乾石智子のレビュー一覧

  • 双頭の蜥蜴

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    ー愛とは創りあげ、磨きあげていくもの。そして祈りをこめるもの。どこにいても何をしていようとも、幸せであれと願うもの。

    心に潜む何か。
    乾石智子さんの本の根底には、必ずこれがある。
    だから、希望もある。
    今の世界に通じるものがある。

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    2016年01月24日
  • 太陽の石

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    なんだかんだ言って、こういうどっしりとしたファンタジーを読んでいる時がいちばん幸せ。週末の間に既刊から読み返そうかな。

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    2015年11月14日
  • 魔道師の月

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    『夜の写本師』に登場する、キアルス君が主人公の一人です!
    暗樹にまつわる話も面白いですが、私はテイバドールの話が一番面白くて、ちょっと泣きそうになりました。
    最初は、キアルスが何でこんなに詩集のことを気にするくだりが出てくるのかよく分からず、途中でテイバドールの過去話に入った時には、そこ掘り下げるの?!と焦ったのですが。。この話がないと成り立ちませんでしたね。

    私は『太陽の石』を読んでしまったので、オルヴァン、イスリル、ソルプスジンター、デイサンダー、それからナハティの力に繋がる記述があるたびに、おお!と楽しみながら読ませていただきました。

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    2015年10月13日
  • 魔道師の月

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    面白かった~
    「太古の闇」というコワーイ物体を封じ込めるという話。
    前作『夜の写本師』にちょこっと登場するクセの強い人物キアルス(書物の魔道師)のその後が描かれていますが、今回はある家の壁にあった「タペストリー」に織り込まれた古い時代の人々の物語が主役を張っています。
    人の営みや想いがずっと繋がって続いてこの先もどこかに…という歴史の流れを感じられて、読んでいてとてもワクワクしました。

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    2015年09月19日
  • ディアスと月の誓約

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    美しい表現と太いテーマ。赤い龍と白いサルビィの象徴する人間の在り方をディアスが知り、選択する物語。幼なじみの少女アンローザの成長の物語でもあり、今は亡き賢き親友イェイルとの友情の物語でもある。全てを支配し続け全てを手に入れる力とと孤高の永遠か、何度も傷つき死にまた生まれ変わる大自然との調和の永遠か、その答えをディアスが訪ねる旅にでる。王位継承争いを軸に新しい国の在り方を問う。

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    2015年04月08日
  • 夜色表紙の本

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    ネタバレ

    大好きなオーリエラントの魔道士シリーズ

    今回の魔道士ヴァニバスは魔道士としての活躍が少なかったように思う
    ほんの少しの魔法の力「護符士」の力だけ
    しかし、ラストで魔道士としての力に目覚めて一気にその力を発動させることになる

    ストーリーはむしろ少女のお話が中心のような気がした
    最初はかなり悲惨だけど、後半はなんだか幸せそうで
    そして珍しく誰もが幸せになれる典型的なハッピーエンドだったなあ

    読者である私も幸せな気持ちで読み終えた

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    2025年11月24日
  • 夜色表紙の本

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    〈夜の写本師〉だった肉親が書いた冊子「夜色表紙の本」を追って、死んだと伝えられた息子を探しに護符師の父親は旅に出る。絡み合った憎悪と痛み、深い愛と固い絆、魔法と呪いがやがて一つに合わさる時…。"オーリエラント"世界の最新刊。
    「夜色表紙の本」(2025)乾石智子
    #読書好きな人と繋がりたい

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    2025年11月12日
  • 夜の写本師

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    日本におけるファンタジーの金字塔とも言える作品と聞いて読んでみました。
    面白い。一冊にまとめてるから少し早い展開のように感じますが、グイグイ引き込まれます。
    今、ラノベや漫画などで使われてるファンタジー要素も既にあるし、多くの人に影響を与えてきた作品なんでしょうね。

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    2025年09月02日
  • 月影の乙女

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    良かった。
    主人公が魔法学校に入って、卒業生がそれぞれ配置されて、仕事してるうちに他国が攻めてきて戦争になる話。
    戦記物っぽくもあり、政治物でもあり主人公の成長物でもある。
    しかも主人公の国は、魔法を戦争に使っちゃダメ縛り。
    小難しいテーマもあるけれど、大筋が割と善悪のはっきりした分かりやすい話。
    魔導士たちの性格や特性も様々で良い。
    10分の一くらいしかないが学校の部分が意外といい感じだったので、魔法学校もの書いてほしい。

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    2025年07月22日
  • 神々の宴 オーリエラントの魔道師たち

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    いつもながら、設定の細かさにはびっくりする。オーリエラントの壮大なサーガの、ほんのちょっとのエピソードたち。
    全部、短かすぎてもっともっと続きが読みたくなる。そんな短編集でした。
    なかでも「ジャッカル」「ただ一滴の鮮緑」がとても好きだなと思った。

    作品
    「セリアス」
    「運命女神(リトン)の指」
    「ジャッカル」
    「ただ一滴の鮮緑」
    「神々の宴」

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    2025年06月26日
  • 月影の乙女

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    オーリエントの魔道師シリーズとは違う、魔法とドラゴンが登場するお話し。
    一番長い長編とのこと。確かに読み応え十分。
    いつもながら多くの人物を登場させながら、細かく人物の設定、背景をうまく書ききっている。

    「ドラゴンが襲ってくる」と本の帯にも書いてあったが・・・なかなか襲ってこない。残りページを鑑みると大丈夫かなと心配になったが(ドラゴンに襲われエンディング?と思ったから)ぜんぜん、そんなことはなくジルの活躍に拍手でした。

    ただ、ちょっと残念だったのが、もう少しカルと相棒トュッパの活躍を入れてほしかったです。

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    2025年06月16日
  • 夜の写本師

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    表紙がヤマザキさんのイラストだったから◎
    あたしの中学の旧友に似まくりでした
    カリュギラとおもう人物が素敵な魔法を使って、ペンや紙やインクを作ってた
    ストーリーは復讐じゃないですよ
    #冒険

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    2025年04月30日
  • 夜の写本師

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    魔術飛び交うハイファンタジー小説。
    様々な国で体系だてられた多くの魔術が出てくるが、どれも個性的で世界観を追い求めていくうちに読み終わっていた。
    主人公の設定が少し珍しくて先が気になる作品だった。

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    2024年11月21日
  • 夜の写本師

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    つまり、夜の写本師は技術さえあれば誰でもなれるのだろうか
    同じ世界観で何冊も出てるのだとして、他の話にも写本師出てくるのかな…
    この本は、まあ良かったけど、他の本を読みたいとは思えてこない
    語り口?文体?があっさりしていて、これでファンタジーが書き切れているのは感心した。

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    2024年08月03日
  • 青炎の剣士 紐結びの魔道師3

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    最後の最後まで、勢い衰えずこれは最高のファンタジー小説です。
    ラストがいい。幸せなハッピーエンドなので読後、爽やかな気持ちになれます。
    ユースの物語をいつか書いてほしいなぁと思いました。

    紐結びの魔道師はこれ以上ないくらいの終わり方をしてますので、とても満足なんですが、その後が知りたい。ぜひ続編をお願いします。

    「オウチ、カエルノヨ!」ダンダン最高です。

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    2024年07月11日
  • 白銀の巫女 紐結びの魔道師2

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    紐結びの魔道師Ⅱ
    それぞれの登場人物の闇が、描かれていく。
    村を守る主人公たちは「7人の侍」かと思わせる攻防戦を繰り広げ、闇に落ちていくところはガース・ニクスの「古王国記」を彷彿させる。
    これからというところで、次巻へ続くなので、Ⅲ青炎の剣士を手元に置いて一気読みがお薦めです。

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    2024年07月09日
  • 赤銅の魔女 紐結びの魔道師1

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    紐結びの魔道師は、乾石智子さんの作ったなかで一番好きなキャラクターです。明るくて、ちょっと自惚れで、抜けているところもあるけど優しくて大好きです。
    お話しは、ページ数がちょと少ないかなと感じた第一部にたくさんの方々が登場してきます。「あ、やばい、また登場人物のキャラかぶりで誰が誰だか分からなくなるパターンか」
    と思いましたが、まったく違いました。
    皆、魅力的でキャラが立っています。
    特に「ダンダン」の可愛らしさにやられます。

    次巻、最終巻とても楽しみな小説です。

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    2024年07月04日
  • 久遠の島

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    前半の悲劇が大きすぎる。
    それでも人生をあきらめず、進んでいく2人にエールを送りつつ読み進めました。

    途中、川の中でドラゴンに遭遇するシーンが好き。やはりドラゴン、ファンタジーに欠かせない。

    そして最後の一行に、わっ!となった。
    その最後の一行が、次のページをめくって、たった一行書かれてるってところが、くーっ!となった。

    完全なる乾石ワールドにおののく。

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    2024年01月07日
  • 久遠の島

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    ずっと読みたかった一冊。
    乾石智子さんのファンタジーの世界観は大好き。後半は一気に読み進められた。
    復讐に向かって進んでいく話ではあるが、主な登場人物3人はそれに囚われることなく前に進んでいく姿が頼もしい。それでいて自分たちのできる方法で復讐を果たすのだから清々しい。
    夜の写本師に連なる物語とあるが、夜の写本師より明るくて読後が爽やかでよかったなあと思った。

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    2023年09月01日
  • 夜の写本師

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    いつの間にやらこの世界観に没入してしまっていた。徐々に引き込まれていった。ずっと読んでいたいような感じがした。終わってしまったのが寂しかった。魔法の種類や仕組みなどもおもしろかった。

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    2023年07月10日