宮下規久朗のレビュー一覧

  • 一枚の絵で学ぶ美術史 カラヴァッジョ《聖マタイの召命》

    Posted by ブクログ

    「聖マタイの召命」などカラヴァッジョの作品を深掘りしていく本。広く浅くの入門書よりも、こういう縦読みの本の方が面白いな。

    16世期に宗教改革。プロテスタントは宗教美術も偶像崇拝であると否定。逆にカトリックは宗教美術を布教にも活用。新教国では教会や修道院の像や絵画が破壊され、教会や宮廷からの宗教画の依頼が激減。オランダでは資産階級の市民が絵画を愛好して積極的に収集し、彼らの好みに応じた肖像画・風俗画・風景画・静物画といった現実的で平易な世俗的ジャンルが人気を博す。

    カラヴァッジョは光を描くのが上手。その流れを組むのがカラヴァッジェスキ。カラヴァッジョは光源を画には描かない。設置する場所の環境

    0
    2020年04月11日
  • 〈オールカラー版〉欲望の美術史

    Posted by ブクログ

    欲望の美術史という題名だが、作者が興味ある美術テーマにエッセイを書いたような形の為、美術史ではない。
    欲望に関しても最初の一章だけと感じる為、少々肩透かしではあったがそれを補うだけの作者の知識に裏打ちされた
    面白いテーマが紹介されている。
    特に日本の刺青やスペインのとんでもない修復の事件など、幅広く取り上げており、美術にさほど興味がなくても楽しめるのがよい。カラヴァッジョの本を多数執筆されている方なので、他の著書もぜひ読みたいと思う。

    0
    2019年11月09日
  • しぐさで読む美術史

    Posted by ブクログ

    西洋美術を鑑賞するには、人物の身振りやそこに込められた意味について知っておくことが重要だ。有名な《最後の晩餐》や《受胎告知》も、よく観察すると、描かれた個々の人物の異なる身振りがそれぞれ別の感情を表すことに気づく。知らないと見過ごしてしまうこれらの身振りや動作に注目すると、絵の中の「物語」が鮮明に見えてくる。古今東西の美術作品200点以上、カラー図版多数。(裏表紙)

    0
    2018年07月06日
  • ウォーホルの芸術~20世紀を映した鏡~

    Posted by ブクログ

    キャンベルスープ、モンロー、毛沢東 etc. どんな背景で生まれてきたのかわかった!う〜ん。奥が深い。笑 関連書籍、あと2冊読むぞ!

    0
    2018年04月04日
  • 美術の力~表現の原点を辿る~

    Posted by ブクログ

    美術に関するコラム集としては良質。
    毎回最後の帰納的な結論が飛躍している感はあるものの、それでも著者に寄り添って美術に触れられる感覚は新鮮。

    0
    2018年03月11日
  • しぐさで読む美術史

    Posted by ブクログ

    前作からうって変わって仕草を取り上げている。それ自体に込められた想いというより、その変遷を古今東西を問わず追っているようである。
    無論、本格的な分析を所望ならば物足りなかろうが、そうでなければこれで十分。
    図版の豊富さは前作通り、もしくはそれ以上だが、今作は特に散らばっており、図版が本文の登場順に並んでいないこともあり、ページをあちらこちらへと移ったりもした。
    いずれにせよ知的好奇心をある程度充足させるには問題なかろうと思う。

    0
    2018年03月06日
  • モチーフで読む美術史2

    Posted by ブクログ

    前作同様豊富な図版で分かりやすい上に、今作では文章の長さに規定が無いためか、より詳細な説明も得られるようになっているのではないか。
    図版の位置がまちまちで読みにくいというのは差し置いても良著。

    0
    2018年03月05日
  • ヴェネツィア 美の都の一千年

    Posted by ブクログ

    ロシアに興味を持ったのはアイスホッケーとフィギュアスケートが
    きっかけだった。そうして、私をイタリア、なかでもヴェネツィアに
    導いたのは漫画家・森川久美と作家・塩野七生だった。

    ロシアとヴェネツィアのキーワードに過剰反応する私の書庫には、
    本や漫画にこのタイトルの入っている作品のなんと多いことか。
    当然のように積んだままの作品も多いのだけれど。買ったら早め
    に読めよ、自分。

    本書も新刊書店の棚を眺めていたら目に飛び込んで来たのだ。
    買うでしょ、当然。ヴェネツィアだし、芸術だしね。

    ロシアには何度か行っているけれど、ヴェネツィアには未だ足を
    踏み入れていない。それでも、

    0
    2017年08月24日
  • 〈オールカラー版〉欲望の美術史

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    素晴らしい芸術家たちも様々な欲望を抱えていたことや、美術館などではお目にかからないような風習などについても触れており、着眼点が面白かった。
    芸術をもっと身近に感じてもいいと思える。

    0
    2017年06月04日
  • しぐさで読む美術史

    Posted by ブクログ

    参考になりました。ただ、こういう一般向けって感じの美術の本だからか、その人の研究分野だからなのか、いたしかたないんでしょうけれど、作家さんが、若干偏り気味な気もしたり。この方、カラヴァッジョさんお好きよね?っていうか、バロック系。今回よく見た印象のあるのはグイド・レーニさんかしら。まぁ、印象に残って覚えやすいからいいんですけどね。

    0
    2017年05月04日
  • モチーフで読む美術史

    Posted by ブクログ

    みんな大好き宮下先生の美術史学
    勉強にはなるけど、やはりライブで講演を聞くのが一番かも。

    ところで教科書によく出てくるザビエルの肖像画って神戸市立博物館で見れるんですね。

    0
    2016年10月13日
  • しぐさで読む美術史

    Posted by ブクログ

    日本人の感覚では予想のつかないポーズに深い意味があることを知ることができる好著だ.西洋の絵画だけではなく,日本のものも数多く掲載されているのが良い.宣誓で日本のやり方が特殊であることを知った.できれば改めたいものだ.

    0
    2016年07月28日
  • 〈オールカラー版〉欲望の美術史

    Posted by ブクログ

    著者の好みらしいですが、普段取り上げられることの少ないジャンルもエピソードに載せられていて、より幅が広がった気がします。

    0
    2016年03月20日
  • モチーフで読む美術史

    Posted by ブクログ

    手軽な読み物である。深くは唸らされないが著者の博学ぶりに、小噺には事欠かない。高島野十郎という孤高の画家を初めて知った。

    0
    2016年01月28日
  • モチーフで読む美術史2

    Posted by ブクログ

    国内国外の絵画作品を昆虫,果物,自然現象などのモチーフで整理した面白い読み物だ.例えば,蛙.日本では鳥獣戯画に見られるようにユーモラスの取り扱いが西洋では邪悪な動物となることが面白い.西洋ではキリスト教に関連する事象が数多く取り扱われるが,この点の知識がないと作品の理解が難しい場合が多いようだ.

    0
    2016年01月02日
  • 〈オールカラー版〉美術の誘惑

    Posted by ブクログ

     美術は、目で見たときの感覚だけではなく、背景や作者、絵に描かれた真の意味に対する知的好奇心を喚起することにより我々を誘惑すると著者はいう。

     本書はその「美術に対する知的好奇心」を満たしてくれる一冊であり、一枚の絵画がその作品のみで理解するよりも、時代、国、主題、精神性など時空を超えた広大なコンテクストの中で理解していくことにより、より多面的に味わ合うことができることが実感できる。

    0
    2015年09月02日
  • 〈オールカラー版〉美術の誘惑

    Posted by ブクログ

    美術館に行って
    なんとなく ぼやーっ と
    観るのも大好きです

    絵描きさんの エッセイも
    その独特の視点が顕著なものが
    結構好きです

    「絵」が好きな人が語る
    「絵」にまつわる話を読むのも
    大好きです

    自分のペースで
    自分の思うように
    「絵」を楽しむことが
    大好きです

    それにしても
    最近の新書の印刷術は本当に
    進化していますね
    〈オールカラー版〉と銘打つだけのことはあります

    0
    2015年08月03日
  • モチーフで読む美術史

    Posted by ブクログ

    おもしろかった。絵が暗くてぴんとこないのもいくつかあったけど。こんな感じの本で、日本美術史に特化したのがあればよいなー。

    0
    2014年04月28日
  • モチーフで読む美術史

    Posted by ブクログ

    とても読みやすくって、イコノロジー的なものの入門にはいいんじゃないかと。

    冒頭に書かれている著書を、読んでみたいと思います。

    0
    2014年03月14日
  • ウォーホルの芸術~20世紀を映した鏡~

    Posted by ブクログ

    ポップであることの本質は誰にでもアクセスできることではない、誰からも切り離され、ただ時代のみと繋がっている事だ。大量生産によるイメージの喚起というウォーホルのコンセプトは資本主義と社会主義、20世紀における2つの思想の交差点であり、同時にシルクスクリーンを効果的に用いたアナログな手法は今となっては図らずしも前世紀的な意匠を感じさせてしまう。彼の作品は芸術でありながら自己表現とは無縁であったが、彼の人間性にまで踏み込んだ本書を読んだ後には、逆説的にそれこそが自らの人間性を守る手段であったのかもと思えてくる。

    0
    2014年02月27日