あらすじ
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人気数学者ラマヌジャンの頭の中を覗いてみると!?
インドからイギリスにわたり、わずか数年の活動期間に膨大な公式や定理を発見した、数学の魔術師として知られる天才・ラマヌジャン。証明を書かず、独自の「数感覚」ともいうべき直感力で誰も思いつかない発見を続け、32歳という若さで夭逝した天才数学者。
複雑な係数のついた「円周率の近似式」などで知られるラマヌジャンは、本当に異端の数学者だったのか?
その発想はどこから来たのか――。
眼力と直感によって、公式を掘り当てる「発見的方法」ともいえるラマヌジャンの数学。
天才数学者は、どのように数々の不思議な数式を発見したのか。
無限級数や素数に対する愛情と数学的直感力、数学者オイラーの業績との奇妙な一致、
数式に次々とあらわれる「24乗」の謎、「ラマヌジャン予想」と「リーマン予想」、
彼が切り拓いた「フェルマーの最終定理」解決への着想とは……。
ラマヌジャンの残した数式を手がかりに、その発想の根源と現代数学への功績をみていきます。
「魔術師」と呼ばれる数学者の実像に迫ります!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ブルーバックスは科学の内容を扱っている新書であるが、その難易は本によってかなりばらつきがある。この本は間違いなく難の方に分類されると思うけれど、丁寧に読めば、ほとんど予備知識を仮定せずラマヌジャンの世界を満喫させてくれ、最後にはフェルマーの最終定理に触れさせてくれる。
こんなに薄い本で、理解をさせながら難解な証明はうまくすり抜け、数学の最先端を味わうことのできるものは数少ないと思う。
筆者は数学者ではなく、サイエンスライターといっておられるが、深い理解がないとこれほどにわかりやすくは説明できないはずで、その力量に驚かされる。
この著者の他の本も手に取ってみたくなった。
Posted by ブクログ
最後は駆け足だが、それでも各分野ごとのつながり、見取り図を示してくれて、ブルーバックスのような啓蒙書にとって大切な役割を果たしたと言える。フェルマーの定理についてはたくさん読んできたが、本当に胸が躍る。死ぬまでに頂上に登りたい。
ちなみに最終章の理解は、参考文献にもあった三枝先生の『数論幾何学入門』で完璧だった。