文倉十のレビュー一覧
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ネタバレ3つの短編集。
ロレンスとホロの話は問題も起こらず二人がいちゃつくお話。
ロレンスは
"「記憶は間違えることが大いにある。しかし、文字はそうではない」
揉めた時に勝つのは、いつだって文字なのだ。"
と学びつつ、エーブは文字を書き換えられ、その文字に負けるというのは中々の皮肉がきいていることで。
[狼と黄金色の約束]
このときの笑顔を忘れないと言っていたけども、あまりにも穏やかすぎて、普段の非日常に比べたらすぐに忘れてしまいそう。
[狼と若草色の寄り道]
寄り道して、二人でイチャイチャ話す展開。
[黒狼の揺り籠]
没落しても貴族然としていたエーブが、金の亡者&qu -
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購入済み
第3部導入編
ついに始まった北大陸編。
兼ねてから懸案であった北大陸の情勢について、伏線っぽいのも含めて書かれており、まさに導入編という趣き。
善次郎が大きく活躍する場面はないが、まぁ描写する必要があるかなという今巻。
次回からの展開に期待です。 -
Posted by ブクログ
死神とあだ名される、元幼馴染に突然言われた。
死ぬよ、と。
死神と言うあだ名がなくとも、言われたら
どきっとする一言です。
死体が見える、という彼女の言葉に従えばいいですが
突如言われて、それに従う思春期男子はいないわけで。
いや、女子でもいないでしょうけど。
探せばいるかも知れませんが。
命を救ってもらった(?)1話目と
なし崩しで巻き込まれる2話目。
そのせいでまたしても…な3話目。
彼女の、主人公を巻き込もうとする手段が
嫌な感じではありますが、主人公は
まったく動かなそうなので、仕方ない??
何もせずに見続けるだけ、というのも辛いですが
それを見せつけられる小学生も、辛いものが。 -
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「ホロとロレンスのその後」の話も4冊目。
いろいろありましたが、ホロとロレンスもようやくミューリとコル坊を追って旅立ちました。
でも、そろそろお互い、親離れ・子離れをしたほうがいいんじゃないかと思うんです。
シリーズは、ホロ・ロレンス組の『狼と「香辛料」Spring Log』と、ミューリ・コル坊組の『狼と「羊皮紙」』に別れて、再開後は交互に、というか、「香辛料」が出て、あまり間をおかずに「羊皮紙」が出る、という形で、どちらもこれまで4冊ずつ刊行されています。
最初は「香辛料」側に未刊行の(短編としてどこかに掲載されたものの、文庫にはなっていなかった)在庫がそこそこあり、また「羊皮紙」もある -
Posted by ブクログ
ネタバレ舞台はウィンフィール王国の大都市ラウズボーン。
教会(腐敗してるけど、万国共通の権威であり商人としてはメリットもある)・王国(商人が信頼を寄せるにはまだまだ頼りない。国際法も主権国家体制もありはしない)徴税人(商売の邪魔だけど、教会の腐敗を糺す存在かも、との期待もある)、これらをうまく操り利益を貪ろうとする商人が物語を引っ掻き回し、コルたちは翻弄される。
いちいち言うまでもないが、腐敗した教会の〇〇をぶっ殺せ的な考えは広い視野で見たらまあそうあってほしいという物語であって、結局は長い歴史の中で成立した、ベストではないにせよ成り立っている制度だ。qwertyキーボードのような。
そこに -
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ネタバレ 購入済み
第2部エピローグって感じ
読んだ感想としてはタイトル通り第2部エピローグっぽい感覚を受けた。
フレア姫の側室入りや第2子の出産を経て、北の国への長距離出張(大航海)で締めており、次巻からの展開が非常に気になる処である。
ただ、今巻の内で非常に気になる描写が入ったのがアウラとゼンジロウの関係。側室問題が出た辺りから気にはなっていたが、ゼンジロウが働きすぎでヒモっぽくなくなってきていた。あまりにもゼンジロウの負担が重くなっていていつか不満が爆発するかも・・・という引きをしておいてからの長期出張ときた。正直アウラとゼンジロウの関係は好きだったから、もうちょいアウラのフォローが欲しかったのだがそれも物理的にできなくなった -
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Posted by ブクログ
ニョッヒラに残されたホロとロレンスの日常を描く、狼と「香辛料」のほうの続編。3冊目になりました。
・ 春の「発情期」を絡めた(ケモミミものだとありがちですw)「狼と春の落とし物」
・ ミューリ出発前、異端調査官の視点で「狼と香辛料亭」の繁盛の秘密を語らせた「狼と白い猟犬」
・ 前巻、「狼と香辛料の記憶」の日々のなんということのない出来事を、ロレンスと死別した後もホロが思い出せるよう日記をつけることにした、というエピソードを受けて、逆に日々の小さな幸せを先に日記に書き、実現させるようロレンスに迫るという「狼と飴色の日常」
・ 山中で硬貨の打刻槌を持った行き倒れを見つけたホロが、自分たちの身の上