宮下規久朗のレビュー一覧

  • モチーフで読む美術史

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ◆面白かった!絵画の中で象徴的に用いられる66モチーフの意味や用例を示した参考書。カラー図版もふんだんに挿し込まれた贅沢な1冊。西洋絵画だけでなく、東洋のものについても触れられている。さらなる参考文献が紹介されているのもうれしい。できれは、高価でも、文庫でなくもう少し大きめの冊子で読めたら申し分ないんだけど。◆「蝶」「魚」「種」「手紙」「書物」「ヴァニタス」「梯子」が興味深かった。特にオランダ絵画における「手紙」と絵の中の絵「海をゆく船」との関係には物語を感じてうっとり。これは、知らなきゃ損してしまうな。◆後書きを読むと、執筆時、著者がプライベートで大変キツイ想いをしていたことを知る。最後に置

    0
    2013年11月29日
  • モチーフで読む美術史

    Posted by ブクログ

    絵画によく使われるモチーフを簡潔に説明してくれている。
    これ一冊で絵画が今まで以上に楽しめるようになるはず。

    0
    2013年09月04日
  • ウォーホルの芸術~20世紀を映した鏡~

    Posted by ブクログ

    60年代の作品を中心にとても丁寧に解説されている。勉強になった。あくまでもアンディ・ウォーホル本人ではなく作品ありきで解説してくれているので、余計な先入観をもつことなく没入できた。結果として、作者本人を知る事ができたようになったのは面白い。
    キャンベル・スープ缶の作品などは、この本を読むまでは大量消費社会を単純に皮肉ったものだと思っていたが間違っていたようだ。もっとフラットな世界観を提示していたことがわかる。そのアプローチの仕方にこそウォーホルの功績があるのだと思った。

    0
    2012年03月26日
  • モチーフで読む美術史

    Posted by ブクログ

    見開き2ページずつで文章と絵画が乗っていて、見比べながら読むことができる。なんとなく賢くなった気になれる。

    0
    2025年10月05日
  • モチーフで読む美術史

    Posted by ブクログ

    絵に込められた寓意を知らなければ、きれいな絵だねで終わってしまい味気ないものですが、やはり知ることは人生をおもしろくしてくれます。本書では、西洋と日本との比較もされていて、橋より梯子、骨より血の違いに感心しました。
    偶然にも行くことを予定していた開催中の展覧会で牧谿の猿や孔雀明王が見れると知り、本当に楽しいなぁと思わせてくれた1冊でした。

    0
    2025年10月02日
  • 名画の力

    Posted by ブクログ

    美術史家・宮下規久朗氏の新刊。
    絵の掲載は十分で、全てカラー、各章が完結で安定の読み心地だった。

    近年開催された美術展にフォーカスし、代表作を解説されていたのが目新しい。
    自分が訪れたものも多く、美術展の印象の振り返りにもなった。

    「イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜」展で展示された、レッサー・ユリィ『夜のポツダム広場』は実際に会場で見たが、確かに印象深いものだった。
    1920年代の戦間期のドイツで、敗戦と経済混乱からの復興、そしてその後に起こる新たな歴史の予感を、にじんだベルリンの夜景を通して描いている。

    宮下先生といえばカラヴァッジョは定番だが、今回はアメリカのカラヴァッジョとい

    0
    2024年07月29日
  • 〈オールカラー版〉美術の誘惑

    Posted by ブクログ

    新聞のコラムとして掲載されていたものをまとめたものなので幅広く読みやすい

    美術とは少し離れるが、作者の娘さんが22歳で癌で亡くなられたことと白い蝶の話に涙…

    0
    2021年11月05日
  • 美術は宗教を超えるか

    Posted by ブクログ

    Windowsとアップルがカトリック思想からきているとは宗教に関心の低い日本人からすると、驚きです。

    0
    2021年06月17日
  • 美術の力~表現の原点を辿る~

    Posted by ブクログ

    美術は、感性だけでなく、知性に働きかけるもの。作品の意味、機能、作者や注文者の意図などの、知識があれば、鑑賞を深めることができる。

    0
    2021年03月16日
  • モチーフで読む美術史

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    モチーフの解説に2ページ、カラーの2ページでそのモチーフを使った絵画の紹介で構成された、西洋の宗教画をより深く楽しめるよう解説してくれた本。バチカン美術館やヴェルサイユ宮殿の宗教画はほぼ素通りしてた男ですが(笑)、この本を読んだおかげでもう一度じっくり観てみたいと思える一冊でした☆

    840円+税と非常にリーズナブルな本なので、美術史に興味のある方にはかなりおススメ♪

    0
    2021年03月12日
  • カラヴァッジョへの旅 天才画家の光と闇

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    カラヴァッジョの生涯とその全作品並びにその当時に制作されたカラヴァッジョ以外の作品を紹介した、昨日から開催されているあべのハルカス美術館の「カラヴァッジョ展」を観に行く前のお供としても最高の1冊。

    恥ずかしながらカラヴァッジョの名前を知ったのはちょうど一年前に「カラヴァッジョ展」のチラシを見た時なんですが、そんな僕でも知ってるフェルメールさんやレンブラントさん、ルーベンスさんもカラヴァッジョがいなければ登場しなかったといわれているようで、まずはそれにビックリ!そして、殺人ほかいろいろな犯罪に手を染めた話は事前に友人から聞いていたのですが、ビックリするくらいくだらない理由で犯罪に手を染めていて

    0
    2021年03月12日
  • 美術の力~表現の原点を辿る~

    Posted by ブクログ

    西洋美術については、宗教と時代性に基づくモチーフに関する話など、よく聞く話ではあるが知らないことも多く興味深い。

    ただ、特に独特なのは中盤からで、クレパスによる絵や日本の戦争画、踏み絵や絵馬、奉納物(エクス・ヴォート)、供養人形、アール・ブリュットとそれに伴う(と著者は解釈する)死刑囚の絵など、あまり芸術としては注目されにくい物らの紹介が面白い。
    全く知らなかった作家や作品、考え方が多く、これまでいかに分かりやすく、有名どころの「芸術作品」ばかりに注視していたかを実感させられた。

    0
    2020年12月30日
  • 一枚の絵で学ぶ美術史 カラヴァッジョ《聖マタイの召命》

    Posted by ブクログ

    分かりやすく書かれている。仕方ないが本文中引用の絵画はモノクロ小型なのでわかりにくい。都度、ネットで探して確認すべきだろう。
    因みに私は昔からマタイは左の若者だと思って来た。

    0
    2020年07月03日
  • 一枚の絵で学ぶ美術史 カラヴァッジョ《聖マタイの召命》

    Posted by ブクログ

    「聖マタイの召命」などカラヴァッジョの作品を深掘りしていく本。広く浅くの入門書よりも、こういう縦読みの本の方が面白いな。

    16世期に宗教改革。プロテスタントは宗教美術も偶像崇拝であると否定。逆にカトリックは宗教美術を布教にも活用。新教国では教会や修道院の像や絵画が破壊され、教会や宮廷からの宗教画の依頼が激減。オランダでは資産階級の市民が絵画を愛好して積極的に収集し、彼らの好みに応じた肖像画・風俗画・風景画・静物画といった現実的で平易な世俗的ジャンルが人気を博す。

    カラヴァッジョは光を描くのが上手。その流れを組むのがカラヴァッジェスキ。カラヴァッジョは光源を画には描かない。設置する場所の環境

    0
    2020年04月11日
  • 〈オールカラー版〉欲望の美術史

    Posted by ブクログ

    欲望の美術史という題名だが、作者が興味ある美術テーマにエッセイを書いたような形の為、美術史ではない。
    欲望に関しても最初の一章だけと感じる為、少々肩透かしではあったがそれを補うだけの作者の知識に裏打ちされた
    面白いテーマが紹介されている。
    特に日本の刺青やスペインのとんでもない修復の事件など、幅広く取り上げており、美術にさほど興味がなくても楽しめるのがよい。カラヴァッジョの本を多数執筆されている方なので、他の著書もぜひ読みたいと思う。

    0
    2019年11月09日
  • しぐさで読む美術史

    Posted by ブクログ

    西洋美術を鑑賞するには、人物の身振りやそこに込められた意味について知っておくことが重要だ。有名な《最後の晩餐》や《受胎告知》も、よく観察すると、描かれた個々の人物の異なる身振りがそれぞれ別の感情を表すことに気づく。知らないと見過ごしてしまうこれらの身振りや動作に注目すると、絵の中の「物語」が鮮明に見えてくる。古今東西の美術作品200点以上、カラー図版多数。(裏表紙)

    0
    2018年07月06日
  • ウォーホルの芸術~20世紀を映した鏡~

    Posted by ブクログ

    キャンベルスープ、モンロー、毛沢東 etc. どんな背景で生まれてきたのかわかった!う〜ん。奥が深い。笑 関連書籍、あと2冊読むぞ!

    0
    2018年04月04日
  • 美術の力~表現の原点を辿る~

    Posted by ブクログ

    美術に関するコラム集としては良質。
    毎回最後の帰納的な結論が飛躍している感はあるものの、それでも著者に寄り添って美術に触れられる感覚は新鮮。

    0
    2018年03月11日
  • しぐさで読む美術史

    Posted by ブクログ

    前作からうって変わって仕草を取り上げている。それ自体に込められた想いというより、その変遷を古今東西を問わず追っているようである。
    無論、本格的な分析を所望ならば物足りなかろうが、そうでなければこれで十分。
    図版の豊富さは前作通り、もしくはそれ以上だが、今作は特に散らばっており、図版が本文の登場順に並んでいないこともあり、ページをあちらこちらへと移ったりもした。
    いずれにせよ知的好奇心をある程度充足させるには問題なかろうと思う。

    0
    2018年03月06日
  • モチーフで読む美術史2

    Posted by ブクログ

    前作同様豊富な図版で分かりやすい上に、今作では文章の長さに規定が無いためか、より詳細な説明も得られるようになっているのではないか。
    図版の位置がまちまちで読みにくいというのは差し置いても良著。

    0
    2018年03月05日