海老原嗣生のレビュー一覧
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「静かな退職」をするためのノウハウ本というよりは、みんな忙しい日々を過ごしているのに生産性も賃金も上がらない日本の労働環境を俯瞰した一冊、という印象。日本の大学教育から新卒一括採用、その先にある日本型の雇用慣行が、全員を階段を登らせようとする会社を形作ってしまい、本書の言う「忙しい毎日」から逃れられないサラリーマン生活を生んでいるということがよく分かる。
いつもながら筆者の労働環境の描写は鋭い。例えば若者の転勤に対するスタンスのように、その雇用慣行を取り巻く雰囲気が昨今急激に変化したようにも感じるが、4章で筆者の提示するその原因は、実証されている訳ではないにしろ、なんとなく現場で感じる肌感に通 -
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著者の海老原嗣生氏はyoutubeで見たのだが、イメージで語られるネット世論やマスコミ、評論家、政治家らの話を、正しいデータを開示して視聴者の思い込みや誤解を解くような話をする。それが面白かったので本を探したらこれがあった。
何かと世論を二分する外国人問題。どう思うかという前に、その考えの根拠となっているデータの解釈が正しいのか?ということがひどく気になる。
そこで著者は外国人反対派、外国人擁護派それぞれが勘違いしてることをデータとともに説明する。そのうえで、こういうふうにしたら解決するんじゃないのか、という提案をする。そう言われればそりゃそうだということも多いものの、具体的なトラブルでは -
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雇用ジャーナリスト・海老原嗣生氏が、アメリカ発の「Quiet Quitting」を日本の文脈で解説した話題作です。出世を目指さず最低限の業務だけをこなす「静かな退職」という働き方が生まれた社会構造の変化を、豊富なデータとともに分析しています。日本独特の「忙しい毎日」文化と対比しながら、欧米では当たり前の働き方であることを指摘し、手を抜けば抜くほど労働生産性が上がるという逆説的な事実を示します。静かな退職を選ぶ人への働き方の指針やライフプラン、管理職や企業側の対処法まで実践的に提案しており、新しい労働観に向き合うすべてのビジネスパーソンに必読の一冊です。
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【異次元の少子化対策が、意識や社会を変えられたら】
子供がいなくても幸せなあなたへ
労働力や税源として
いずれ子供達に支えられる未来に想いを馳せてほしい
育児は苦でなく楽しいもの
共働きと両立できるものだと
誰もが思える日が来ることを願って
・90年代以降の経済不調で短大卒の就職先が減少、4大進学率上昇と総合職化が進む
・女性の高学歴化や社会進出に伴い「格上」の男性が減った一方で、依然として男性に「経済力」「職業」「学歴」を求める女性が多い
→高学歴女性、低賃金男性が余る(ハードワークな低学歴低賃金女性も?)
・夫婦共に正社員雇用でも妻の家事育児時間が長い
・40代は子供が産めない -
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本書は専門的すぎないし、それていてデータを駆使して、分かりやすい文体で非常に興味深く読み終えました。
過去は明治の与謝野晶子から歴史を紐解いていますが、時代と意識の変化は、多くの人が思うよりも大きいと感じましたね。
読んでいて、そう言えば過去はそうだったよねとうなずくこともしばしば。
女性の問題ほど、日本社会で意識の変化が大きく変わった事は無かったのではないかと思いましたよ。
「昭和型社会構造」が壊れた経過などは、小生の青年時代を振り返って納得の思いを持ちました。
さらに「女性の社会進出」が「理念や啓蒙活動」でおきたのではなく「経済・人口構成・差別などの社会的要因」が起点になったとの認識は説得 -
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総論においては、筆者の主張に首肯できるのだが、第5章で積み上げ方式の査定を改めて、洗い替え方式にせよ、と主張している。
積み上げ方式の評価の会社もあるのだろうが、公式には洗い替え式を謳いつつも、実際の運用は積み上げ式に近い会社も多いのではないか、と推察しています。
知り合いの会社では以前、エリート人材を発掘・伸ばすためと称して、優秀層を積極的に登用する施策を続けてきました。確かに一部の優秀な人材が取り立てられたのですが、あぶれた次点、中間層が会社から流出するなど、弊害が大きくなり、従来型の査定に戻したとのことです。このように制度を作っても、運用が難しい人事制度は大部分の会社で上手くいかないので -
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大学生の就職活動のことを「就活」と呼ぶようになったのは随分以前のことだと思う。興味のある会社の就職用サイトがオープンしたタイミングでエントリーシートを提出するところから就活は始まる(ただ、私が知っている「就活」はコロナ前のタイミングでのものなので、それから何かやり方が変わっているかもしれない)。選考が進み、面接等が行われた後、合否連絡が企業から学生宛に送られる。その中の不採用通知のことを、「お祈りメール」と呼ぶ。不採用のことを「ご縁がなかった」と表現し、末尾に「今後の発展をお祈り申し上げます」と書く。このような紋切り型のメールのことを揶揄して「お祈りメール」と呼ぶのだ。
本書の題名は、日本型の -
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人事の企み ~したたかに経営を動かすための作戦集~
著:海老原 嗣生
2020年代の経営を考える上で、重要となる課題について、「ロジック・データ・事例・具体策」の4つの要素を揃えて説明している。
本書では経営課題の中でも「人」に纏わるテーマについて、間違っていることや、見え難いテーマを、ロジック、データ、事例、具体策で、一つひとつときほぐしている。
構成は以下の4章から成っている。
①経営環境:若年人口が半減 その時どうする
②社風と人材:組織風土をどう操るか
③採用:採用は無手勝流で結果を出せ
④組織設計と育成:社内に2つの階段を作れ
人事のプロによる、知識を前提とした経験と実例を織 -
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著者つながりで読んだ。
本は、よく聞くような話で始まる。
例え話も、いかにも、と言う内容で、内発的動機を高めましょうであったりとか、何をではなくどのようにと言う指示をしましょう、といったようなところがそう。
中盤は、部下との付き合い方指示の出し方について、わかりやすく、この本ではクイズ形式で一緒に考えると言うスタイルをとっているので、自分の状況と照らし合わせながら考えやすい。
自分にとって印象に残ったのは、
・逃げ場をなくすような指示
・2W2Rのうちのレンジ、何をするか、どの方向に行くか、どんな規模か、と言う3つの要素。
本のタイトルからすると即効的と書いているので付け焼き刃的なもの -
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著者つながりで読み始めた本。
前半は別の著書にもあるように、欧米と日本の雇用システムの違いについて概観した内容。
中盤以降は、欧米と日本とそれぞれのいいとこ取りはできないと言うものの、今の日本の仕組みを少しいじりながらどうすればみんなが比較的幸せに生きていけるのかについて、様々な提案をしている。
印象に残ったのは、マミーに陥らないようにすること、また、会社のビジネスのスタイルに応じた、人事制度(年収や育成のあり方)、リーダーの抜擢及び育成のやり方など。
16時に帰る日を作ることにより、後ろが切られている人(例えば育児がある社員)を体感できる、もいう側面はなるほどと思った。
加えて日本の