たちの永遠の課題はずっと一緒にいられるわけではないことでしたが、そこも踏み込んでいて真面目に二人の今後が描かれているのだなと思いました。

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    2017年08月26日
  • こうして彼は屋上を燃やすことにした

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    インパクトのあるタイトルであり、「屋上を燃やす」に至る過程のドラマが、言葉は悪いが面白い。高校が舞台で、スクールカーストというには単純化されているが、その生きづらさや切なさを鬱々と、丁寧に描こうとしている。

    そして「オズの魔法使い」になぞらえられた登場人物たちの関係性が明かされる時の、物語のピースが嵌まる感じが堪らない。

    先日読んだ著作者のデビュー作と言うことで、審査員コメントの煽りにやや期待値を上げすぎた感はあるが、パーツはある程度類型的ながらジュブナイル小説として楽しめた。

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    2017年08月22日
  • 狼と香辛料XII

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    ネタバレ

    個人的には今巻の新キャラの性格がとても好きです。

    商人としてのロレンスがあまり出てこず、宗教問題がメイン。
    ホロの前でロレンスに恥をかかせたことを詫びていた、、
    とは全く気が付かなかったですね。
    これは普通気が付くものなのだろうか。

    人ならざる存在がこんなに自然に出てきて良いんだっけ…?
    よくわからなくなった。

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    2017年06月20日
  • 狼と香辛料XI Side Colors II

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    ネタバレ

    なんだか二人のイチャつきが露骨な感じでお腹いっぱいな感じだったが、
    本巻はエーブの話の印象が強すぎた。
    頭では分かっていても甘さを捨てられていなかったエーブが、
    自分の大事な人を失望させないよう、覚悟を決めた様子に引き込まれた。

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    2017年06月12日
  • 狼と香辛料XIX Spring LogII

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    ネタバレ

     短篇集。コル視点の「狼と甘い牙」、ホロ視点の「狼と香辛料の記憶」など多様ではあるが、シリーズ本編完結後の物語ということもあり、飽きが訪れるのは避けられない。
     特に「狼と香辛料の記憶」では、平凡な日々の繰り返しが記憶に残らずに流れていってしまう不安がホロを襲う。彼女のような特殊な環境にあらずとも、じりじり追い詰められるだけの受け身生活を送っている自分にとって無関係のテーマではない。

     こうした不安の中でまず考えるのは、やはり何かイベントの発生により生活に刺激を与えることだろう。作中のホロのように、ハンナの登場で夫と一悶着・・・とか、なるほど分からんでもない。自分から新しい世界にどんどん踏み

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    2017年06月10日
  • 狼と香辛料XIX Spring LogII

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    狼と香辛料 後日談2巻目が刊行されましたね。
    相変わらずホロとロレンスの夫婦仲は良好だし、ニョッヒラ時代のミューリのことも少し描かれていて良かったです。

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    2017年06月10日
  • 狼と香辛料IX 対立の町<下>

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    ネタバレ

    コル君というキャラクターが入ってきて、ふたり旅のじゃまになるのでは
    とも思っていましたが、よく席を外すという気遣いもあり(笑)今まで通り面白かった。

    最後はどうまとめるのか、最後まで本当にハラハラする展開でよかったです。

    気になるのは、二人の言葉遊びが、よくわからない場合も出てきた。。

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    2017年06月07日
  • 狼と香辛料XIX Spring LogII

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    ああもうイチャイチャしやがって!まあイチャつくというよりは二人の落ち着いた雰囲気が見られて、このあたりは長年連れ添った円熟みが見せられるものですね。最後の一編はそんな温かい時間にも限りがあるという話。いずれは来ることが確定している別れの時を想うホロの姿に切なさを感じた。その想いに応えられるようになったロレンスの成長(という言葉を当てはめていいか微妙だけど)も見られて、夫婦・家族の温かみを感じられた素敵な話でした。

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    2017年05月30日
  • 狼と香辛料VI

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    この作品はずっと二人旅なのかと思っていました、最後の最後までそう信じていました。
    ところがどっこい、弟子を加えて3人旅に。
    話の中でも匂わされていましたが、子供的な存在なのですね。
    旅の副目的も決まり、まだまだ続きそうな気配が漂ってきましたが、
    中ダレが心配に!

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    2017年04月17日
  • 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙II

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    メインは信仰。主人公が旅商人から見習い聖職者になったから仕方ないかな。理想を追う宗教家にはよくある融通の利かない感じに陥ってるのはコルらしくも感じるけど、ホロ・ロレンス夫婦の下にいたら多少は現実を見る眼もありそうな気もするんだがなぁ。そういった足りない部分はさすが賢狼の娘と思えるミューリが補ってバランスは取れてるのかな。何にせよ今後も当分はミューリが主導権を握りそうですね。というかこの作者さんの主役男性陣は女の尻に敷かれすぎやしませんか(笑)女性側が強かすぎるというのもあるが。

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    2017年04月02日
  • 狼と香辛料V

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    ネタバレ

    この巻で完結しても良いような終わり方。
    ホロはロレンスのためなら人質ぐらいには簡単になれる(もちろんいざとなれば逃げ出せるから)、
    それぐらいの繋がりはありそれはロレンスも読者もわかっているけど、
    なかなかそれを口に出せないロレンスの気持ち、すごくわかります。

    結局彼らは、お互いに二人で旅を続けることを決めたので、
    今後の旅の意味合いが変わってくるわけで、次巻からの変化に期待です。

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    2017年03月31日
  • 狼と香辛料III

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    ネタバレ

    普段は人では無いものと人との恋愛は違和感を感じるのですが、
    この作品の展開はすんなり受け入れてしまうのは、人間状態での魅力が大きいからですかね。
    今作は、信用売買の話で、ホロの起点は薄かった。
    自分はロレンスと一緒に焦って最後に良かったと安堵する、完全にのせられながら読みました。

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    2017年03月15日