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経済学とは単なる「お金儲け」の学問ではない。「どうすれば、みんなが幸福になれるか」を探究する営みだ──。世の中では、ある人の幸せが他の人の不幸へとつながることがしばしば起こる。では、そうした不可避の困難のもと、あるべき社会の形をどう構想すればよいのか。本書は最先端の確率理論を駆使して、この難題に鋭く切り込む試みである。不確実な世界における人間の行動様式の本質を抽出し、そこから、自由で平等な社会のあり方をロジカルに(しかし熱いハートで)基礎づける。
...続きを読むPosted by ブクログ 2009年10月30日
ふつうだったら絶対スルーする類のタイトルですが,
センスがないのはタイトルだけで,
内容は非常によいとおもいます。
(かくいう私も,Twitter上での評判をみなければ
手に取ることすらなかったかと)
厚生経済学に重点をおいた平易な新書であること,
従前イントロダクション本とのちがいかと存じま...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年10月28日
[ 内容 ]
人は不確実性下においていかなる論理と嗜好をもって意思決定するのか。
人間行動の本質を確率理論を用いて抽出し、「幸福な社会」のあり方をロジカルに基礎づける。
[ 目次 ]
まえがき よい社会ってどんな社会
序章 幸福や平等や自由をどう考えたらいいか
第1章 幸福をどう考えるかーピグーの...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年07月09日
タイトルはしょぼいけど中身はすごい。今までに読んだ経済学の啓蒙書の中で一番。
いままでもいい啓蒙書はいくつもあったけれど、経済学の考え方を使えば、こんなことに役立ちますよ、という個別論点への処方箋への話。道具的な扱いだから、価値判断は経済学の外側にあって、経済学自身は価値判断に対して中立的な書き方...続きを読む
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