青柳碧人のレビュー一覧

  • ヘンたて 幹館大学ヘンな建物研究会

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    ヘンな建物、トマソンと言われれば、俄然興味がわく。
    なるほど、ヘンな建物とミステリを組み合わせるのか~。

    と思って読み始めた。

    うん、残酷な場面はないし…
    謎解きと、恋愛と、分かりやすいキャラ、テンポ良い展開。
    サービス精神満点なんだけどね。

    でも、なんか、ずるいなあ、と思ってしまう。
    密室事件の舞台がヘンな建物じゃあ、後付けで何でもありにできるんじゃない?
    ヘンな建物も、トマソン的なものというより、荒唐無稽というか…。
    いや、この作品には、そこにリアリティを求めちゃいけないのか?

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    2020年12月19日
  • 霊視刑事 夕雨子1 誰かがそこにいる

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    【収録作品】プロローグ/第一話 疑わしきはエステティシャン/第二話 スープのアリバイ/第三話 デパート狂騒曲/第四話 思い出の場所/エピローグ

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    2020年11月24日
  • 霊視刑事 夕雨子1 誰かがそこにいる

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    新人刑事の大崎夕雨子は、いつもストールをしている。表向きは首に痣があるので、隠していると言っているが、実は外してしまうと、未練の残った霊と会話ができると能力を兼ね備えている。
    事故として処理された事件や未解決事件などあらゆる事件に先輩女性刑事とともに解決していきます。

    全4話+αで各話ごとに一つ事件が起きています。
    サクサクと事件解決へと導いていくので、読みやすかったです。シリアスさはありますが、クスリとしたり、ほろっとさせてくれるので、良い具合に中和された感じがしました。

    警察を舞台にした小説ですが、警察ならではの陰湿な雰囲気は薄い印象で、ちょっと変わった内容でしたが、気軽に読めました。

    良い味を出してくれる警察署の面々が、今後どんな活躍していくのか楽しみでした。

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    2020年10月27日
  • 浜村渚の計算ノート 8さつめ 虚数じかけの夏みかん

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    これまでは数学の話と本編のストーリーがどちらも面白く両立していたが、今回はストーリーがいまいちで数学も無理矢理こじつけた感じだった。

    特に「高塚十兵衛最後の事件」は東角がなぜ約数が好きなのか、数学的なつながりがよくわからなかった。
    それに浜村渚よりも高塚刑事が前に出すぎていて、このシリーズとは別の作品のように感じられてしまった。

    「回るヨコハマ捜査線」は、私が横浜に行ったことがないせいもあるだろうが、なかなか横浜らしさを味わうことができなかった。
    「横浜には、複素数がよく似合う」という文句も無理があると思う。

    それにしてもアドミラル・ガウスは何がしたかったのか・・・。
    数学の謎を解き明かすためには手段は選ばない、数学愛が極端な人間というだけならよかった。
    しかし、裏切り者を殺すことに一生懸命で、余計なことばかりやっている印象を受けた。

    ラストからは新たな展開が予想されるが、そろそろ決着していいと思う。

    数学的逸話がまだあるのなら読みたいが、ストーリーとうまく両立するようによく練ってほしい。

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    2020年10月07日
  • 浜村渚の計算ノート 6さつめ パピルスよ、永遠に

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    今回はなんだか数学の要素が薄い。
    確かに数学の話はしているが、それがなくても成り立ってしまうような事件が多い。

    そのような中で、「ナポレオンが見つけてくれた」は浜村渚らしくていい。
    部屋の見取り図が出てきた時点で角度とか反射なんだろうと思ったが、謎は解けなかった。
    渚(武藤)の推理で、高校の時にそんなことを習ったのを思い出した。


    「魂はピラミッドを彷徨えリ」はミステリでもなんでもなく、エジプト数学の紹介のような感じではあったが、勉強になる内容だった。
    小学生の時、「4つのパンを5人で分けると一人0.8個」という答えに違和感を感じていた。
    この計算では4人は0.8の塊を手にできるが、1人は0.2×4個というパンくずの寄せ集めを受け取るしかない。
    量は平等だが、「分け方」に納得がいかなかった。
    ところが、エジプト数学を使えばまったく同じ「分け方」にすることができる。
    少し考えればわかることだが、発想ひとつの違いがおもしろい。

    エジプトではこうした生活に密着した数学が発展していたそうだ。

    次巻はもう少し「へー!」と言えるような内容だといい。
    期待。

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    2020年10月07日
  • 朧月市役所妖怪課 号泣箱女

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    シリーズ物第2弾ですがもうすっかり忘れてましたf^_^;妖かし系も好きだったんですが今回はハマらず…あれぇ⁇って感じでした。
    それにしても箱に詰められて号泣する女…実際見たら気絶するな(笑)
    今後のストーリーも続くようなので忘れないうちに読みたいです。

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    2020年07月23日
  • 西川麻子は地球儀を回す。

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    前作と同じくサクサク読めたが、すこし物足りなさを感じる。
    最後の締め方ももう少しという感じだった。
    世界地理が好きなら面白い。

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    2020年06月14日
  • 希土類少女

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    ネタバレ

    レアメタルを身体の一部から生成するレアメタル生成症候群の少女たちが暮らす施設を舞台に、管理者の中年男・江波とレアメタル生成症候群の少女・冴矢の交流と破滅(?)を描くSFちっくなラブ・ストーリィ。冒頭から際どい描写で、しばしば性的な表現が出てくるのでその辺りは読者によっては要注意。終盤以降の展開についてもそうしたセクシャルな事象が直截的に関わってくるため、泥々した印象は否めない。二人の行く末についても、余りに苦すぎる救い。それだけに、物語の中心となる江波と冴矢よりも、江波の後輩である高松の存在が逆にピュアにも思え、最後まで彼の好感度だけが上がり続け、高松ならばきっと将来この「夢」を現実にしてくれるだろう、という信頼感。

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    2020年03月31日
  • 猫河原家の人びと―一家全員、名探偵―(新潮文庫nex)

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    長かったテスト期間が終わって久々の読書。
    キャラクターもの?が好きな人は好きだと思う。
    私だったらこんな家族は正直疲れるけど見る分には楽しいなって感じ。

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    2020年02月02日
  • 浜村渚の計算ノート 2さつめ ふしぎの国の期末テスト

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    どうしても、テロリストに対して、君たち手段間違ってるよと声を大にしていいたい気分が抜けないけど、まぁ、それを言っても始まらないので。ルイス・キャロルは数学大好きだったんだね。あんなセリフがあったなんて知らなかったなぁ。武藤君がちゃんと理解し始めてるのが偉い。読んでも全然理解できてない私。読み飛ばしてるのもいけないんだろうけど。

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    2020年01月22日
  • 玩具都市弁護士

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    あらすじからもっとコミカルな感じを想像していたのだがそれぞれの話は結構ミステリしてた。話の中には玩具だからこそできるトリックもあり軽く読めるミステリとしては上質。

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    2020年01月11日
  • 西川麻子は地理が好き。

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    地理の教材編集者が持前の地理の知識を駆使して事件を解決する探偵”的”なお話し。地理の知識が刑事事件の解決に寄与するという展開は新しいといえば新しいのですが、残念なのは登場人物それぞれの能力と立ち位置の組み合わせがイマイチな感じがして、どれも中途半端な印象を抱きました。
    ・麻子:
    地理の知識はさすがというべきレベルですが、いかんせん刑事ではないため主人公であるにも関わらず事件解決への関わり方が受け身にならざるをえない
    ・尾谷:刑事という立場であれば麻子より能動的に事件解決に関与できる立場だが刑事としての能力はまだまだ
    ・中沢警部:
    物語的には麻子、尾谷につづく第3の登場人物という立場、であるにもかかわらず、その推理・洞察力には目を見張るものがあり、事件解決への影響力という点では3人の中ではもっとも大きいかも(主人公の麻子をしのぐのではないかと)

    という状態で非常にアンバランスな感じで”軸”になる人物が不在なんですね。そのせいか、読み進めるなかで自分をどの登場人物に投影させる(=その登場人物の視点で物語を読む)のがやりにくいというか、投影対象が定まらないといいましょうか…。そのせいか、収録されている話しのなかで唯一事件ではない「大将の地図記号」だけはそういったアンバランスさを感じずに読むことができ、このストーリーがもっとも心に残りました。特に大将の想いと子供たちに残したものが”器”だったというオチは寿司屋の大将らしい”粋”があらわれていてよかったです。
    一方、事件を起こす犯人側の心の内面や事件を起こすに至った葛藤などは非常に人間くさい一面が描かれており、この点における構成は良いのではないかと思いまして、星は3つにしました。

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    2019年12月30日
  • 浜村渚の計算ノート 9さつめ 恋人たちの必勝法

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    ■あなたの運命にしっかり赤黒つけてあげましょう

    名古屋のテレビ塔が爆破され、あのテロ組織がカジノの地下から犯行声明を出した。ルーレットゲームで、もし玉が黒い数字に止まったら更なる爆破が起きるという。「数学的に絶対に負けない」と豪語する敵・マーチンゲールを浜村渚はどう墜とすのか!? ほか「組み合わせ」や「レピュニット数」をテーマにした数学×キャラミス全4編。

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    2019年10月27日
  • 国語、数学、理科、誘拐

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    かわいいお話だった!確かに小学生や中学生に良さそう。勉強ができると余裕が生まれる、優しくなれる、っていうのはいい言葉だなあ。予備校や個人指導塾でアルバイトしていた数年間を、細かい描写に思い出して懐かしくなりました。そこもなんだかよかった。

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    2019年10月22日
  • 浜村渚の計算ノート 9さつめ 恋人たちの必勝法

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    今回は短編4作品の内、2作品が恋愛にまつわる作品となっています。キューティー・オイラーが出てくる話もあるので、計算ノートシリーズが好きな方には懐かしく感じる場面もあるかと思います!

    初めてこのシリーズを読む方にはあまり面白く感じないかもしれないと思ったので敢えて星3にしました!レピュニット数はイマイチだったかな、、、

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    2019年10月04日
  • 猫河原家の人びと―探偵一家、ハワイ謎解きリゾート―(新潮文庫nex)

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    推理しないとご飯が食べられない探偵一家から離れようと留学を企んだのに、結局行く先々で事件が起きて一家もついてくる。前作より面白かった。

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    2019年09月05日
  • 浜村渚の計算ノート 9さつめ 恋人たちの必勝法

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    数学テロの群集を操るのは誰?
    恋をする気持ちは誰が強い?
    恐竜はどこから来た?
    赤と黒、どちらを選ぶ?

    偉い人って…という、分かりやすい落ち。
    とはいえ、会合に来ている人は、みな偉い人ですがw
    それよりも怖いのは、2話目の話。
    勘違いも甚だしいと言えばそれまでですが
    何故ここまで思い込めたのか、という
    気持ちを知りたい。
    いや、勘違いの仕方??
    話の内容よりも、恐竜が気になった3話目でした。
    やっている事はあれですが、恐竜に乗ってみたいです。

    一番問題だったのは、最後のカジノ。
    うっかりそれにひっかかったから、と言えばいいのか
    そんな男を好きになったのが汚点なのか。
    それでも好き、と言えるその気持ちは素晴らしいですが
    確実に駄目な男です。
    頭がいいとダメな男にひっかかる説は
    こうして事実となっていくのでしょうか…。

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    2019年08月31日
  • 国語、数学、理科、漂流

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    夏期講習で、島の旅館で合宿することになった学生と塾講師。
    なにやらいわくありげな話もある中、ひょんなことから船に乗り込んだところ、漂流することに。
    何故、こんなことに!

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    2019年08月10日
  • 浜村渚の計算ノート 6さつめ パピルスよ、永遠に

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    このシリーズはおもしろい❗
    数学者のエピソードと、渚ちゃんの数学愛が好きだなぁ。今回はいつもよりマニアックな数学史と数学者が出て来て、特にお気に入り。
    集合は、すっかり忘れてたけど、好きだったのを懐かしく思い出した。条件設定を網羅できるぴったりフィット感が気持ちよかったのよね。
    リンド・パピルス、おもしろかった。古代エジプトには「薄さ」の単位、ペスゥてのがあったとか。リンドさんの教育的愚痴?には激しく同感して、笑ってしまった❗

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    2019年08月10日
  • 判決はCMのあとで ストロベリー・マーキュリー殺人事件

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    テレビの人気番組になった裁判中継。裁判員経験者からアイドルグループが生まれ、番組を盛り上げる。注目の人気ビジュアル系バンドのメンバー間の殺人事件の裁判員に選ばれた青年の日常の変化、審議、マスコミ、司法、視聴者。

    そもそも刑事事件ってミステリーの人気ネタなわけで、裁判員制度って、如何にそこからエンタメ要素を排除するかで出来ていたのかって思いました。まじめな裁判員たちでした。

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    2019年07月22日