海老原嗣生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ経済の仕組みがとてもわかりやすく書かれていた。
特に為替の考え方や金利の仕組みが具体的だった。
ただ、まだ自分の口で説明できるほどにはなっていないので、読み返して説明ができるようになりたい。
印象に残った説明
・国債について
債権は、それを買った人から定期的に利息を受け取れて、その上期限がきたら当初決めてあった額で買い戻してもらえるという種類の証券。
よく「国債価格が下がったため、金利が高騰した」という記事があるが、その意味は、入札で割引が大きくなったために利ざやが膨れて金利(利回り)がアップしたということ。
国債を買いたい人が少なくて不人気ならば、入札額は下がるために償還時の利ざやは大きくなります。つまり、金利は上がる。国債を買いたい人が多くて人気があれば、入札額が上がるので、償還時の利ざやは減ります。つまり、金利は下がる。
国債の価格と金利は逆相関になっている。
国債の人気が上がって、金利が下がるケースは3つ。
①国債の売り出しが少なく、後学で上位入札した人しか買えないケース
②国の信用が抜群に高くて、高額でも入札したい人が多いケース
③不況やデフレで企業の業績が悪く、民間には貸したくないので、安全な国債に人気が集まるケース
①②がよい低金利。③は悪い低金利。
・為替について
1つ800円のICチップがあり、アメリカに輸出した場合、現地でいくら(ドル)になるか
1ドル=80円の時 10ドル
1ドル=100円の時 8ドル
1ドル=120円の時 6.6ドル
アメリカから見れば、6.6ドルは同じ製品が円安になったことで大幅に値下げされる。
・売りオペ(売りオペレーション)
日銀が手もとにある国債を大量に売りに出すと、国債価格が高騰する。その結果、金利が高騰する。これは、日銀が国債を売るという操作で市場金利を上げているので、売りオペという、
・経済の歴史
2012年の急成長は、日本だけでなく、資源価額の下落など様々な影響も関連していることがよくわかった。 -
Posted by ブクログ
■日本では組織の末端に大量の空席ができる。だから新卒採用が可能。
■欧米企業の人材補充は経験者の中途採用が主で,新卒採用を行っている企業でも新卒採用者の比率は低い。欠員が生じた際に,職務内容を提示して当該職務の経験者を中途使用することが一般的である。
■世界でも稀な日本企業の「新卒一括採用」はこれまた世界でも稀な「無限定雇用」そしてそれに発する「企業のイニシアティブ」が三位一体となってできた魔法の人員補充策だ。
■習熟に応じてタスク入れ替え。
・「できることから任せて,徐々に難しく」という日本流の育て方を人事の世界では「ゆで蛙」という
■「新卒一括採用」をどう変えていくか。そのヒントになるのが欧米の入職の仕組み。
・欧米では新卒時点で仕事に就かなくても就職のチャンスはいくらでもある
・欧米では交互教育(インターンシップや見習い訓練などの就業経験)が整っている
・欧米では総合職採用ではなく職務別の採用である
この3つのポイントをもとに日本の就職システムに対して次のような改善案が語られる。
①だから日本でも,新卒時点にとらわれず,卒業後にゆっくりと考えられるようにすべきではないか
②そして,大学の早い段階から,交互教育のチャンスを豊富に用意して,キャリアをよく理解した上で仕事を選ぶべきではないか
③さらに言えば,交互教育での出会いから,就業体験先企業に早期に内定していくような,時期にとらわれない通年型採用に移行していくべきではないか
④新卒採用でも,職務別の雇用形態をとり,「必要なスキル」が明示された形で募集活動が行われるのがよりスムーズだろう
要約すれば日本型就職の改善ポイントはこの4点に尽きる。 -
Posted by ブクログ
ネタバレタイトルはともかく、おすすめ。
就活の問題は、学業抵触、3年次の成績評価の組み込み可能性、留学阻害要因化。
日本、アメリカ、フランス+ドイツとオランダのシステム比較。
企業は就職ナビのオープン前に募集できない。ナビオープンで内定までどっと雪崩れる。大学の考査期間は一時休戦。説明会の繰り返しが学業阻害要因。インターンシップの名を借りた就職説明会代行が抜け道。
企業に成績パスを用意させる。GPA3.5とか。大学は説明会を重視せよ。ナビに10月以降は一日インターンを一時掲載不可にする、ナビサイトオープンを12月3週にする。
日本型就職をどうにもできないという前提のもとに、忍耐力継続力、論理構成力、聞く話す、仲間とうまくやる、マナールールの遵守を学生時代になんとかせよと。レポートに赤入れびっしりやれと。うーん。ジョブトライアル。試行採用3か月、非正規長期化はダメ。職業訓練として、転職回数に入れない。仕事、勤怠を企業は記録、提出して助成金をもらう。 -
Posted by ブクログ
タイトル通りの内容は第1章のみで,後半は近年の(といっても5年以上前ですが)新卒生達の就職事情が中心です。
私が注目したのは,その後半部分です。
「若者はけっこうカワイソウじゃない」という著者の持論に,私も強く同意します。
「カワイソウな若者」の状況を生み出したのは,企業・政治・教育機関などの大人達であることは間違いありませんが,それにしても日本の雇用環境はそれほど悪くないと著者は主張します。
それは,①選り好みをしなければ新卒者の就職は容易(有効求人倍率が1を切ることは殆どない),②景気の波による転職チャンスが20歳代に2度訪れる可能性が高い,③日本企業の「総合職」には意外と弾力性がある,といった理由によります。
欧米に比べると,日本には若手を「育てる」意識が強い企業が多いことは間違いありません。そのことは,日本の若年層の失業率の低さが如実に表しています。
中小企業であっても選り好みせずに就職して経験を積み,チャンスが訪れれば転職をしたらいいし,そもそも日本の企業には企業内での流動性(移動など)は高いので,配置転換などで自分の「居場所」を求めることも十分に可能だということです。
若者達には,とにかく「大手企業」「名の通ったB to C企業」ばかりを目指すのではなく,数多の優良な中小企業への就職を検討して,「置かれた場所」で花を咲かせてもらいたいと願います。
ワーク・ライフバランスを考えれば,大手企業に入って高収入や安定を得ることだけが人生の幸せではないことは明らかです。
著者の着眼点は素晴らしく,分析は鋭く,提案も斬新で興味深いのですが,何だろうこの読後のモヤモヤ感・・・
たいへん失礼ながら,文章がやや雑である印象を持ちました(校正の問題かもしれません)。
時々,何を言いたいのかがわからなくなる時がありました。同著者の書いた「女子のキャリア」の方が,全体的に完成度は高いという印象を持ちました。 -
購入済み
とても良いです!役立ちます。
これはかなり良いです。
とても分かりやすい生活上の例を挙げて、会社側の見方を解説してくれています。就活の指針となる大きな方向に気づかせてくれます。
就活前にぜひぜひ読んで見て下さい。