静かな退職という働き方

静かな退職という働き方

999円 (税込)

4pt

「静かな退職」――アメリカのキャリアコーチが発信し始めた「Quiet Quitting」の和訳で、企業を辞めるつもりはないものの、出世を目指してがむしゃらに働きはせず、最低限やるべき業務をやるだけの状態である。「働いてはいるけれど、積極的に仕事の意義を見出していない」のだから、退職と同じという意味で「静かな退職」なのだ。 ・言われた仕事はやるが、会社への過剰な奉仕はしたくない。 ・社内の面倒くさい付き合いは可能な限り断る。 ・上司や顧客の不合理な要望は受け入れない。 ・残業は最小限にとどめ、有給休暇もしっかり取る。 こんな社員に対して、旧来の働き方に慣れたミドルは納得がいかず、軋轢が増えていると言われる。会社へのエンゲージメントが下がれば、生産性が下がり、会社としての目標数値の達成もおぼつかなくなるから当然である。そこで著者は、「静かな退職」が生まれた社会の構造変化を解説するとともに、管理職、企業側はどのように対処すればよいのかを述べる。また「静かな退職」を選択したビジネスパーソンの行動指針、収入を含めたライフプランを提案する。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

静かな退職という働き方 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    今の私の状態がこれだな、と思いながら読んだ。会社は、成長!成果!を求めるけど、先例のない仕事が多いためおかげさまで評価システムから外れてて得してるかもww
    でも皆さんに目を付けられないように、がんばってあと10年働きます。それにしても、還暦にして3人目のお子さんって、、、超たいへん。 90

    0
    2025年11月20日

    Posted by ブクログ

    一躍トレンドワードになった「静かな退職(Quiet Quitting)」
    先日、同期の飲み会の中でも50歳が賃金カーブや退職金のピークになるという話題でちょっと盛り上がった。また、最近退職した同僚の送別会でもこの手の話題が出た。なんか飲み会になると働き方を話すのが流行ってるんか?!(笑)Youtub

    0
    2025年11月16日

    Posted by ブクログ

    自分が雇用制度周りについていつも参考にさせてもらっている海老原さんの新刊。
    あらためて、ジョブ型(ポスト型といってもいいかもしれない)の欧米と、メンバーシップ型の日本では、雇用に関する前提が全く違うだということが理解できた。
    メンバーシップ型のよさ(人事異動や転勤のさせやすさ)を会社が放棄しない限り

    0
    2025年11月07日

    Posted by ブクログ

    静かな退職という言葉から、今どきの若者論かと思って読み始めたけれど、そこに留まらない、日本人の会社での働き方を見直すのに役立ちそうな本でした。欧米では静かな退職が普通。過剰品質による長時間労働をやめる。自分の仕事の範囲をこなせば、それ以上のことは求められない。年齢に関係なく(若者もベテランも)静かな

    0
    2025年07月26日

    Posted by ブクログ

    いち早く年功序列制度を廃止すべきだと強く感じました。

    私たちが生産性に関係ない、つまらない些事に注力するのは組織を爪弾きにされないためのただの防衛行為に他なりません。

    流動性がないからなにも生まないし、新しいアイディアもない。

    静かな退職、とは本当に正しい仕事観であり、コスパの良い働き方である

    0
    2025年07月06日

    Posted by ブクログ

    この本は静かな退職をすることにより、日本の生産性が上がるっていう論調やから、それを正とすると、そういう働き方も双方Win-Winでいいのかな、とは思う。
    ここでいう静かな退職は最低限の仕事しかしないってわけでは無くて、会社に必要な作業を時間内に淡々とこなしていく、ってことだから、会社には特に不利益に

    0
    2025年06月11日

    Posted by ブクログ

    退職する為の本ではありません。
    日本の働き方が変わってきているのは本当に救いです。
    この働き方を受け入れてもらうために大事な事…マナー…このワードがかなり引っかかる。
    日本人にとってはかなり細かな事までマナーとされてしまう事が怖い…

    0
    2025年05月31日

    Posted by ブクログ

    静かな退職者という流行り物のを分析する本かと思いきや、全然それだけじゃなかった 欧州と比較した日本の雇用のされ方の特殊性をみたり、静かな退職者となるにはどのように仕事と向き合えばいいのかということ。しまいには1.彼らが老後まで不便なく生活する具体的な道筋、2.静かな退職という選択が年功性の凹を埋める

    0
    2025年10月10日

    Posted by ブクログ

    直近までのビジネスパーソンの働き方の変化はよくわかりました。しかし、これからのAI時代には「静かな退職」を享受できるのはむしろ超エリート層の人々で、ボリュームゾーンの中堅層はより低い給料で「忙しい毎日」を余儀なくされるような気がします。

    0
    2025年08月16日

    Posted by ブクログ

    ビジネス本的な指南部分は読み飛ばしたが、労働社会学としての日本と諸外国との労働観の違いなどは、ジョブ型メンバーシップ型というシステム上の差異以外でも、今までのそういった著述より踏み込んだ実地的な見解が見られたのは腑に落ちる部分も多く、そういった観点からの政策的な提言などもいくらか妥当性を増すように思

    0
    2025年07月12日

静かな退職という働き方 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

PHP新書 の最新刊

無料で読める ビジネス・経済

ビジネス・経済 ランキング

海老原嗣生 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す