遠藤周作のレビュー一覧
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若い頃の遠藤周作のエッセイ
フランス留学後は、研究室に入ろうと思っていたが
途中で観たり、体験したことから
小説家として生きる決心をする
結核でつらい思いもして、あと10年生かして欲しいと願った若き日々
1650年から60年台の作品
時代を考えさせられた。
凄い人間性だPosted by ブクログ -
参考にしたい考え方が結構あった。具体的には、人には誰しも「ツキ」というものがあること。良いときも悪い時もある。好調な時が3年ごとにくる人もいれば、5年おきにくる人もいる。この考え方が今の自分の気持ちをラクにしてくれた。
後半は内容が難しいところがたくさんあった。
時間をおいてまた読みたい。Posted by ブクログ -
やるせない哀しみに満ちた作品。
後期の遠藤周作はとにかく読み易い。が、だからこそ簡易な表現や作中の一節に引力がある。
本作のイエス的人物であるガストン・ボナパルトの優しさ、暖かさから来る発言は特に印象的。
読まなくても通読に支障は無いと感じたが、やはり『海と毒薬』は通った方が、主題の理解に深みを与...続きを読むPosted by ブクログ -
タイの勉強として。600年前にアユタヤで日本人が力を持っていた、その様子を想像できておもしろかった。キリスト教徒が迫害されて、それでも信念をつら抜こうとする岐部についても。
途中、長政にふきが体を触られるところ、キモい、サイテー、それ性的虐待、遠藤周作サイテー、時代錯誤もいいとこだ!と思っていたけ...続きを読むPosted by ブクログ -
遠藤周作は作を重ねる毎どんどん平易で読みやすい文章になっていくが、初期は通読にかなり体力が要る。
イエスとは何か・キリストとは何かという永年の主題に一歩踏み出した意欲作だが、主人公が殊更露悪的なのも本作の特徴かもしれない。Posted by ブクログ -
ボリュームは200pにも満たないが、非常に重い。
取り扱う主題は宗教と異なれど、当時の閉塞感・救いようの無い疲労感は健在で、読後は充足と虚脱をしっかり味わえる。Posted by ブクログ -
周作の知の深さを初期から感じる。戦後最初の公費留学生とは、なんと優秀な。数々の作品を送り出したその後を思うと、その経験は、何倍もの価値を生み出した。その価値観が独特かつ面白い。Posted by ブクログ
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一線を超えることで、人として非難される行為をした事にはなるが、当人は人として、何か変わるというのか。勝呂は人間らしく、戸田は非人間なのか。良心とはなんなのか。機会さえ与えられれば、誰もが非情な人間という烙印を押されるのではないか。Posted by ブクログ
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ベルばら展後、実家に昔からあるこの本を手に。ベルばらのマリーアントワネットとはまた少し違う印象でより我儘に感じましたがこちらの方が史実通りなのでしょうか。人物・場所など調べながら読むとより歴史に触れられて◎でした。Posted by ブクログ
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ベルばら展後、実家に昔からあるこの本を手に。ベルばらのマリーアントワネットとはまた少し違う印象でより我儘に感じましたがこちらの方が史実通りなのでしょうか。人物・場所など調べながら読むとより歴史に触れられて◎でした。Posted by ブクログ