【感想・ネタバレ】人事の企み~したたかに経営を動かすための作戦集~のレビュー

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Posted by ブクログ

人事の企み ~したたかに経営を動かすための作戦集~
著:海老原 嗣生

2020年代の経営を考える上で、重要となる課題について、「ロジック・データ・事例・具体策」の4つの要素を揃えて説明している。

本書では経営課題の中でも「人」に纏わるテーマについて、間違っていることや、見え難いテーマを、ロジック、データ、事例、具体策で、一つひとつときほぐしている。

構成は以下の4章から成っている。
①経営環境:若年人口が半減 その時どうする
②社風と人材:組織風土をどう操るか
③採用:採用は無手勝流で結果を出せ
④組織設計と育成:社内に2つの階段を作れ

人事のプロによる、知識を前提とした経験と実例を織り交ぜた、具体策のオンパレード。一見人事の常識からは離れているように見える人事への課題の解決策においても、実際に効果のあった施策により、納得性が高い。

マクロ的な視点や将来にわたる日本の課題について悲観するだけではなく、しっかりとした対策でそれを乗り越える実例が紹介されており、建設的な一冊となっている。

正攻法と裏技を織り交ぜた人事施策の紹介は読んでいて飽きず、楽しく読みながら学ぶことができた。

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2023年01月05日

Posted by ブクログ

三部作のうちの実践編。第一作戦の経営環境篇が面白かった(第二作戦以降の方が筆が乗っている感じだったが)。作戦ごとに濱口先生の解説と行ったり来たりしながら読むと良いと思った。解説は、ゼミの教室のような雰囲気。

少子化で人材の質が落ちるのでは→これまで短大コースに載っていた女性が総合職として労働市場に出てくるので、そんなことはない。高齢者は増えるが、前期高齢者は激減。技術の進歩で、技能の習熟がたやすくなり、職務間の壁が低くなる。技能実習制度自体は割合きちんとしているが、日本そのものの問題が顕在化してしまう。

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2024年03月10日

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