宮下規久朗のレビュー一覧
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ネタバレ◆面白かった!絵画の中で象徴的に用いられる66モチーフの意味や用例を示した参考書。カラー図版もふんだんに挿し込まれた贅沢な1冊。西洋絵画だけでなく、東洋のものについても触れられている。さらなる参考文献が紹介されているのもうれしい。できれは、高価でも、文庫でなくもう少し大きめの冊子で読めたら申し分ないんだけど。◆「蝶」「魚」「種」「手紙」「書物」「ヴァニタス」「梯子」が興味深かった。特にオランダ絵画における「手紙」と絵の中の絵「海をゆく船」との関係には物語を感じてうっとり。これは、知らなきゃ損してしまうな。◆後書きを読むと、執筆時、著者がプライベートで大変キツイ想いをしていたことを知る。最後に置
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Posted by ブクログ
宮下規久朗著『モチーフで読む美術史』のレビューです。
西洋・東洋を問わず、美術における64のモチーフが解説された文庫本です。
モチーフについての説明のあと、見開きの図版ページが続き、それが64個続きます。
構成は単調で、見るからにもとは何かの連載だったのだろうと感じさせますが、モチーフに関する説明は分かりやすく、図版もカラーなのでお勧めできます。
絵のなかに猫やら鼠やら鶏やら、窓やら梯子やらが描いてあったときに、知ったかぶりできそうです。
おすすめです。
強いて言えば、もう少し図版を大きくして欲しかったと思いますが、文庫なので仕方ないですね。 -
Posted by ブクログ
美術史家・宮下規久朗氏の新刊。
絵の掲載は十分で、全てカラー、各章が完結で安定の読み心地だった。
近年開催された美術展にフォーカスし、代表作を解説されていたのが目新しい。
自分が訪れたものも多く、美術展の印象の振り返りにもなった。
「イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜」展で展示された、レッサー・ユリィ『夜のポツダム広場』は実際に会場で見たが、確かに印象深いものだった。
1920年代の戦間期のドイツで、敗戦と経済混乱からの復興、そしてその後に起こる新たな歴史の予感を、にじんだベルリンの夜景を通して描いている。
宮下先生といえばカラヴァッジョは定番だが、今回はアメリカのカラヴァッジョとい