【感想・ネタバレ】一枚の絵で学ぶ美術史 カラヴァッジョ《聖マタイの召命》のレビュー

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Posted by ブクログ 2020年04月11日

「聖マタイの召命」などカラヴァッジョの作品を深掘りしていく本。広く浅くの入門書よりも、こういう縦読みの本の方が面白いな。

16世期に宗教改革。プロテスタントは宗教美術も偶像崇拝であると否定。逆にカトリックは宗教美術を布教にも活用。新教国では教会や修道院の像や絵画が破壊され、教会や宮廷からの宗教画の...続きを読む依頼が激減。オランダでは資産階級の市民が絵画を愛好して積極的に収集し、彼らの好みに応じた肖像画・風俗画・風景画・静物画といった現実的で平易な世俗的ジャンルが人気を博す。

カラヴァッジョは光を描くのが上手。その流れを組むのがカラヴァッジェスキ。カラヴァッジョは光源を画には描かない。設置する場所の環境を巧妙に考えた。カラヴァッジェスキは画の中に描くことが多い。その方が薄暗いところでも効果を発揮する。

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