小島寛之のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
レビュー・感想というより、記録です(苦笑)
一通り読み飛ばしたけど、自分のレベルでは難しいです(涙)
この角川ソフィア文庫シリーズは初めて読んだし買った。
もう少し、分かるかなと思い、少し甘く見てました(苦笑)熟読しないと理解できません。読者力低いなあ・・・涙
経済、投資、金融、財務、経理・・などなど、これらの用語が明確に区別できない自分ですが(苦笑)、バブルの発生のメカニズムが、いまだによく分からないというのを、この手の本を読む度に、単純そうで難しいんだなあと、意外に感じます。数字だけの世界で、それこそ、単純に割り切れそうなモノですが、そうでもないみたいです。
世の中、経済?金融?で動いて -
Posted by ブクログ
・数式は用いつつも基本的に文章で話を進めてくれるため、他の数学参考書にありがちな演習に傾倒してしまうということがなく、また一冊の書物としても十分に楽しめる
・厳密な証明は最低限に抑えているため、極度の煩わしさに悩むことはなく、かつ納得できる範囲まで解説してくれている
・「で結局線形代数って何なの?」という疑問に図形的な側面から教授してくれるため飽きるということがない
・とにかく全編にわたって著者の意気込みが感じられる
固有値の応用など、明らかに理系の知識がないと理解できない部分もごく一部あるが、基本的には文系にすごく優しい本。線形代数の無機質さに脅え、トラウマにもなってしまった人にこそお勧め -
Posted by ブクログ
確率というものにフォーカスし日ごろの生活において確率がどれほど有用か、を書いた一冊。確率ってとりあえず学校でやったけど、意味不明!って人でも非常に読みやすい。例え話が非常に分かりやすく、語調も非常に柔らかい。一方で、厳密性が崩壊するほど崩れてはいない。
最初は確率って何よ?から始まる。続いて確率において難しい・応用先が大きいものについての記述が始まる。移動平均・標準偏差・期待値など。教科書で読むと無味乾燥な、何のために存在するのか分からない用語に血が通っていく。そんな感じを受けるだろう。続いて、さらなる応用先、例えばベイズ推定やら意思決定理論。応用数学としての確率のカバー範囲の広さ・実 -
Posted by ブクログ
これは、新書で軽く読めますし、内容も面白かったと思います。
特に、内容を小難しく「統計入門的」ではなく、実社会のケースに落とし込んで、
「〜な場面で・・・な風に役に立っている」といった感じで、非常に分かりやすく
述べているが良かったのかもしれません。
そして要約すると、第一部では結局全ての経済行動は賭け事であるという主張から始まり、
確率法則とは?確率も使いようで終わり、第二部では統計のおもしろさと標準偏差と幾何分布
の優しい説明、第三部ではベイズ理論の説明、観測できない世界と真似の有益性、第四部では
選択の正しさとは?についてって感じです。
個人的に、評価できたポイント(おもしろかった点 -
Posted by ブクログ
一言で言えば、初学者や数学苦手な人向けに、とことん平易な説明で統計学とは何か、どのように統計数値は導かれ何が分かるのかを解説した書籍です。
とはいえ誰でも理解可能かというと、そうとは限りません。説明自体は簡単ですが、論理構造はやはり数学的であるからです。また、数式を用いた論理の証明はほとんど端折られているため、分かったような分からないようなモヤモヤした感じが残る人にとっては、数学的かつ論理的な解説もないため、違和感が残ったまま先に進まなければならない場面があると思います。
特に第7、8章の正規分布および標準正規分布、そして第13、14章の母集団から導く標本平均とその分布に関する話では、内容 -
Posted by ブクログ
大学時代にも、勤め人時代にも、「統計」は学んだり使ったりしてたけど、理解できてる気がしなかったら、基礎から学び直し。
自分は、数学屋さんではないから、「その本質を理解して、実用できれば良い」と割り切るスタンス。
部分から全体を推測する上で、標準偏差を重要視し、5%のはずすリスクを覚悟して「95%予言的中区間」を定めることで、かなり狭い区間の予言を可能にする。
これをわかりやすいステップで、例題を交えて進めることで、かなりイメージがつくように思う。
超基本ながらも、データにはバラツキがあり、それがプラスにもマイナスにもバラツキ、打ち消しあってゼロにならないように、二乗平均すると標準偏差に