「若者はかわいそう」論のウソ データで暴く「雇用不安」の正体

「若者はかわいそう」論のウソ データで暴く「雇用不安」の正体

ビジネス・実用
628円 (税込)

3pt

就職難・派遣叩き・ロスジェネ・貧困などの問題を『エンゼルバンク』“転職代理人・海老沢康生”のモデルでもある海老原嗣生氏が、得意のデータ分析と実地調査をもとに覆す。「若者の3人に1人は貧しい非正規社員」「終身雇用と年功序列は崩壊した」「派遣は貧困の元凶」「若者の安月給は“搾取”のせい」「新卒就活で敗れたら、リベンジは一生ムリ」……は、全部ウソ!本書は、『エンゼルバンク』の“カリスマ転職代理人・海老沢康生”のモデルにもなった海老原嗣生氏が、得意のデータ分析と実地調査をもとに、そんな「若者はかわいそう」論をバッサリ斬る。ロスジェネ、就職難の学生、その上司・親世代にとっての必読の書。

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

「若者はかわいそう」論のウソ データで暴く「雇用不安」の正体 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    購入済み

    自分はいいが

    もうすぐ30になるフリーターの長男に読ませたい。

    0
    2018年03月31日

    Posted by ブクログ

    日本だけではなく世界中で新卒者の就職難が深刻化しているが、「大学出て就職できる人の総数は減ってない。大学卒業する人がいくらなんでも増えすぎた。そもそも大学行けない人がいっているのか問題だ!」といった作者独特の説得力のある社会論。賛否両論あると思うが、大いに説得力ある。
    原発問題でも同様だが、マスコミとそれに迎合して、ただただセンセーショナルにあおる連中は確かにいる。裏にあるトリックを見逃して、右往左往してはいけないねぇ。

    0
    2011年09月12日

    Posted by ブクログ

    P34 所得別の実人数を調べるなら「民間給与の実態調査」、世帯別収入なら「国民生活基礎調査」、雇用形態別の構成員数を調べるなら「労働力調査」があるはずだ。なぜ門倉本は、人数把握に適さず、世帯構成もわからない「賃金構造基本統計調査’を使って話をここまで進めるのか。それに無理がある。「すぐそこにある正解データをあえて使わない」という得意技が、根底に流れていると感じてしまう。
    「日本の労働者の4人に1人がワーキングプアで、その数546万人」つまり、割り返せば「日本の労働者は2184万人?」というアラアラな数字に、なぜ誰も疑問を持たなかったのだろう。

    →本や雑誌に書かれているからと言ってすべて鵜呑みにしてはいけない。そして、それらデータを、自分にとって都合のいいもの、耳ざわりのいいものだけ選んでしまっていないだろうかと不安になる。

    P42表より 91年から98年にかけて大学生・大学院生は54.3万人も増えている。91年から98年にかけて常用雇用は55万人減っていると言われているが、その分大学生・大学院生が増えている、これでほとんど説明可能だ。

    →都合のいいデータを利用して恐怖心を煽り立てる手法の典型例ではないだろうか。

    P80 市場価値、の4文字に悩むことになる。商社マンとして4つの重要な要素は下記の通り。今の自分に当てはまるものは結構あるのではないだろうか。

    ・経理、会計がわかる
    ・海外文化に通じ、現地での人脈もある
    ・小さいながらも会社の経営層を経験
    ・実務にプラスして、後輩指導、リーダーシップなどの経験がある

    大手のスローライフは、いつしか「とんでもない能力」を体に蓄えさせてくれる。大手のスローライフはけっこういいものだ。
    だから、むやみに転職するのはやめよう。
    唯一つ。転職をするとするならば、それは、社風や周囲と合わないと思った時。仕事内容ではなく、社風のほうを、意思決定の軸にすべきだ。

    →自社の良さを自分自身理解しているだろうか、それを意識しているだろうか。考えているだろうか、目先の仕事内容に囚われていないだろうか。まずは、うちの良さを認識しなければ。

    P105 大学新卒で正社員就職する人の数は、バブル期よりも就職氷河期の現在のほうが2割近く多くなっている。さらに、女子の数字も上がってきており、近年では2008年が女子就職者数のピークであった。(80年代後半、正社員就職者数は29.4万人、現在は37万人ほど)

    P109 直近10年の大手企業の採用総数は、不況期に4万人程度、好況時に10万人弱といったところ。採用総数は不況の2010年が33万人、好況の2008年入社が38.8万人、好景気だろうと不景気だろうと、大手企業に入れない人たちは中堅中小に25~30万人毎年変わらず就職している。つまり、中位校以下の学生が、「大手」を意識したら毎年「学生の超過剰」状態となるのは恒例行事なのだ。
    大学が増えすぎていること、中小企業は受け皿となっていることは重要な要素点だ。
    大学全入、高校全入、誰でも進学できる。入れて当たり前が常識となっているから、入社できない場合、落選時のショックも大きいのだろう。

    P118 現在、大学新規卒業生の求人倍率(学生1人あたりにつき、何件の求人があるか)は従業員数1000人以上の大手企業で0.5倍程度。しかし、1000人未満の企業では3.63倍と、非常に高率となる。

    →このようなデータがあると、本当に、何をもって”氷河期”と呼ぶのかとても疑問に思えてくる。

    P122 一括採用のメリット
    ①初期マネジメント教育 毎年後輩が入社してくるため、2年目から先輩として後進の指導に当たることになる。そのため、先輩社員に指導・育成というスキルが培われる。
    ②暗黙知や意思決定スタイルなどDNAが伝承
    ホワイトカラー(営業や企画などは特に)製造工やエンジニアと異なり、習うより慣れろ形式で覚えて行くことが多い。これらが伝承されていく。
    ③全社視点・顧客視点の養成
    管理職になるまでの期間が非常に長いため、現場社員として、数多くの部署を経験できる。
    ④リクルーター経験による理念浸透

    P139 生産年齢人口が減れば、正社員数は減る。この当たり前のロジックを忘れていると、大変なことになる。「若者はかわいそう」論もいいが、そろそろこのことに目を向けるべきだ。

    P201 「就社ではなく、就職だ」仕事が辛くても、気の合う仲間がいて、会社のスタイルも自分とあっていれば心地よいからやめはしません。規模とかブランドではなく、そんないい組み合わせが、本当は必要。

    P210 決して大企業は採用を減らしてはいない。就職氷河期の内実は、大学生が増えすぎたことが第1の問題であり、第2の問題は、中堅中小企業や販売・サービス業を志望しない、という嗜好の問題がある。そして、第3の問題は大学無試験化により、小中学校の基礎知識さえ身につけていない社会人不適格な大学生の増加といったところだろう。

    P216 期限付き外国人労働者受け入れ施作について
    →外国人受け入れ及び、25年での帰国の提案はとても充実したものであるように感じる。最終的には出生率を上げるということが何より重要なゴールだ。

    P270 ほとんどの人って、高校でも大学でもクラスでチヤホヤされたり、表彰されたりしたことってないでしょう?ところが、会社に入ると仕事をあてがわれて、生まれて初めて陽が当たって、熱中しちゃうところがある。
    →必要とされることにはまってしまい、会社命になってしまう人のことを表しているのだと思う。かつての自分もそうだったが、必要とされていると勘違いを起こし、自分のすべきことを見失い、楽な道を選んでいた様に思う。
    常に心の片隅に自分は勘違いを起こしていないか、気をつける様習慣づけなくてはならないか。


    毎年の様に繰り返される就職特集。マスコミはこぞって今の学生の就活がどれくらい”悲惨”で”大変”かを騒ぎ立てるが、一体これらの報道がどれだけ正しいのだろうか、本書を読んでそういった騒ぎに腹を立てるとともに心底呆れ返った。
    種々の聞こえの良い慰めのデータ、論に頼るのではなく、真実を見据え自分を磨いていくことこそが大切。
    本書からは虚構を用いて恐怖を煽ることの卑怯、自分の頭で考え、行動することの大切さを大いに学ぶことができた。

    0
    2011年07月29日

    Posted by ブクログ

    若者を取り巻く労働環境に関するいくつかの本を取り上げ、それぞれのデータの読み方の間違いを指摘、さらにそれらの書籍内容の一部を取り上げ、拡大解釈するマスコミの罪について書かれている。

    著者の指摘は「なるほど」と思うところもたくさんあったが、いくつか「どうなの?」という箇所も。
    例えば外国人労働者の25年期限付き受け入れって、普通、25年も住み着いたら帰りたくない人が多いのでは?
    強制送還ってわけにもいかないでしょうし・・・
    それに、世界中からまんべんなく集まればいいけど、実際は中国から来る人が多数でしょう。

    湯浅さんとの会談を載せることには著者の許容範囲の広さを演出されたのでしょうか?
    読むほうからすると、湯浅さんの発言のほうが説得力あるように感じました。

    0
    2019年08月12日

    Posted by ブクログ

    グッド
    Raw dataに当たる重要性を再認識。

    ま、世の中印象論で語る輩が何と多いことか。
    某欧米礼賛の某科学者とか。

    0
    2013年04月14日

    Posted by ブクログ

    「エンゼルバンク」のモデルにもなった転職業界のカリスマによる一冊。
    自身の過去の著作を宣伝している箇所が食傷気味、かつ、類似本の否定で一章を割いているのには辟易するが(だったら読むなという感じだが)、数値データのからくりなんかをうまく論破し、マスコミの取材不足や表面的な部分しか取り上げていないところをぐっと指摘している点は痛快。ここまであからさまに書いて、敵をだいぶ作ってしまわないか、こっちの方が心配になってしまうが、まぁ、余計なお世話であろう。
    学歴が高い人には第二新卒もセカンドチャンスも手厚く、そうでない人にはそれなり、とか、中小企業はどこも人手不足、とか、本当か?と思わせつつも、そうだろうなぁと思う説得力があるのは、著者が現場を大事にしていて、いつも情報に敏感であるから故であろう。
    すべてを真に受けるというよりは、必要な情報を選んで自分で活かす、という点では非常に価値が高い一冊になるのではないかと思う。

    0
    2012年08月14日

    Posted by ブクログ

    勉強会の課題図書として読みました。
    雇用に関する様々なデータが、メディアを通して発表されています。
    しかし私たちはそれに何となく目を通すだけで、どこから持って来たものなのか調べたりどんな解釈のもと報道されたのか考えたりすることは…なかなかありませんよね。
    全部が全部じゃありませんが、実はとんでもない使い方をされているデータもある。鵜呑みにするのは危険だよ!自分の物差しを持とうね!ということを教えてくれる本です。

    0
    2012年03月23日

    Posted by ブクログ

    ケバケバしい題名にもかかわらず、今の日本社会を正確に分析しようとしている真面目な本です。そのうえで、じゃあどうするんだよ、という問いかけにも著者独特の提案を行っている。賛否様々に意見は分かれると思うが、雇用・労働問題を真剣に議論するためのたたき台として使える本です。

    0
    2011年09月01日

    Posted by ブクログ

    本質的な地殻変動(社会の変化)として、
    A.1985年~1995年の10年間にわたって起きた、為替レートの著しい変化
    B.1985年から続く大学進学率の急上昇
    C.1980年以降、急低下を始めた出生率
    を指摘し、これを原因として次の7つの問題が発生したとする。

    1.円高による国内製造業の空洞化→非正規社員の増加
    2.サービス業(対人折衝業務)の増大→引きこもり増
    3.大学進学率アップによる大学生余り・学力低下→就職氷河期
    4.大卒比率アップによるブルーカラー職への志望減少
    5大卒比率アップによる中小企業への志望減少
    6.人口減による内需産業のマイナス成長
    7.大学の破綻
    である。

    これを解決するための策として「教育安保政策~期限付き外国人就労者受け入れ~」という持論を展開する。

    労働問題から今の日本の問題点を把握し、解決策を提示する独自の切り口が面白い。

    0
    2011年03月08日

    Posted by ブクログ

    いつもの明快な海老原節
    大卒の就職氷河期の主たる原因は、大学生の増えすぎと人間関係を要しない職業(製造業、自営業、農林漁業など)の減少

    0
    2019年05月21日

「若者はかわいそう」論のウソ データで暴く「雇用不安」の正体 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

SPA!BOOKS新書 の最新刊

無料で読める ビジネス・経済

ビジネス・経済 ランキング

海老原嗣生 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す