宮下規久朗のレビュー一覧

  • 美術は宗教を超えるか

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    Windowsとアップルがカトリック思想からきているとは宗教に関心の低い日本人からすると、驚きです。

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    2021年06月17日
  • 美術の力~表現の原点を辿る~

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    美術は、感性だけでなく、知性に働きかけるもの。作品の意味、機能、作者や注文者の意図などの、知識があれば、鑑賞を深めることができる。

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    2021年03月16日
  • モチーフで読む美術史

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    モチーフの解説に2ページ、カラーの2ページでそのモチーフを使った絵画の紹介で構成された、西洋の宗教画をより深く楽しめるよう解説してくれた本。バチカン美術館やヴェルサイユ宮殿の宗教画はほぼ素通りしてた男ですが(笑)、この本を読んだおかげでもう一度じっくり観てみたいと思える一冊でした☆

    840円+税と非常にリーズナブルな本なので、美術史に興味のある方にはかなりおススメ♪

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    2021年03月12日
  • カラヴァッジョへの旅 天才画家の光と闇

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    ネタバレ

    カラヴァッジョの生涯とその全作品並びにその当時に制作されたカラヴァッジョ以外の作品を紹介した、昨日から開催されているあべのハルカス美術館の「カラヴァッジョ展」を観に行く前のお供としても最高の1冊。

    恥ずかしながらカラヴァッジョの名前を知ったのはちょうど一年前に「カラヴァッジョ展」のチラシを見た時なんですが、そんな僕でも知ってるフェルメールさんやレンブラントさん、ルーベンスさんもカラヴァッジョがいなければ登場しなかったといわれているようで、まずはそれにビックリ!そして、殺人ほかいろいろな犯罪に手を染めた話は事前に友人から聞いていたのですが、ビックリするくらいくだらない理由で犯罪に手を染めていてその点にもビックリ(笑)。でも、どこか憎めない人間の弱さみたいなのも感じられて、とっても面白い本でした♪

    長すぎず短すぎず、マニアック過ぎない程度にほどよく丁寧で分かりやすい文章で説明されていて、西洋美術に詳しくない人でもスラスラ読める感じの本。カラヴァッジョの逃亡経路がちょうどイタリア北部から南部までを横断している感じなので、カラヴァッジョの作品を巡る旅のガイドブックとしても良い一冊だと思いました☆おススメ!!

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    2021年03月12日
  • 美術の力~表現の原点を辿る~

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    西洋美術については、宗教と時代性に基づくモチーフに関する話など、よく聞く話ではあるが知らないことも多く興味深い。

    ただ、特に独特なのは中盤からで、クレパスによる絵や日本の戦争画、踏み絵や絵馬、奉納物(エクス・ヴォート)、供養人形、アール・ブリュットとそれに伴う(と著者は解釈する)死刑囚の絵など、あまり芸術としては注目されにくい物らの紹介が面白い。
    全く知らなかった作家や作品、考え方が多く、これまでいかに分かりやすく、有名どころの「芸術作品」ばかりに注視していたかを実感させられた。

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    2020年12月30日
  • 一枚の絵で学ぶ美術史 カラヴァッジョ《聖マタイの召命》

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    分かりやすく書かれている。仕方ないが本文中引用の絵画はモノクロ小型なのでわかりにくい。都度、ネットで探して確認すべきだろう。
    因みに私は昔からマタイは左の若者だと思って来た。

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    2020年07月03日
  • 一枚の絵で学ぶ美術史 カラヴァッジョ《聖マタイの召命》

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    「聖マタイの召命」などカラヴァッジョの作品を深掘りしていく本。広く浅くの入門書よりも、こういう縦読みの本の方が面白いな。

    16世期に宗教改革。プロテスタントは宗教美術も偶像崇拝であると否定。逆にカトリックは宗教美術を布教にも活用。新教国では教会や修道院の像や絵画が破壊され、教会や宮廷からの宗教画の依頼が激減。オランダでは資産階級の市民が絵画を愛好して積極的に収集し、彼らの好みに応じた肖像画・風俗画・風景画・静物画といった現実的で平易な世俗的ジャンルが人気を博す。

    カラヴァッジョは光を描くのが上手。その流れを組むのがカラヴァッジェスキ。カラヴァッジョは光源を画には描かない。設置する場所の環境を巧妙に考えた。カラヴァッジェスキは画の中に描くことが多い。その方が薄暗いところでも効果を発揮する。

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    2020年04月11日
  • 〈オールカラー版〉欲望の美術史

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    欲望の美術史という題名だが、作者が興味ある美術テーマにエッセイを書いたような形の為、美術史ではない。
    欲望に関しても最初の一章だけと感じる為、少々肩透かしではあったがそれを補うだけの作者の知識に裏打ちされた
    面白いテーマが紹介されている。
    特に日本の刺青やスペインのとんでもない修復の事件など、幅広く取り上げており、美術にさほど興味がなくても楽しめるのがよい。カラヴァッジョの本を多数執筆されている方なので、他の著書もぜひ読みたいと思う。

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    2019年11月09日
  • しぐさで読む美術史

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    西洋美術を鑑賞するには、人物の身振りやそこに込められた意味について知っておくことが重要だ。有名な《最後の晩餐》や《受胎告知》も、よく観察すると、描かれた個々の人物の異なる身振りがそれぞれ別の感情を表すことに気づく。知らないと見過ごしてしまうこれらの身振りや動作に注目すると、絵の中の「物語」が鮮明に見えてくる。古今東西の美術作品200点以上、カラー図版多数。(裏表紙)

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    2018年07月06日
  • ウォーホルの芸術~20世紀を映した鏡~

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    キャンベルスープ、モンロー、毛沢東 etc. どんな背景で生まれてきたのかわかった!う〜ん。奥が深い。笑 関連書籍、あと2冊読むぞ!

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    2018年04月04日
  • 美術の力~表現の原点を辿る~

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    美術に関するコラム集としては良質。
    毎回最後の帰納的な結論が飛躍している感はあるものの、それでも著者に寄り添って美術に触れられる感覚は新鮮。

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    2018年03月11日
  • しぐさで読む美術史

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    前作からうって変わって仕草を取り上げている。それ自体に込められた想いというより、その変遷を古今東西を問わず追っているようである。
    無論、本格的な分析を所望ならば物足りなかろうが、そうでなければこれで十分。
    図版の豊富さは前作通り、もしくはそれ以上だが、今作は特に散らばっており、図版が本文の登場順に並んでいないこともあり、ページをあちらこちらへと移ったりもした。
    いずれにせよ知的好奇心をある程度充足させるには問題なかろうと思う。

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    2018年03月06日
  • モチーフで読む美術史2

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    前作同様豊富な図版で分かりやすい上に、今作では文章の長さに規定が無いためか、より詳細な説明も得られるようになっているのではないか。
    図版の位置がまちまちで読みにくいというのは差し置いても良著。

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    2018年03月05日
  • ヴェネツィア 美の都の一千年

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    ロシアに興味を持ったのはアイスホッケーとフィギュアスケートが
    きっかけだった。そうして、私をイタリア、なかでもヴェネツィアに
    導いたのは漫画家・森川久美と作家・塩野七生だった。

    ロシアとヴェネツィアのキーワードに過剰反応する私の書庫には、
    本や漫画にこのタイトルの入っている作品のなんと多いことか。
    当然のように積んだままの作品も多いのだけれど。買ったら早め
    に読めよ、自分。

    本書も新刊書店の棚を眺めていたら目に飛び込んで来たのだ。
    買うでしょ、当然。ヴェネツィアだし、芸術だしね。

    ロシアには何度か行っているけれど、ヴェネツィアには未だ足を
    踏み入れていない。それでも、本やテレビの紀行番組で目にする
    街の建物や絵画、彫刻は「アドリア海の女王」と言われ、繁栄を
    誇ったヴェネツィア共和国の素晴らしい遺産なのだと感じた。

    その都市の歴史と共に芸術作品を追うのが本書なのだが、新書
    という形式上、教科書的であり、駆け足になってしまうのは仕方ない
    のかな。

    ただ、トゥカーレ宮殿やサン・マルコ大聖堂などにある絵画や彫刻
    を解説しているので、芸術巡りでヴェネツィアに行くのであれば、
    下手なガイドブックよりも役に立ちそう。

    カラー、モノクロのでの写真も豊富なのだが全体像ばかりなのが
    少々残念。新書だとどうしても写真の大きさも限られて来るし、
    細部が見たいと思っても無理な注文になってしまうのだもの。

    彫刻も、絵画も、私にはほとんど知識がないのだが、それでも
    西洋美術には惹かれるものが多いんだよね。なんで絵なのに
    こんなにも光を描くことができるのだろうかとか、布の優美な
    ドレープ感まで表現できる彫刻とか、見る度に「凄いな~」と
    思うわ。

    やっぱり行かなきゃな、ヴェネツィアに。特にサン・マルコ大聖堂の
    祭壇の後ろに飾られた「パラ・ドーロ」が見たい。黄金の背景に、
    惜しみなく宝石を使った、まさにヴェネツィアの繁栄の象徴では
    ないか。

    尚、1586年に日本からの大正遣欧少年使節がヴェネツィアを訪問
    した際に、ヴェネツィア側は元首はじめ、大歓迎してくれ、等身大の
    肖像画まで描いてくれたそうだ。この肖像画が現存していないのが
    惜しい。日本とはこんなところで繋がりがあったんだね。

    ああ、益々ヴェネツィアへの想いが募るわ。本書巻頭には全島を俯瞰
    した地図に、主要な建造物の場所が記されているのでヴェネツィア中
    を隈なく歩き回りたくなる。

    やっぱり長期滞在で行かなきゃいけないだろうな。まずは資金調達
    が問題だ。私にヴェネツィアに興味を持たせた森川久美と塩野七生
    を恨むわ。

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    2017年08月24日
  • 〈オールカラー版〉欲望の美術史

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    素晴らしい芸術家たちも様々な欲望を抱えていたことや、美術館などではお目にかからないような風習などについても触れており、着眼点が面白かった。
    芸術をもっと身近に感じてもいいと思える。

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    2017年06月04日
  • しぐさで読む美術史

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    参考になりました。ただ、こういう一般向けって感じの美術の本だからか、その人の研究分野だからなのか、いたしかたないんでしょうけれど、作家さんが、若干偏り気味な気もしたり。この方、カラヴァッジョさんお好きよね?っていうか、バロック系。今回よく見た印象のあるのはグイド・レーニさんかしら。まぁ、印象に残って覚えやすいからいいんですけどね。

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    2017年05月04日
  • モチーフで読む美術史

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    みんな大好き宮下先生の美術史学
    勉強にはなるけど、やはりライブで講演を聞くのが一番かも。

    ところで教科書によく出てくるザビエルの肖像画って神戸市立博物館で見れるんですね。

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    2016年10月13日
  • しぐさで読む美術史

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    日本人の感覚では予想のつかないポーズに深い意味があることを知ることができる好著だ.西洋の絵画だけではなく,日本のものも数多く掲載されているのが良い.宣誓で日本のやり方が特殊であることを知った.できれば改めたいものだ.

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    2016年07月28日
  • 〈オールカラー版〉欲望の美術史

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    著者の好みらしいですが、普段取り上げられることの少ないジャンルもエピソードに載せられていて、より幅が広がった気がします。

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    2016年03月20日
  • モチーフで読む美術史

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    手軽な読み物である。深くは唸らされないが著者の博学ぶりに、小噺には事欠かない。高島野十郎という孤高の画家を初めて知った。

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    2016年01月28日