あらすじ
使うのは中学数学だけ! 確率の知識はほとんど使わない。微分積分もシグマも全く使わず、予備知識がない状態から「検定」や「区間推定」という統計学の最重要のゴールに最短時間で到達できる、画期的な一冊。基本を押さえながらも、株取引のリスクとリターン、選挙の出口調査までが体系的に理解できる。
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統計学の参考書で一番分かりやすかった。入門中の入門なので、本書に沿って章末問題に取り組むことで、分散、検定、標準偏差のところから最終的にはカイ二乗分布やt分布のところまで学ぶことができる。初学者向けなので頑張れば1日で一通り学べると思う。唯一のデメリットは問題数が少なすぎること。この本の章末問題を全てやった後に他の統計本の問題に取り組んでより統計の理解を深めるといった使い方が良さそう。
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カイ二乗検定やT検定についてここまで噛み砕いて説明してくれる本は中々無いと思う。その代わり反復や次の本へのステップアップも必須だが、大学の統計学でつまづいた人にまず読んで欲しい本。
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統計検定を受けるにあたって超入門書として利用
ヒストグラムの話から始まりカイ二乗分布とt分布を使った推定までの内容なんですが、すっごいわかりやすいです
標準偏差のところもいろんな角度からイメージしやすい形で説明してくれているので、標準偏差がより身近なものに感じることができました
中途半端に数学を組み込むのではなく、本当に中学数学にとどめて描き切ったのは脱帽です
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〇目的
マーケティングリサーチの会社に入社し、日常的にサンプルから母集団を推計するような環境にいるため、統計学の基礎を学びたいと考えたため。
◯感想
数学から逃げてきた私に取って統計学を学ぶことは不安だったが、本書はそんな人向けに統計学の基礎を理解できる最低限の数式だけを用いて説明してくれる良書。
それでも生粋の文系の私には難しい部分はあったが、何回か読むうちにスッと入ってきた。
統計を投資のボラリティやシャープレシオ、サーフィンの波など身近な事象と絡めて説明してくれるたため抵抗感もなかった。
本書を1冊目として統計学の本を読んでいくと内容が理解しやすいのでは。
【継続する事・やること】
・統計の本についてあと1冊〜2冊ほど読む
・仕事上で出現する統計関連の不明点を都度解消する
◯メモ
Posted by ブクログ
最初のデータを見せて喜んでるのが勉強ばかりやってきた人が社会人になってキャバクラ接待しだす感じで気持ち悪いが、それをさておいて素晴らしくわかりやすかったです。どこまで理解すべきかをまとめてあり取り組みやすいと思います。違う教科書にもチャレンジしてみたいです。後半は誤字脱字あり。
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統計が一番わかりやすい本である。論文にどのように記載するかは書いていないが、平均、標準偏差、標本と母集団の平均、標準偏差、t分布が丁寧にかいてある。統計を全く知らない学生に理解してもらうのに、一番丁寧な本である。数式もほとんど使わないので誰でも理解できる。
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初学者たる自分が他の教材でチンプンカンプンになっていたが、この本を読んでかなり基礎が補われた感覚を得た。
そもそも何のために限定しているか?検定で得られる示唆はどういうものか?基本のキを腹落ちさせてくれた良書。
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教科書的ではなく、一からなぜそうなるかを教えてくれる本です。
事例を用いながらの説明でわかりやすく、最後まで本質から理解することができました。
「入門」と書いてありながら全然入門ではない本が多くありますが、この本は文字通り入門書です。
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とてもとてもわかりやすい。流石ダイヤモンド社である。
統計の背景含めてわかりやすく解説してくれているので、腑に落ちるのだと思う。具体例も適切で勉強になりました。
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他の本であればさらっと流してしまうところを、本書はこれでもかというくらい丁寧に解説しています。現段階で知るべきこと、知らなくてもいいことを明確に示してくれるので読みやすいです。シンプルなつくりですが、95%予言的中区間といった造語など随所に工夫がみられ、疑問を残させません。
この95%予言的中区間、よく考えてみるとどうして名前がついていないのか不思議ですね。名前には他の概念との線引きをし、輪郭を明確にしてくれる役割があります。このように名前を付けることで初学者が95%信頼区間とごっちゃにしてしまうことも防げるのではないでしょうか。
さらに、抽象的な概念をイメージしやすくするための例えも秀逸であり、理解を助けてくれます。ただし、例えを含め解説があまりに丁寧なので、ある程度統計学に習熟している方は回りくどく感じてしまうかもしれません。
他書で挫折した経験のある方は、本書を読んでイメージが湧いた後に難度の高い本に挑むとよいでしょう。
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統計学を一気にキャッチアップする必要があり、長期間積読していた本作を手に取った。
結論、数冊斜め読みした中で最も分かりやすい本であった。ある程度高度な部分まで進むにも関わらず、小難しい数式などが一切出てこないため、脱落することなく一気読みすることが出来た。
私が必要としていた内容としては、本作だけでは足りないため追加で学習する必要があったが、とっかかりとしては最高の一作であった。
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一言で言えば、初学者や数学苦手な人向けに、とことん平易な説明で統計学とは何か、どのように統計数値は導かれ何が分かるのかを解説した書籍です。
とはいえ誰でも理解可能かというと、そうとは限りません。説明自体は簡単ですが、論理構造はやはり数学的であるからです。また、数式を用いた論理の証明はほとんど端折られているため、分かったような分からないようなモヤモヤした感じが残る人にとっては、数学的かつ論理的な解説もないため、違和感が残ったまま先に進まなければならない場面があると思います。
特に第7、8章の正規分布および標準正規分布、そして第13、14章の母集団から導く標本平均とその分布に関する話では、内容が抽象的でありながら説明は平易であるからこそ、納得し切れない感覚が自分に残り、何度も他の章を読み返しながら理解を深めました。これらの章で理解が及んでいない場合、16章以降のカイ二乗分布やt分布に関する章の理解が中途半端になってしまうかもしれません。逆にそれまでの理解が及んでいると、最後の章までは気持ちよく読破できると思います。
総じて人を選ぶ可能性がある書籍だと思いますが、なんとか理解してもらおうという著者の気概が感じられる説明が随所に散りばめられており、読むモチベーションは持続すると思いました。また、一気に統計学への自信がついたので、本書の最後に紹介されているおすすめの統計学書籍にも手を出してみようと思いました。
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後半に進むにつれて理解が難しかったですが、更に他の本を読んでみたいと思いました。
例や数値が具体的に書いてあるので分かりやすいです。私の勉強不足ですが2回3回と出てくる単語の説明を何回も書いてあれば反復になりより一層分かりやすくなるのかなとも感じました。この本に限った話ではないですが、、統計学ハマりそうです。
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大学時代にも、勤め人時代にも、「統計」は学んだり使ったりしてたけど、理解できてる気がしなかったら、基礎から学び直し。
自分は、数学屋さんではないから、「その本質を理解して、実用できれば良い」と割り切るスタンス。
部分から全体を推測する上で、標準偏差を重要視し、5%のはずすリスクを覚悟して「95%予言的中区間」を定めることで、かなり狭い区間の予言を可能にする。
これをわかりやすいステップで、例題を交えて進めることで、かなりイメージがつくように思う。
超基本ながらも、データにはバラツキがあり、それがプラスにもマイナスにもバラツキ、打ち消しあってゼロにならないように、二乗平均すると標準偏差になるというのは、入門者にとっての最初の重要な概念になる。
平均値から標準偏差±1の範囲
⇨7割のデータが入る(月並みなデータ)
平均値から標準偏差±2より離れる
⇨約5%しかない(特殊なデータ)
標準正規分布の95%予言的中区間は、
-1.96以上+1.96以下
5%はずすリスクを許容することで、狭い予言が可能。
仮設検定では、不等式(ここでは省略)が成立するなら、仮設は採択され、そうでなければ棄却される。
統計的推定な目標は、母集団の中から出てきたいくつかのデータから、母集団全体についてなんらかの推測を行うことにある。
スプーン一杯分だけ飲んでみて、それで大丈夫なら良しとしてるの同じ。(よくかき混ぜてあるならば)
nが大きいほど、標本平均は、母平均μに近い数値をとる。
演習問題は優しすぎて、慣れでなんとなくできてる気になってしまうが、、正直、「カイ二乗分布」が何かを説明しろと言われたら、まったくできないのが現在地だから、復習というか、他の本と合わせて何度でも学んでいくのが良さそう。
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統計検定2級の勉強をするにあたって、公式のテキストの書いてある事が理解できなかったので本書を読みました。
かなり噛み砕いて説明してくれているので、統計を勉強するうったてには丁度良いと思います。
ですが、あくまで入門でしかないので読んだ後、どうそれを活かすかが大事。
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QC検定2級の勉強で統計学の知識がいるため、初心者向けの本書を購入した。
まだ第1部しか読んでいないが、(大学で理系出身とはいえ)統計を専攻としていない私でも読みやすいように感じた。
標準偏差の理論等をここまで分かりやすく噛み砕いた本はあまりないのではと思う。(他の本は分からないから私の主観)
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初心者向けに統計学の基礎が整理できる。筆者は統計学の最も重要な道具は標準偏差であると理解している。
標準偏差が土台でその先に展開される正規分布やカイ二乗分布やt分布を利用した推測統計の方法論に出会ったときつまずきがちと言うわけ。
ベイジアンもまずはここからやるのがいいんだろうな。
その上で正規分布推定の足りない部分を補う。
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とても読みやすくまさに入門書としては理解しやすい内容。数式をほぼ使わずに、言葉とグラフで論理と視覚により統計を理解することができる。
使われている単語もおそらく極限まで削られており、頭に入ってきやすい。
ただし、統計学は広く深い学問であり、ビジネスで本当の意味で使いこなすためにはこの本を起点として多くを学ぶ必要があるので、この本をとっかかりに様々な書籍を読んで学ぶのが良い。
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確率、微積分をなくした統計学の入門書。各章に練習問題があるが、穴埋め方式でこれをやっていくうちに統計学のイロハが分かってくる。入門の入門書かな。
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統計学の勉強を独学で始めようと思って読んだ1冊目。統計学が分かるようになったわけではありませんが、統計がやりたいことの雰囲気がなんとなく分かりました。
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2年ほど前に『やさしくわかる統計学のための数学』で勉強して、統計検定3級ならば受かるであろうところまで学んだのだが、2級の過去問がぜんぜん難しいのに絶望して最近までそれっきりだった。仕切り直しとして本書を読んでみた。『やさしくわかる統計学のための数学』より、こちらを先に読んでおくべきレベル感だったが、これはこれで2年前の復習には手ごろだった
オリジナル概念の「95%予言的中区間」を区間推定の手間に持ってくる必要性がいまいち腹落ちしなかったが、概念的にはたぶん大事な区別なのだろうな
あとは2級レベルまで挑戦してみるかどうかだなあ
Posted by ブクログ
統計検定2級の過去問を解く前に
導入として読みました。
統計を全く知らない状態で読んでも理解できる内容。
しかし、後半になるにつれ難易度が高くなる。
練習問題がついているが、
穴埋めのため解きやすい反面
当てはめればなんとなくで解けてしまう。
この一冊では統計知識を網羅はできないが
導入として読むには最適な難易度。
Posted by ブクログ
統計の考え方は何となく分かった気がする。
しかし、恥ずかしながらカイ二乗分布がどうして記載された曲線を描くのかが分からず、分からないまま読み進めばいいことも気づかずに躓いてしまった。あとがきに著者も書いてある「飛躍」ができなかったのかもしれない。