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たとえばあなたが実際に美術館に出かけて目にした、これまで見たことのない中世の西洋絵画を即座に読み解くにはどうすればいいだろうか。本書は、絵画に描かれた代表的な「モチーフ」を手掛かりに美術を読み解く、画期的な名画鑑賞の入門書である。西洋絵画だけでなく、日本を含む東洋の美術や現代美術にも言及している。人気の新聞連載に加筆し、カラー図版150点を収録した文庫オリジナル。
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Posted by ブクログ
美術品にはもともと興味があり、宗教や歴史を少しずつかじってみたものの頭になかなか入らず…。 でもこの本は実際の美術品を例に挙げながらモチーフごとに解説してくれているため、楽しみながら自然に自分の知識になって行くのが感じられました。何度も繰り返し読みたい一冊です。 続編が出るといいなぁ。
絵画によく使われるモチーフを簡潔に説明してくれている。 これ一冊で絵画が今まで以上に楽しめるようになるはず。
見開き2ページずつで文章と絵画が乗っていて、見比べながら読むことができる。なんとなく賢くなった気になれる。
絵に込められた寓意を知らなければ、きれいな絵だねで終わってしまい味気ないものですが、やはり知ることは人生をおもしろくしてくれます。本書では、西洋と日本との比較もされていて、橋より梯子、骨より血の違いに感心しました。 偶然にも行くことを予定していた開催中の展覧会で牧谿の猿や孔雀明王が見れると知り、本当...続きを読むに楽しいなぁと思わせてくれた1冊でした。
みんな大好き宮下先生の美術史学 勉強にはなるけど、やはりライブで講演を聞くのが一番かも。 ところで教科書によく出てくるザビエルの肖像画って神戸市立博物館で見れるんですね。
手軽な読み物である。深くは唸らされないが著者の博学ぶりに、小噺には事欠かない。高島野十郎という孤高の画家を初めて知った。
おもしろかった。絵が暗くてぴんとこないのもいくつかあったけど。こんな感じの本で、日本美術史に特化したのがあればよいなー。
とても読みやすくって、イコノロジー的なものの入門にはいいんじゃないかと。 冒頭に書かれている著書を、読んでみたいと思います。
絵画に描かれた様々なモチーフの意味を細かく解説した本.西洋と東洋では同じモチーフが全く違った意味を持つ事例も数多く有り、絵画の見方の勉強になる.
絵画によく描かれる動物や食べ物などが何を表しているのかを解説するという、ありそうでなかった入門書。 西洋の絵画がいかに象徴に満ちているかがわかり、絵画の見方が大きく変わる。
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宮下規久朗
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