大門剛明のレビュー一覧

  • 罪火

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    読むなら絶対に真夏!それも花火の夜に読むのが一番!
    完全に筆者にやられました。
    これはドラマ化されているけど、
    観てなくてよかった。
    原作をじっくり読んで、本当に面白かった。

    犯罪者とその被害者。心理描写と伏線の数々。
    最後の最後で。。。
    「やられた-!」と叫びました。

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    2018年08月23日
  • 鍵師ギドウ

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    大門剛明『鍵師ギドウ』実業之日本社文庫。鍵師を主人公にした変わった設定のミステリー。最後の最後まで謎が解き明かされず、ミステリーとしてはまあまあの仕上がりなのだが、『雪冤』『氷の秒針』といった傑作に比べると切れ味がない。

    人生に悲観して自殺を図った孔太は、通りかかった心晴に助けられ、東京・谷中の鍵屋、野々村十六堂に住み込み、鍵師の多聞の弟子になる。孔太は多聞と共に窃盗犯・鍵師ギドウを追跡するのだが…

    好みの問題かも知れないが…

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    2017年02月15日
  • 獄の棘

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    大門剛明『獄の棘』角川文庫。このところ、自分にとって大門剛明は安心して読める作家の一人になった。

    青森県弘前刑務所を舞台にした連作短編小説である。主人公の新米刑務官、武島良太はキャリアの名久井惣一看守長から極秘の調査を依頼される…

    刑務所という特異な社会を舞台に、何とも見事なミステリーと人間ドラマを描いたものだ。短編の一つひとつに張り巡らされた数々の伏線。それが一つに交わった時、全ての謎が白日の下にさらされ、長編小説が完成する。

    長岡弘樹の『教場』にも似た雰囲気を持つ面白い作品である。

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    2017年02月05日
  • 氷の秒針

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    大門剛明『氷の秒針』双葉文庫。時効廃止の法改正をテーマに、事件に翻弄される遺族たちの生き様を描いた社会派ミステリー。冒頭から最後まで二転三転の展開と遺族たちの揺れ動く心情が描かれ、一気読みした。時効廃止の法改正により、発生時期の数ヶ月の差で線引きされてしまう二つの凶悪殺人事件。時効成立となったのは一家惨殺事件、時効撤廃となったのは、その数ヶ月後に起きた若妻殺害事件。あろうことか一家惨殺事件の犯人は時効成立後に自首するが、数日後に何者かに殺害される。この殺人事件の犯人と疑われたのは一家惨殺事件の生き残りの小岩井薫だった。一方、若妻殺害事件の遺族である原村俊介は犯人と目される百瀬拓一を追い込んでい

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    2016年12月18日
  • 不協和音 京都、刑事と検事の事件手帳

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    連作ミステリー。『雪冤』以来の久々の傑作ではないだろうか。ミステリーとしての面白さと描かれる人びとの人生の機微。最終話の余韻を残すラストが非常に良かった。

    刑事だった父親の冤罪…そんな父親の背中を見て育った息子の川上祐介は父親と同じ刑事の道に…そして、祐介の前に検事として現れた生き別れた実の弟、唐沢真佐人。

    刑事の兄と検事の弟がミステリーと共に紡いでいく人生の機微。

    『偶然と必然』、『箱師の鉄』、『英雄の群像』、『右と左』、『発火点』の5編を収録。

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    2016年04月06日
  • 罪火

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    デビュー作『雪冤』に続く、社会派ミステリーの第二作。

    ミステリーとしての仕掛けも上手いのだが、それ以上に加害者と被害者の断ち切れぬ連鎖というデリケートな問題を前面に出し、強く訴えて来るものがある傑作。

    二転三転する展開からの結末には納得し、安堵するのだが、振り返るとみると、その結末に哀しみを覚えるという不思議な後味の作品。

    『雪冤』でも思ったのだが、本作もまた薬丸岳の一連の作品のような味わいの社会派ミステリーである。

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    2014年01月05日
  • ぞろりん がったん 怪談をめぐるミステリー

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    怪談をモチーフにした連作ミステリ。でもあまりあからさまにホラーではなく、さほど怖くもなく。ミステリとしては、案外シンプルに思えたのに。ラストでのひねりにことごとく騙されてしまいました。
    お気に入りは「言うなの地蔵」。ある意味倒叙ミステリなので、経緯のどきどきが読みどころかと思っていたら。これには完全にやられました。そういうことだったのか!

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    2013年06月30日
  • 有罪弁護 負け弁・深町代言

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    シリーズ3作目。
    地元伊勢を舞台に、津、鈴鹿と三重の地名が。
    1作目からの複線があり、最後までハラハラの展開。
    ネタばれしないようにこの辺で・・・

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    2012年08月22日
  • 沈黙する証人 負け弁・深町代言

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    前回のボーダーに続き伊勢周辺を舞台にした作品でした。
    最後こうなるか!と

    続編が出ているみたいなので読みたいと思います。

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    2012年07月11日
  • ボーダー 負け弁・深町代言

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    主人公は三重県の伊勢市で弁護士をしている。
    私は伊勢市民なので地元を知っているからこそ、読んでいて町並みがリアルに頭の中で映像化されていくのが面白い。

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    2012年06月27日
  • 罪火

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    ネタバレ

    面白かったー!
    どんでん返しがあるんだけど、なんとなく途中でそうなるんだろうなーって思ってた。
    でも読み進めていくうちに、その伏線のことすっかり忘れちゃうくらい入り込んじゃってた。
    吉田修一の「悪人」が好きな人は好きだと思う。

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    2012年05月14日
  • 神都の証人

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    かつて神都であった伊勢の式年遷宮。そのお木曳を見に行った父娘の父親が、殺人事件の犯人として逮捕され、死刑判決を受ける。冤罪を晴らすため、証拠を捜し、証人を追い求め、裁判を繰り返すが、判決は覆らない。裁判は昭和、平成、令和と時代を重ね、弁護士も3代引き継がれ、80年という長い時を費やすこととなる。冤罪が、本人や家族だけでなく、周囲の人々の人生まで大きく変えてしまうことが、苦しいほど伝わってくる。
    それでも法の下の正義を自らの矜持を持って遂行する弁護士の姿が、世代ごとに人物を変えて描かれる。戦時下で子供が弁護士に向かって「正業に就け」と罵倒(??)するのに驚いた。そんな時代があったのか‥今作では弁

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    2026年02月15日
  • 神都の証人

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    立場や時代を超えて1つの真実を追い求め、衝撃的な結末を迎える話。
    「え?え?まじ?、、え、ということは、、」ってなる。
    とても面白い作品。

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    2026年02月12日
  • 神都の証人

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    ネタバレ

    直木賞の候補になっていて、あらすじを見て気になったので読んでみた。
    かなりボリュームがある本で読むのに時間はかかったが、読み応えがあり読んで良かったと思える本。

    昭和18年に起きた一家強盗殺人事件で、無実の罪に問われた谷口喜介。
    当時8歳である娘の波子とその周囲の人達が、人生をかけて冤罪に立ち向かう話。
    時代が変わり、世代を超えて、なんとか無罪を…の思いの元に、弁護士や検事達が奮闘する。
    やはり身近に法曹界の人間がいるとその道に進もうとなるのか、あまりにも次から次へと皆が弁護士になっていくので出来すぎでは…という思いも抱きつつ(まあ小説だし)、一度死刑執行されてから無罪を勝ち取ることがどれだ

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    2026年02月06日
  • テミスの求刑

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    殺人の被告として極刑を言い渡した検事が、違う事件の容疑者となり、双方の事件が絡み合っていく様子は、一気読みせずにはいられませんでした。
    主人公の推理力や、真犯人にたどり着くまでのプロセスが抜群に秀でていました。

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    2026年01月31日
  • 神都の証人

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    好みの社会派ミステリ。戦時中から令和まで、時代を超えて一つの冤罪事件を軸に、それぞれの信念で闘う。
    ニュースで何十年も前の再審事件を見ても、どこか他人事ではなかったかと省みる。法の安定性という言葉の下に今も冤罪で苦しんでいる人がいるのかもしれない。

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    2026年01月29日
  • 神都の証人

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    ネタバレ

    何十年にも渡る冤罪事件の終わりがこんな形になるなんて、因果応報と言うべきなのか、真実が運命を手放さなかったと言うべきなのか…壮大な物語を読むことができて読書の醍醐味だなと。

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    2026年01月26日
  • 完全無罪

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    映像化された、重厚な作品
    いろいろな思いが浮かびますが、後味は決してよくありません
    読み応えがありました

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    2026年01月21日
  • 神都の証人

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    第174回直木賞候補作

    冤罪事件を扱って、司法と正義を描く

    非常に考えさせられるテーマ

    ページ数が多いが、読ませる文章と展開で不思議とすらすら読めた

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    2026年01月14日
  • 神都の証人

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    第174回直木賞候補作とのことで、手に取りました。
    『神都の証人』は、5作品の中で一番の厚みを持つ作品です。
    498ページという大ボリュームですが、年末年始に一気読みしてしまいました。

    テーマは「冤罪」。
    私をページをめくる手から離さなかったのは、読んでも読んでも姿を現さない「真犯人」への執着でした。
    その正体を知りたい一心で、物語に引きずり込まれていったのだと思います。

    とにかく、真犯人にたどり着くまでが長い。
    「あと一歩で事件解決なのでは?」
    そう思った矢先、さまざまな事情によってキーマンとなる人物が命を落としてしまう。
    これを運命のいたずらと言わずして、何と言えばいいのでしょうか。

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    2026年01月12日