小島寛之のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ミクロ経済学の基本、とくに需要・供給曲線の意味について、わかりやすく解説している本です。
著者は、宇沢弘文の講演をきっかけに、数学から経済学に転じた経緯を語り、それまで経済学の需要・供給曲線にどのような意味があるのかということを、はっきりとつかめていなかったと述べています。その後、塾の経営者となって現実の経済の動きに触れたことで、需要・供給曲線を効用関数としてとらえるより、選好の理論にもとづいて理解したほうがその意味を明瞭に把握できると考えるようになり、本書でもそうした観点から解説がなされています。
つづいて著者は、ゲーム理論にもとづいて、需要・供給曲線をより明瞭に理解するための見方を示し -
Posted by ブクログ
難しいことをできるかぎりやさしく解説している本だとは思う。とは言っても、統計学についてなんの基礎知識もない自分みたいな文系人間が読むと、やっぱりそれなりには難しくて、2回読んだ。
構成は7章に分かれていて、やさしい例題から、章が進むにつれて難しくなっていく。
第1章 「だいたい1分遅れてくるバス」はなぜ、あてにならないのか?
第2章 身長168㎝、バスト94㎝がすごい理由
第3章 「100パーセント当たる予言」は可能なのか?
この辺までは式も簡単なので、サクサク読めるんだけど、
第4章 サバを読むあの人の年齢は、本当はいくつかなのか?
あたりからデー