海老原嗣生のレビュー一覧
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何だか思っていたのと違う内容だった。現在の職場に過度な期待をせず出世を狙おうとせず粛々と仕事すればいいという、いわば個人の趣向としての「静かな退職」というか一線を自ら下りた働き方の勧めかと思っていたんだけど、会社の制度として静かな退職制度を設けてはどうかという話だった。対局には頑張って出世するコースもありで。
でも、その静かな退職コースっていわゆる「多様で柔軟な働き方」として挙げられているような働き方じゃないだろうか。しかも、静かな退職コースは自分で選んでそういう働き方をしているのだから、無理なことは強いない一方で合意のうえで課したことができなければ退職勧奨や査定を下げていいんだというようなこ -
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●真面目すぎる日本人に贈る「戦略的サボり」をすすめる本。
●「静かな退職」という新しい働き方の是非を分析する。
●「静かな退職」という怠け者の問題を指摘する本かと思ったら、推奨する本だった。要約すれば、日本固有の仕事の制度が、世界のスタンダードの定着を阻むという話。著者は、日本特有の「過剰なまでの丁寧さ」や「業績に関係のない努力の信奉」が、実は労働生産性を著しく下げていると指摘する。欧米では標準的な「契約範囲内の仕事だけをこなす」というスタイルが、なぜ日本では定着しなかったのか。それは、全員が同じ出世の階段を競わされ、そこから外れれば「地獄」が待っているという独自の雇用慣行があったからだと述べ -
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ネタバレ外国人の犯罪は、不法滞在者が桁違いに高い。
不法滞在者は、2%。ほとんどは滞在資格を持っている。
中長期滞在が376万人、3%。インバウンドが90万人、不法滞在は8万人。
難民の申請は、2010年の変更で、申請から半年すると就労が認められるようになってから、激増した=就労目的の難民申請が増えた=却下が増えた。前科者で、不法滞在で強制退去命令を受けてから難民申請をする者が増えた=審査スピードが2年ほどになった。現在は、3度目の難民申請は認めていない。
30万人いた不法滞在者は、取り締まりと特別在留資格を与えたため、減少。
国外退去の95%は自費で帰還している。
難民認定は少ないが、在留特別許 -
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ネタバレ「静かな退職」と聞くと「働かないおじさん」と連想してしまう人がいると思いますが(わたしがそうでした)、
内容はまったく反対のものでした。
上を見て働く(出世のために働く)のではなく、
足元を見て働こう(自分の身の丈にあった仕事を的確に熟そう)、ということなのだと思いました。
・マナー良く
・反論せず
・新規チャレンジせず
・得意分野を確立する
効率的に成果を出していくことで、生産性の高い人財となるにはどうするか?
ということが書いてあり、自分にとって最適なライフワークバランスを目指すことが大事なんだと提唱してるようにも感じます。
ただ、本書にもあるように、日本企業は誰にでもエリート街道 -
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正直、静かなる退職の出来る職場ってどれだけヌルい職場なんだろうという感想を持った。目標の再設定が必要なのではと感じる。
一定の売上と利益を残し続けなければ企業体として成り立たない。成長をし続けるということが企業体のDNAであるので、半分以上がこの考えになると早晩企業が成り立たなくなる。
評価者の中の下位3割に入らない。和を乱さない。という制限はつけているが、大きな影響を及ぼさない企業としては余り好ましからぬ人材なので、評価者との関係や企業との雇用関係が変わっただけで、居てもいなくても良い人材になるのではという疑問が浮かんだ。
やらなくてもいいサービス残業などは論外であるが、
会社へのコミ -
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ネタバレ・「静かな退職(Quiet Quitting)」とは、会社を辞めるわけではなく、出世や過剰な奉仕を目指さず、与えられた仕事をきちんとこなすが、それ以上はやらない 働き方を指す。
・日本では「退職」という語感からネガティブに受け取られがちだが、本書はこの働き方を取り巻く 社会的・構造的変化 を読み解く内容となっている。
構成は以下の8章。
1.日本に蔓延する「忙しい毎日」の正体
2.欧米では「静かな退職」が標準であるという現実
3.「忙しい毎日」が再生産される仕組み
4.「忙しさ」を崩す伏兵の登場
5.「静かな退職」を実現するための仕事術
6.「静かな退職者」の生活設計
7.企業経営が変わる -
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ネタバレ本書は、今日本でも注目されている「静かな退職」の背景と、日本社会での今後の対応策を紹介した一冊。
特に、2000年代の女性の出産ラッシュが契機となったという視点は新鮮で興味深かった。
また、欧米で静かな退職が当たり前とされる環境を丁寧に説明しており理解が深まった。
著者は、日本でも「忙しい日常から離れること」がケアワークなどの社会課題解決につながると提案。
高度プロフェッショナル制度を労働条件改善と合わせて進めるという考えには共感したが、ジョブローテーション廃止など現実的な実行には課題も感じた。
AI導入の影響にも今後触れてほしいと思う。 -
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前期就職氷河期世代に就職活動した身として、データ解釈を矮小化しすぎかと。
一番疑問に思ったのは、新卒学卒者数と求人数の比較 及び 有効求人倍率の通年比較がないこと。及び失業率の比較。
各年比較で就職率の落ち込みが酷かったので右往左往したと認識している。ついで従業員人数就職率。ここもまずは押さえた上での議論が前提と感じた。筆者は認識はしているものの、世代論のウソのテーマに引きずられデータの取り方に恣意性が感じられたように感じた。
統計データの取り方として、割合と絶対数を厳密に定義しなくてはならない。
バブル世代と就職氷河期世代では絶対数が違う。従ってパーセンテージの誤差は絶対数の誤差ではない -
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静かな退職、キーワードは新しそうだけどもうあまり珍しくもないことでは?マネジャーになりたくない若手が多くて困ってたし。
なるほどーと思ったのは、職能等級制度=ポストが無限に発生する仕組み、のカラクリとその結果→使えないおじさんの末路。
欧州では資格と職業が厳格に結びついていて、気軽に転職もできない。職業資格数はドイツで400、フランスは8000もある。
アメリカの企業では職務記述書に書いていないようなタスク化できない仕事には特別報酬(リワード)がある。日本ならあたりまえの行動が付加給の対象。
働き手不足を補う仕組みへの改善余地はまだまだあるのではないかと思う。 -
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前半の欧米との労働比較は面白かった
たしかに数年いたアメリカの小売店や飲食店、輸送業者はサービスレベルがかなり低かった
手を抜くことで生産性が数値的には上がるというけれど、彼らは仕事に全く喜びを見いだしておらず、労働時間=生きていない時間のように感じた
なのでこの例は、やることだけやるという状況を肯定的に捉える理由には私の中ではなり得なかった。
また、本書で書かれている静かな退職の対象がホワイトワーカーということを考えると上述の欧米のやることだけやって帰る店員たちの例は、前提の異なる話だと思った。
また、日本の労働環境を変えてきたのが、女性だという点を数十年単位で流れも含めてまとめていたのが -
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内発的動機はどうしたら上げられるのか
① ちょうどよいレベルの機会を与える
②その機会に対して、うまく乗り越えていけるよう支援をする
③成功したら正当に評価する。その評価を周囲で共有し、承認する
④周囲の承認と同時に、昇給や昇進など会社として報酬を与える
⑤1つの難関を乗り越えたら、その成長に見合う程度の難易度の機会を再度与える
これだけなのです。平たく言えば「機会~支援~評価~承認~報酬」のサイクルです。
心理学者であり、経営者としても成功をおさめた大沢武志は、マネジメントの根幹とはつのWと2つのR」だと説いています。このあと出てくるエドウィン・ロックやリチャード・ハックマン、グレッ