【感想・ネタバレ】月影の乙女のレビュー

あらすじ

〈月影ノ乙女〉は、〈月の獣〉を身の内に住まわせている。それはことあるごとに、人は独りで生まれて独りで生き、独りで死んでいくのだと囁くのだ……。精霊の恵み深き国ハスティア。ジルは幼い頃から卓越した魔法の力を発揮し、国に仕える魔法師(フォーリ)となった。だが、平和で豊かな国ハスティアを虎視眈々と狙う者がいた。竜に変じる王を戴くドリドラヴの侵略を受け、戦火に踏みにじられるハスティアの町々。掟によって魔法での攻撃を禁じられているフォーリたちは苦悩を深める。無辜の民の命を救うためにジルたちの選んだ道は……。『夜の写本師』でデビューした異世界ファンタジイの紡ぎ手が今放つ渾身の大作。/解説=小出和代

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

良かった。
主人公が魔法学校に入って、卒業生がそれぞれ配置されて、仕事してるうちに他国が攻めてきて戦争になる話。
戦記物っぽくもあり、政治物でもあり主人公の成長物でもある。
しかも主人公の国は、魔法を戦争に使っちゃダメ縛り。
小難しいテーマもあるけれど、大筋が割と善悪のはっきりした分かりやすい話。
魔導士たちの性格や特性も様々で良い。
10分の一くらいしかないが学校の部分が意外といい感じだったので、魔法学校もの書いてほしい。

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2025年07月22日

Posted by ブクログ

オーリエントの魔道師シリーズとは違う、魔法とドラゴンが登場するお話し。
一番長い長編とのこと。確かに読み応え十分。
いつもながら多くの人物を登場させながら、細かく人物の設定、背景をうまく書ききっている。

「ドラゴンが襲ってくる」と本の帯にも書いてあったが・・・なかなか襲ってこない。残りページを鑑みると大丈夫かなと心配になったが(ドラゴンに襲われエンディング?と思ったから)ぜんぜん、そんなことはなくジルの活躍に拍手でした。

ただ、ちょっと残念だったのが、もう少しカルと相棒トュッパの活躍を入れてほしかったです。

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2025年06月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

王道のファンタジー。
守るための力を攻撃に使うことの是非。
今語られることに意味があると思う。
ストレートに語られるメッセージが重い。

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2024年12月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

超長編
世界観に重きを置いた第一部からの第二部第三部では、場面展開が異なり、気持ちに距離があいてしまった
本の重たさも二段組みも気にならないで、ああ、読み終わった!とならなかった残念な気持ちは、やむを得ないってくらい、著者の描きたい世界が爆発してる

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2024年11月25日

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