海老原嗣生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
201008/
大学はブランド作りのために、見せかけの偏差値アップを行い、それは、数学のできない上位校生、社会科1教科さえ勉強していない中位校生を大量増産していくことになる/
学歴があることで、人物選考が甘くなる、そのことにより、企業に一穴あけられるような人材が、一定数うまく採用できていく/
「大多数の優等生と少数の異能者」という最強組織作りに向くのが学歴採用なのだ/
年寄りがたくさんいるエスタブリッシュな会社に入れないこと、それが「カワイソウ」という価値観がおかしいのだ/
フリーター問題は、心優しき弱者が、安心して働ける職場がなくなったことが大きな原因なのだ。彼らは昔から存在していた。しかし -
Posted by ブクログ
2010年1月~テレビ朝日木曜21:00から好評放映中の
ドラマ エンゼルバンク~転職代理人~のモデルと
なった著者の一冊。
この海老原嗣生さんの
「雇用の常識-本当に見えるウソ」という本、
私は周囲の人にずいぶん、一読をすすめています。
先週、人材の社長たちとランチのときに、
またこの本を薦めたら、やり手社長が
「僕、あなたに言われてすぐ買って読んだよ!」
さすが、アイディアいっぱいの社長。
数字で突く労働問題の核心。
いろいろなことが検証されています。
・正社員は減っていない
・終身雇用は崩壊していない
・転職はちっとも一般化していない
・女性の管理職は増えない
・ワーキングプ -
Posted by ブクログ
■終身雇用の正確な言葉「若年時には数回の転職を行う事もあるが、30代までには年貢を納め、その後は定年まで1つの会社にとどまること」
■ダッチモデル:オランダに始まった、非正規雇用を中心にした、同一労働同一賃金の就労モデル
■騒ぎを利用して経営を緩やかにシフトチェンジすることが、日本企業の得意技
■04年の派遣労働者実態調査によると、製造請負事業は、直接雇用者が86万5000名、派遣社員が13万名の、計99万5000名
■少子高齢化は、大学で言えば、非ブランド校が打撃を受け、職業で言えば、非ホワイトカラー職が打撃を受ける
■労働分配率は景気と逆の動きをする。
■小泉改革など夢想だにしなかった90 -
Posted by ブクログ
雇用ジャーナリスト・海老原嗣生氏が、アメリカ発の「Quiet Quitting」を日本の文脈で解説した話題作です。出世を目指さず最低限の業務だけをこなす「静かな退職」という働き方が生まれた社会構造の変化を、豊富なデータとともに分析しています。日本独特の「忙しい毎日」文化と対比しながら、欧米では当たり前の働き方であることを指摘し、手を抜けば抜くほど労働生産性が上がるという逆説的な事実を示します。静かな退職を選ぶ人への働き方の指針やライフプラン、管理職や企業側の対処法まで実践的に提案しており、新しい労働観に向き合うすべてのビジネスパーソンに必読の一冊です。
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当初抱いていた印象と違い、「静かな退職」という働き方を肯定的に伝えている内容で、意外でした。
言葉だけ何となく理解していたり使っている人は、本書をきちんと読んだ方がいいです。
海外では社会構造の違いもあって静かな退職のような働き方は当たり前となっている。定時になったらお客さんが待っていても終わらせるし、過剰なサービスも作らない。だが、これでも社会は普通に成り立っているし、むしろ生産性は日本より高いというデータもある。
静かな退職は結構合理的な働き方で、一概に悪いものではないと感じます。経営者にとっては都合が悪いと思いますが…。
肯定的にとらえてこの働き方が浸透したら、もっと働きやすい世の中 -
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【異次元の少子化対策が、意識や社会を変えられたら】
子供がいなくても幸せなあなたへ
労働力や税源として
いずれ子供達に支えられる未来に想いを馳せてほしい
育児は苦でなく楽しいもの
共働きと両立できるものだと
誰もが思える日が来ることを願って
・90年代以降の経済不調で短大卒の就職先が減少、4大進学率上昇と総合職化が進む
・女性の高学歴化や社会進出に伴い「格上」の男性が減った一方で、依然として男性に「経済力」「職業」「学歴」を求める女性が多い
→高学歴女性、低賃金男性が余る(ハードワークな低学歴低賃金女性も?)
・夫婦共に正社員雇用でも妻の家事育児時間が長い
・40代は子供が産めない -
Posted by ブクログ
本書は専門的すぎないし、それていてデータを駆使して、分かりやすい文体で非常に興味深く読み終えました。
過去は明治の与謝野晶子から歴史を紐解いていますが、時代と意識の変化は、多くの人が思うよりも大きいと感じましたね。
読んでいて、そう言えば過去はそうだったよねとうなずくこともしばしば。
女性の問題ほど、日本社会で意識の変化が大きく変わった事は無かったのではないかと思いましたよ。
「昭和型社会構造」が壊れた経過などは、小生の青年時代を振り返って納得の思いを持ちました。
さらに「女性の社会進出」が「理念や啓蒙活動」でおきたのではなく「経済・人口構成・差別などの社会的要因」が起点になったとの認識は説得 -
Posted by ブクログ
総論においては、筆者の主張に首肯できるのだが、第5章で積み上げ方式の査定を改めて、洗い替え方式にせよ、と主張している。
積み上げ方式の評価の会社もあるのだろうが、公式には洗い替え式を謳いつつも、実際の運用は積み上げ式に近い会社も多いのではないか、と推察しています。
知り合いの会社では以前、エリート人材を発掘・伸ばすためと称して、優秀層を積極的に登用する施策を続けてきました。確かに一部の優秀な人材が取り立てられたのですが、あぶれた次点、中間層が会社から流出するなど、弊害が大きくなり、従来型の査定に戻したとのことです。このように制度を作っても、運用が難しい人事制度は大部分の会社で上手くいかないので -
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大学生の就職活動のことを「就活」と呼ぶようになったのは随分以前のことだと思う。興味のある会社の就職用サイトがオープンしたタイミングでエントリーシートを提出するところから就活は始まる(ただ、私が知っている「就活」はコロナ前のタイミングでのものなので、それから何かやり方が変わっているかもしれない)。選考が進み、面接等が行われた後、合否連絡が企業から学生宛に送られる。その中の不採用通知のことを、「お祈りメール」と呼ぶ。不採用のことを「ご縁がなかった」と表現し、末尾に「今後の発展をお祈り申し上げます」と書く。このような紋切り型のメールのことを揶揄して「お祈りメール」と呼ぶのだ。
本書の題名は、日本型の -
Posted by ブクログ
人事の企み ~したたかに経営を動かすための作戦集~
著:海老原 嗣生
2020年代の経営を考える上で、重要となる課題について、「ロジック・データ・事例・具体策」の4つの要素を揃えて説明している。
本書では経営課題の中でも「人」に纏わるテーマについて、間違っていることや、見え難いテーマを、ロジック、データ、事例、具体策で、一つひとつときほぐしている。
構成は以下の4章から成っている。
①経営環境:若年人口が半減 その時どうする
②社風と人材:組織風土をどう操るか
③採用:採用は無手勝流で結果を出せ
④組織設計と育成:社内に2つの階段を作れ
人事のプロによる、知識を前提とした経験と実例を織