作品一覧

  • 人材投資のジレンマ
    -
    1巻3,300円 (税込)
    資源に乏しい日本は人材によって成長を実現してきたと言われてきたが、企業の人材投資の方法論は、流動化する労働市場や多様化する働き方、人材に対する高い専門性の追求など、さまざまな環境変化に対応することが求められるようになっている。しかし、日本企業は多くの場合、人材への投資を正確に把握しているわけではない。また、重視していると言われるOJTにおいても、効果検証がきちんと行われているとはいえない。まさにジレンマと言ってよい状況である。コロナ感染拡大などもあって職場が変質している今、OJTの再編成や体系化などが必要である。 本書は、このような問題意識に基づいて、改革の方向性を探るために、東京と米国カリフォルニア州で合計13社、24名の人事責任者インタビュー調査と20~40代の約2300人を対象として、3時点でのアンケート調査を行った。結果として、4つの提言がまとまった。 (1)外部労働市場との戦略的連携、 (2)人材育成のパラダイムシフト、 (3)働く人のマインドへの投資、 (4)組織開発の進展 である。人材マネジメント全体を網羅してはいないが、この4点は、変化する環境のなかで、現在の人材マネジメントを改革するうえで考慮すべき点である。
  • 全員戦力化 戦略人材不足と組織力開発
    3.7
    1巻1,980円 (税込)
    日本企業が抱える最も大きな人材問題は「人材不足」だ。これを解決するためには、社員全員の戦力化を図る必要がある。その際、キーワードとなるのが組織力という考え方である。現在、顕在化している人材不足は、単に労働人口や生産年齢人口が減少していることだけで起こっているわけではない。同時に、企業の経営環境や、それに対応した経営戦略が変化し、またITやAIなどの情報技術が進展するとともに、働く人の価値観が変化し、多様化していることが大きく関係している。さらには、2020年初頭からは、コロナウイルスの感染拡大の経営や組織への影響がある。コロナウイルスの感染拡大は、働く人の働き方に影響をあたえるだけではなく、今後は、組織そのものにも大きな変化をもたらす可能性がある。  こうした環境変化は、求められる人材や価値ある人材像を変え、さらには、人材を活用するための方法に変化をもたらす。これまでとは違ったタイプの人材が必要になり、また働く人も変わるなか、人材マネジメントの方法にも変化が求められる。こうした変化に現在の人材マネジメントが追い付いていないことが、人材不足の背後にある大きな要因である。まさに企業に貢献する人材の確保・活用が難しくなっている。  人材を確保、活用し、人材によって組織の競争力を高めていくためには、組織を対象にしたマネジメントが重要である。これが本書の基本的なアイデアである。
  • 無理・無意味から職場を救うマネジメントの基礎理論
    4.4
    1巻1,320円 (税込)
    「経験と勘と口伝」で積み上げられたものと思われがちなマネジメントには、実は学問的な裏付けがある! マネジメント理論の巨匠18人を選び、彼らの提唱した理論からクイズ形式で効率的に根幹を学べる一冊。 後輩ができたらぜひ、課長を目指すなら絶対おさえておきたいマネジメントの基礎理論。 【著者紹介】 海老原嗣生(えびはら・つぐお) 雇用ジャーナリスト。1964年生まれ。 大手メーカーを経てリクルート人材センター(現リクルートキャリア)入社。 以後20年以上、リクルートグループで雇用に関する取材、研究、提言を行なってきた。 現在リクルートキャリア社の第1号フェロー【特別研究員】として同社発行の人事・経営誌『HRmics』の編集長を務める。 経済産業研究所制度改革プロジェクトメンバー。広島県雇用推進アドバイザー。 『雇用の常識「本当に見えるウソ」』『面接の10分前、1日前、1週間前にやるべきこと』『2社で迷ったらぜひ、5社落ちたら絶対読むべき就活本』(プレジデント社)、 『なぜ7割のエントリーシートは読まずに捨てられるのか?』『もっと本気でグローバル経営』(東洋経済新報社)、『女子のキャリア』(ちくまプリマ―新書)など、著書多数。 【目次より】 ◆第1章 なぜ企業は社員のやる気を大切にするのか ◆第2章 難しいのは機会の与え方と支援 ◆第3章 組織をイキイキとさせる古典的理論 ◆第4章 指令や判断の根源がコア・コンピタンス ◆第5章 見栄えのいいメソッドよりも錆びない基礎理論を
  • 無理・無意味から職場を救うマネジメントの基礎理論

    Posted by ブクログ

    一人の部下を持つマネージャーとしてどう部下と向き合えばいいのかだけでなく、会社組織全体として、マネジメントはどういう意味目的を持つのか、会社経営にどうつながるのか、がわかりやすく解説されている良書。

    0
    2022年02月27日
  • 無理・無意味から職場を救うマネジメントの基礎理論

    Posted by ブクログ

    理論がとても分かりやすく、方法論まで言及されている。
    組織マネジメントで育成やモチベーション管理について言及してる書籍はあまり見かけないので、かゆい所に手が届く感じ。

    0
    2016年01月07日
  • 無理・無意味から職場を救うマネジメントの基礎理論

    Posted by ブクログ

    人と組織のマネジメントについて、わかりやすく学ぶことができた。どうしたらみんながやる気を出して働くことができるか、どのように企業風土を作っていくのか考える材料として、とても参考になった。会社の中では、経営者と課長が自由度が最も高い、というのは面白い。課長クラスの仕事が、一番自分次第で成果に差が出る、ということだと思う。

    0
    2015年12月31日
  • 無理・無意味から職場を救うマネジメントの基礎理論

    Posted by ブクログ

    人に動いてもらいたい、変わってもらいたいと思うシーンがある人は読んでおきたい本。

    単に人材マネジメントの理論だけを書いただけでなく、
    なぜそういうことが必要なのか、
    後ろにある人の心の動きについても書かれていて、
    読みやすく納得感も高い。

    問答形式(?)で自分ごととして考えられるしかけもあり、
    理屈だけでなく実践的な内容であり、
    図解などもあり満足度が高かった。

    難しい内容ではないが、
    なかなか自然にはできない人材マネジメント。
    何度も読み直して自分のものとしたい本。

    0
    2015年05月17日
  • 全員戦力化 戦略人材不足と組織力開発

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    第1章:人材不足と「全員戦力化」
    第2章:組織力という考え方
    第3章:職場に宿る組織力
    第4章:従業員が働きがい・働きやすさを感じる組織
    第5章:組織力としてのインクルージョン
    第6章:組織力としてのミドル
    第7章:変容するチーム
    第8章:組織力としての公平性確保
    第9章:働く人のココロをつかむ力
    終章:コロナウイルス感染拡大が要請する組織と人材の革新

    著者は守島基博さん。学習院大学経済学部教授。米国で産業労使関係研究の博士課程を修了されている。

    人手不足が叫ばれる中で打ち手として”全員戦力化”しなければならない。全員戦力化とは組織力開発であり、人材を確保し活用する能力である。
    少しむずか

    0
    2024年06月03日

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