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Posted by ブクログ 2023年01月30日
海と毒薬、沈黙、同じ手から生み出される作品ではあるが、こちらは遠藤周作という人物の成長と人となりが垣間見れるエッセイ。
初期のものからというが、自分を投影するその言葉一つ一つはとても完成度が高く、空気まで運んでくるよう。
遠藤周作と言えばキリスト教。宗教じみていないキリストとの関係を書くエッセイも...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月16日
「誰もが一度は味わってみたいとお思いになるフランスの魅力の一つを少し考えてみたいと思います。」から始まる表題のエッセイ。
イメージとかけ離れたところは私の感じたことと共通する。決して「おしゃれ」とか、「きれい」なところばかりではないという…。
彼から見た「今」も今は昔。
それでも「読書について」...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年02月27日
遠藤周作先生の若き日から晩年近くまでに書かれた短文を集めたエッセイ集。没後四半世紀を過ぎてまだ新刊が出されることにまずは深い感慨を覚えます。
やはり文体に深みを感じます。人間くさく美しい話ではない内容であっても文体には品を感じると言いますか。その品とは上品下品の品ではなく自分の人生、そして自身が関わ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月21日
1950年代から1990年代に書かれたエッセイ。再掲もありますが多くは遠藤周作文学館の資料室で見つかったものだそう。遠藤周作が語る書籍、映画など当時の文化を感じられる。個人的に印象に残ったものをピックアップ。
※巻末の初出一覧から発表年を書き出しました。
・フランスの街の夜
表題作。再掲。戦後が...続きを読む
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