「AIで仕事がなくなる」論のウソ この先15年の現実的な雇用シフト

「AIで仕事がなくなる」論のウソ この先15年の現実的な雇用シフト

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AIで人の仕事が消滅する……。
研究者による「20年以内に49%の仕事が消える」との予測から、5年が経った。
その間、「AI時代に生き残る仕事は?」、「AIに負けないスキルを身につけよう!」といった話題で持ちきりだ。
AIで仕事から解放されるという楽観論、AIで職にあぶれた貧困者が続出するという悲観論。多くの論があるものの、そもそも“議論の土台”自体からして、正しいのだろうか?

○研究者は仕事現場の“リアル”を知っているのか?
○導入コストやロボッティクスの開発スピードは考えているか?
○現在の雇用体系は理解されているのか?
○AIの影響はあるにしても、具体的にどんなプロセスを経るのか?

AIによる雇用への影響が、どこからどんなペースで広がっていくかを徹底検証。
長年雇用を見つめてきたカリスマがひもとく、「足元の」未来予想図。
これからの日本にとって、AIは救世主か?亡国者か?そして確実にやって来る「すき間労働」社会とは……?
井上智洋准教授、山本勲教授をはじめ、専門家や現場のスペシャリストたちの対談も収録。


はじめに
Chapter1. しっかり振り返ろう、AIの現実
§1.ただいま人工知能は第3回目のブーム
§2.ディープラーニングもAI進化の通過点でしかない
§3.「AIで仕事がなくなる」論の研究価値
§4.世紀の発明による社会変化と雇用への影響
§5.プロが見たAI亡国論の妥当性
Chapter2. AIで人手は要らなくなるのか、実務面から検証する
§1.AIで仕事はどれだけ減るか(1)――事務作業の未来
§2.AIで仕事はどれだけ減るか(2)――サービス流通業の未来
§3.AIで仕事はどれだけ減るか(3)――営業職の未来
Chapter3. この先15年の結論。AIは救世主か、亡国者か
Chapter4. 15年後より先の世界。“すき間労働社会”を経て、“ディストピア”か?
おわりに

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「AIで仕事がなくなる」論のウソ この先15年の現実的な雇用シフト のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    AIのみで置き換え可能な仕事はそう多くない。その次にメカトロニクスがやってくる。あとはコストの問題。それでも置き換えられない細々様々な動きをする肉体労働。外国人を少々入れても焼け石に水。今は人手不足だが、将来はそうではないかも。一時的に、流通業は楽な単純作業で高給になるのではないか、など。業種、職種

    0
    2018年11月01日

    Posted by ブクログ

    AIによって社会はどのように変化するのか、
    気になって読んでみた。
    2040年代には雇用喪失が一気に進む。
    人口減少が進んでいる日本にとって「塞翁が馬」となるだろう。

    0
    2018年07月16日

    Posted by ブクログ

    大きく3つの分野における将来のAI活用についての、専門家と現場で働く社員の対談がなかなか面白かった。この本冒頭でも出てくる論文を紹介しつつ、AIで無くなる仕事といった特集は確かに最近多いと感じる。そういったものに安直に踊らされないためにも、著者の主張は頭に入れておきたいと感じた。

    0
    2018年12月31日

    Posted by ブクログ

    少子高齢化による人口減少、労働力不足に対して、AIがどこまで貢献できるのかを冷静に分析している。
    「AIに仕事を奪われる」という情報の源の調査は、AIの可能性を最大限に見積もりつつ、一つひとつの仕事やその手順等についての知見が不足しているため、単純計算できない部分が加味されていないと著者は言う。

    0
    2018年10月18日

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