宮下規久朗のレビュー一覧

  • 〈オールカラー版〉欲望の美術史

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    カラヴァッジョや刺青などの研究で有名な著者。本書は新聞用エッセーをまとめたものなので、それらの専門書に比べると非常にライトでキャッチーなものに仕上がっている。

    最近色々な名画の解説本が出ているが、宮下氏の本は少し視点が異なり、アンダーグラウンド感が漂っている。そこが毎回手にとってしまう理由なのだろう。

    今回もそうやって手に取ったが、新聞向けということもあり、著者のアンダーグラウンド感が薄かった。「欲望」というタイトルが突出し過ぎている気がする。

    著者の本当の魅力を知りたいのなら、刺青とヌードの美術史(NHKブックス)がおすすめ。本書よりもっと濃厚な「欲望」を感じるだろう。

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    2013年05月26日
  • ウォーホルの芸術~20世紀を映した鏡~

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    ネタバレ

    ウォーホルの絵はま家から好きで、どんな人物かよく知らなかったことからこの本を開いた。正直、生と死がテーマであるとか、敬虔なクリスチャンであることからくる考え方など、少しも考えかなった。絵から伝わってこなかったのは、まったく私の無知と眼力のなさだった。これから、日記などを読んで知識を広めて、再度、彼の絵を見てみたい。

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    2011年08月28日
  • カラヴァッジョへの旅 天才画家の光と闇

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    カラバッジョに対する理解が進み大変おもしろかったです!
     「マタイの召命」のマタイが立ち上がる前の瞬間、「聖パウロの回心」のパウロの脳内の変化など、実際にこの目で見てみたいものです。カラヴァッジョが好きになった本です。

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    2009年10月04日