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Posted by ブクログ 2018年05月21日
図が多く絵画をカラー図版で確認できイメージしやすい。自分が行った展覧会や観たことのある絵画が思い出されて読んでいて嬉しい。
絵画や美術そのものの意味を問うている精神性の高い深い内容。「絵画とは何か、絵を見るとはいかなることなのか」(p.90)を考えさせてくれるモノとして絵画が紹介されている。
また日...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年05月20日
ティツィアーノの受胎告知に影響を受けたのが、エルグレコの受胎告知。
中世は圧倒的に神の時代。ルネサンスがおこり、人間を基準として物事を眺める視点が生まれた。
アルチンボルドって、野菜とか花とかで人の横側描く奇抜な感じだったから最近の人かと思ってたけど、16世紀とかの人なんだな。
フランス革命前...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年03月15日
西洋、日本の美術作品を、その時代や作家、モチーフの話題を交えて紹介している。新聞連載をまとめたもののため、テーマごとに短い文章で書かれて読みやすい入門書的な内容。さらに専門書で深い知識を得たくなる良書だと思う。
筆者が「美術を見るということは、感性だけの営為ではなく、非常に知的な行為」というように、...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年03月08日
ところどころで、他にはないわかりやすい説明がある。
特に、日本の絵画が発達しないのは、「自由な発想」でなければ芸術でないというような思想のもとでの教育によるものだというところは、とても納得のいくものだった。
アーティストと呼ばれる人たちでさえ、苦しんで描くことが多いのに、はなからそこを求められたら、...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年12月30日
西洋美術については、宗教と時代性に基づくモチーフに関する話など、よく聞く話ではあるが知らないことも多く興味深い。
ただ、特に独特なのは中盤からで、クレパスによる絵や日本の戦争画、踏み絵や絵馬、奉納物(エクス・ヴォート)、供養人形、アール・ブリュットとそれに伴う(と著者は解釈する)死刑囚の絵など、あ...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年11月14日
自分が絵画好きになったのは、高校時代にエル・グレコの受胎告知を観てから。先週もナショナル・ギャラリーで、この本にも取り上げられているカラヴァッジォの作品を観てきたところ。実物を観た事があると、当然ながら興味のレベルが1つも2つも上がる。
「美術の力」と書かれている通り、一般的な絵画紹介本ではなく、...続きを読む
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